事情通Zがプロレス業界のあらゆる情報を線に繋げて立体的に見せるコーナー「プロレス 点と線」。今回はのテーマはプロレス界を席巻中の内藤哲也です。






――最近のプロレス界に大きな事件がなかったせいか、久しぶりの登場となる事情通Zさんです。

 いいことじゃないですか(笑)。ここ1〜2年あった「プロレスブームが来る!」という熱気も一段落した感はあるけど、いい意味で落ち着いてるところはありますよ。

――一過性ではなく地力になっていると?

 そう。4月の新日本プロレスの両国国技館大会も「満員は厳しいかな……」って思ってたけど、キッチリと埋めた。やっぱり底力はありますよ。 

――その両国でロス・インゴベルナブレスの新メンバーとしてSANADA選手を引っ張ってきたのはビックリしましたね。詳しい理由は忘れたけど、SANADA選手が新日本プロレスに上がる可能性って超低かったんですよ、たしか。どうしてだっけかなあ……。

 なんだよ、そのボンヤリした説明は(笑)。SANADA選手の登場ってそこまでのビッグサプライズではないけど、見せ方がうまいから想像以上に効きますよね。中邑真輔の穴は埋め切れられないけど、少しでも塞いでいく姿勢への安心感もある。そういえば、1月のファンタスティカマニア2016のカマイタチの凱旋試合も急遽決めたって話だよね。

――チケットは完売してるのにあえてカマイタチを投入した、と。

 それは中邑ショックの対策でもあるし、何手先も読んでの投入だと思う。新日本は今年スーパーJカップを開催すると宣言してるから、ここで一発カマイタチが凄い試合をやれば、スーパーJカップの煽りにもなる。

――一粒で二度美味しいカマイタチ投入なわけですね。

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