Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回は「ギャンブラーも惑わせる?アップセットの時代」「サプリメントでドーピング違反」「米MMAルール改正案、サミングの反則化へ」「追悼 ロード・ブレアーズ氏」の4本立て!
今回のMMA Unleashedは、ブログ形式で沢山の情報をコンパクトにお届け!ではどうぞ!
【ギャンブラーも惑わせる?アップセットの時代】
MMAベッティング(賭け)の魔術師といわれているLuca Fury氏が、「USADAの薬物検査が始まって以来、UFCは以前とは別のゲームになってしまったようだ」と語っている。なんでも薬物検査以降、フェイバリットに賭けるよりアンダードッグに賭ける方が収益性が高くなっているのだそうだ。実はアメリカの競馬の世界でも、抜き打ち検査が導入されて以来、結果がどんどんランダムになっていったという現象が見られたとのこと。薬物検査導入によるこうした様相の変化は、ギャンブラーにとっては“あるある”の、悩みの種であるようだ。
Lucas氏の理論を裏付ける実例もある。逆張りで有名な”ベガス・デイブ”ことDave Oancea氏は、昨年11月のUFC193「ホーリー・ホルム vs. ミーシャ・テイト」でアンダードッグのホルムに2万ドルを賭けて24万ドルを稼いだことで大いに話題を呼んだ。Oancea氏はUFC194の「コナー・マクレガー vs. ジョセ・アルド」でも、マクレガー勝利を的中させたあと、さらに今年3月のUFC 198「ミーシャ・テイト vs. ホーリー・ホルム」でもミーシャに7万7千ドルを賭け、30万ドルを稼ぎ出し。MMAベッティング戦績を3勝0敗とした。
そのOancea氏、インタビューで「テイト vs. ホルム」の再戦が行われるのであれば、再びテイトに賭けると語っているが、「テイト vs. ラウジー」が行われることとなれば、これはとても難しい賭けになると語っている。
「ロンダにとって連敗はなんとしても避けたいだろうから、勝つためには何でもするだろう。しかし、ミーシャの側から見れば、同じ相手に3連敗するという目はあまり出るものではない。しかも今回はミーシャがチャンピオンだ。掛け率ではおそらくロンダがフェイバリットになると思うが、大変複雑な賭けになる」
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