日本格闘技界の礎を築いたレジェンド、中井祐樹先生@yuki_nakai1970 が日常を綴る連載! 今回は4月1日から14日まで!
4月1日 金曜日 曇り 一流柔道家との交流
昼柔術。一流柔道家にして茶帯柔術家でもある八巻祐選手が御来場。さすがに惚れ惚れする動き、本当に強い。みんないい勉強になったんじゃないかな。乱取りをして、少しお話できた。天然キャラかな?
他競技メインの格闘技者にとって柔術はそれらを補完する格闘技なんだと思う。ブラジリアン柔術の世界で勝ち進んでいくためにはある意味、バックグラウンドの競技を捨てて柔術に染まらなければいけない部分が大きい。それだけ独自性・専門性が高いのだ。
だから柔術を覚えても柔道やサンボやレスリングが強くなるとは必ずしも言い難い。しかし、それらの競技では身に付きにくい部分が柔術によって「補完」されるのだ。是非、柔術を大いに活用していただきたい。
4月2日 土曜日 曇り 新たな指針
桜が咲いていた。思わずパチリ。花見ってしたことないけどね。死ぬまでに一度くらいはチャンスあるかな?
今日から亀有のリリオセントラルフィットネスクラブでキッズレスリングスクールが始まった。元気な子供たちが集まってくれました。まずは身体を目一杯動かしてもらい、今どきの世の中で大手を振っては実現しにくい「組んずほぐれつ」を味わってもらおう、と思ってます。
なに、中井がレスリングだって?!って声もあるのかな。確かに俺は強いレスリング選手じゃあない。ってか、そもそも強い選手ではない。自分のやってることはレスリングとは違うように思われてるかもしれないけどレスリングにはいろんなやり方があるんです。オリンピックレスリングは世界に数多ある組技のいわば「ユニファイド(統一)ルール」。今の自分はプロスタイルのレスリングかもしれないけど、自分の持てるすべてを注ぐつもりだよ。乞う御期待。
続いてパラエストラ町田へ。今週の中井クラステーマ「パスガード」よりシングルフックガードパスを取りあげ、続いて初級技として膝抜きのパスをレクチャーした。
後半からはクローズドガードまたは猪木アリ状態を上が指定してからのEBI延長戦風ドリル。上下入れ替えて同じ結果なら最大3回まで表裏やる。時間制限はないため、これはなかなか他の場所ではやらせられない。これを可能ならしめるのは町田メンバーの出席率の高さなんだ。
4月3日 日曜日 雨のち曇り 取捨選択こそが人生
朝から浜町は中央区総合スポーツセンター、空道全日本体力別の関東予選へ。俺は教えてる人の試合は極力、行く。
総本部からは2名入賞、全日本に繋がった。ホッ。目黒雄太、魚津礼一、岩崎大河の三選手は予想通り、目を見張る動きだった。要注目。
Twitterで綱登りと懸垂について聞かれる。自分の拙い経験からしか答えられないがフィジカルトレーナーにじゃなく自分に聞いてくれてることの意味は心得てるつもり。時間はかかっても、必ずコメントはします。なんでも話しかけて下さいな。
最後にひとつだけ。どんな運動も格闘技に役立たないものはないのよ。ただ、すべてを行うことは到底できない。その取捨選択こそがその人間を形づくるんだと思うよ。
4月4日 月曜日 曇り 恐縮と強迫
書類をいろいろ高校に出しに行く。先生方の中にも格闘技ファンがおられたようで、声をかけていただく。僭越ながら手帳にサインもした。どうぞよろしくお願い致します。恐縮。
いつも言ってることだけれど、今日はナカイのスパーリング方針を書き出してみた。一部書き改めてるけどこんな感じ。
「稽古においての私、中井祐樹とのスパーリングは原則、スポーツとしての格闘技の範囲内での『組み技の何でもあり』のルールで時間無制限で行っています。何卒よろしくお願いします。ただし、試合出場を約2ヶ月以内に控えた方等、事情がある方とは出場される大会のルールでお供します」
こんな宣言、普通はしないよね(苦笑)。でも明確にしとくほうが良いかと思ってさ。
4月5日 火曜日 曇り 継承者宣言
昨日に引き続き、今日はナカイの略歴をわかりやすい形で書き出してみた。こげな感じですタイ!
「パラエストラ主宰の私、中井祐樹は戦前に栄えた高専柔道の流れを汲む七帝柔道(七大柔道)の出身。プロフェッショナル・レスラーとしても知られる格闘家・佐山聡師が創始した総合格闘技・修斗を学び、グレイシー柔術に代表されるブラジリアン柔術は黒帯4段に認定され、格闘技の普及に携わっています」
キャッチーなフレーズを盛り込むのがミソ(笑)。いかがでしょうか。わかりにくいかな?
午後からテアトル新宿で『百円の恋』を観る。日本アカデミー受賞につられてさ、つい。やっぱ泣いちゃったよ。
さらに町田へ。足関節技のリクエストにお応えしてグレイプヴァインからのコンボを詳しく。ツイスターとか膝固めとか股裂きとかね。
後半はパーテレからのEBI風ドリルを行い、その後6分刻みの自由稽古で〆。皆さんスパーお願いに来てくれた。昨日の文が効いたのかな?なんてね。
4月6日 水曜日 曇り グラバカ総帥と
週一の図書館。本はディラン関係、CDはビー・ジーズとかさ。エヘヘ。
グラバカジム赤羽へ。クラス参加10回以内の方が約半数だったのでフィニッシュ紹介を継続、今回は腹固めをイチから解説。
基本形二態、横崩しからの導入、絞め方と肘関節との関係、クルスフィックス等。一個こぼしたので希望あれば次回ね。4/29白帯カーニバルにむけ5分刻みの自由稽古で〆。
菊田早苗代表来てて、帰り練馬まで車で送ってもらった。相変わらず「ボヤキの菊ちゃん」でしたが(笑)、助かりました。あざっす! また飲みに行こう、と約束した。
この記事の続きと、ミスター高橋、ハッスル悪夢、モントリオール事件、ザ・ファンクス、中邑真輔NXTなどのインタビュー・コラムがまとめて読める「詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1019120
4月1日 金曜日 曇り 一流柔道家との交流
昼柔術。一流柔道家にして茶帯柔術家でもある八巻祐選手が御来場。さすがに惚れ惚れする動き、本当に強い。みんないい勉強になったんじゃないかな。乱取りをして、少しお話できた。天然キャラかな?
他競技メインの格闘技者にとって柔術はそれらを補完する格闘技なんだと思う。ブラジリアン柔術の世界で勝ち進んでいくためにはある意味、バックグラウンドの競技を捨てて柔術に染まらなければいけない部分が大きい。それだけ独自性・専門性が高いのだ。
だから柔術を覚えても柔道やサンボやレスリングが強くなるとは必ずしも言い難い。しかし、それらの競技では身に付きにくい部分が柔術によって「補完」されるのだ。是非、柔術を大いに活用していただきたい。
4月2日 土曜日 曇り 新たな指針
桜が咲いていた。思わずパチリ。花見ってしたことないけどね。死ぬまでに一度くらいはチャンスあるかな?
今日から亀有のリリオセントラルフィットネスクラブでキッズレスリングスクールが始まった。元気な子供たちが集まってくれました。まずは身体を目一杯動かしてもらい、今どきの世の中で大手を振っては実現しにくい「組んずほぐれつ」を味わってもらおう、と思ってます。
なに、中井がレスリングだって?!って声もあるのかな。確かに俺は強いレスリング選手じゃあない。ってか、そもそも強い選手ではない。自分のやってることはレスリングとは違うように思われてるかもしれないけどレスリングにはいろんなやり方があるんです。オリンピックレスリングは世界に数多ある組技のいわば「ユニファイド(統一)ルール」。今の自分はプロスタイルのレスリングかもしれないけど、自分の持てるすべてを注ぐつもりだよ。乞う御期待。
続いてパラエストラ町田へ。今週の中井クラステーマ「パスガード」よりシングルフックガードパスを取りあげ、続いて初級技として膝抜きのパスをレクチャーした。
後半からはクローズドガードまたは猪木アリ状態を上が指定してからのEBI延長戦風ドリル。上下入れ替えて同じ結果なら最大3回まで表裏やる。時間制限はないため、これはなかなか他の場所ではやらせられない。これを可能ならしめるのは町田メンバーの出席率の高さなんだ。
4月3日 日曜日 雨のち曇り 取捨選択こそが人生
朝から浜町は中央区総合スポーツセンター、空道全日本体力別の関東予選へ。俺は教えてる人の試合は極力、行く。
総本部からは2名入賞、全日本に繋がった。ホッ。目黒雄太、魚津礼一、岩崎大河の三選手は予想通り、目を見張る動きだった。要注目。
Twitterで綱登りと懸垂について聞かれる。自分の拙い経験からしか答えられないがフィジカルトレーナーにじゃなく自分に聞いてくれてることの意味は心得てるつもり。時間はかかっても、必ずコメントはします。なんでも話しかけて下さいな。
最後にひとつだけ。どんな運動も格闘技に役立たないものはないのよ。ただ、すべてを行うことは到底できない。その取捨選択こそがその人間を形づくるんだと思うよ。
4月4日 月曜日 曇り 恐縮と強迫
書類をいろいろ高校に出しに行く。先生方の中にも格闘技ファンがおられたようで、声をかけていただく。僭越ながら手帳にサインもした。どうぞよろしくお願い致します。恐縮。
いつも言ってることだけれど、今日はナカイのスパーリング方針を書き出してみた。一部書き改めてるけどこんな感じ。
「稽古においての私、中井祐樹とのスパーリングは原則、スポーツとしての格闘技の範囲内での『組み技の何でもあり』のルールで時間無制限で行っています。何卒よろしくお願いします。ただし、試合出場を約2ヶ月以内に控えた方等、事情がある方とは出場される大会のルールでお供します」
こんな宣言、普通はしないよね(苦笑)。でも明確にしとくほうが良いかと思ってさ。
4月5日 火曜日 曇り 継承者宣言
昨日に引き続き、今日はナカイの略歴をわかりやすい形で書き出してみた。こげな感じですタイ!
「パラエストラ主宰の私、中井祐樹は戦前に栄えた高専柔道の流れを汲む七帝柔道(七大柔道)の出身。プロフェッショナル・レスラーとしても知られる格闘家・佐山聡師が創始した総合格闘技・修斗を学び、グレイシー柔術に代表されるブラジリアン柔術は黒帯4段に認定され、格闘技の普及に携わっています」
キャッチーなフレーズを盛り込むのがミソ(笑)。いかがでしょうか。わかりにくいかな?
午後からテアトル新宿で『百円の恋』を観る。日本アカデミー受賞につられてさ、つい。やっぱ泣いちゃったよ。
さらに町田へ。足関節技のリクエストにお応えしてグレイプヴァインからのコンボを詳しく。ツイスターとか膝固めとか股裂きとかね。
後半はパーテレからのEBI風ドリルを行い、その後6分刻みの自由稽古で〆。皆さんスパーお願いに来てくれた。昨日の文が効いたのかな?なんてね。
4月6日 水曜日 曇り グラバカ総帥と
週一の図書館。本はディラン関係、CDはビー・ジーズとかさ。エヘヘ。
グラバカジム赤羽へ。クラス参加10回以内の方が約半数だったのでフィニッシュ紹介を継続、今回は腹固めをイチから解説。
基本形二態、横崩しからの導入、絞め方と肘関節との関係、クルスフィックス等。一個こぼしたので希望あれば次回ね。4/29白帯カーニバルにむけ5分刻みの自由稽古で〆。
菊田早苗代表来てて、帰り練馬まで車で送ってもらった。相変わらず「ボヤキの菊ちゃん」でしたが(笑)、助かりました。あざっす! また飲みに行こう、と約束した。
この記事の続きと、ミスター高橋、ハッスル悪夢、モントリオール事件、ザ・ファンクス、中邑真輔NXTなどのインタビュー・コラムがまとめて読める「詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1019120
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