今回から始まります「なんこつのこの一台」。
私なんこつが毎回「一台」について思い出を語っていこうというコーナーです。
今回は初回ですので、お試し版って感じで、次回からチャンネル会員様向けのコンテンツとして隔週の更新を目指して開始いたします。
さて、5号機も導入開始から10年以上たち、本当に様々な台が生み出されました。
その中で大好きな台はいくつもでき、気づけば家には44台の実機たち。
好きが高じてなんとやら・・・
でもでも、ここで語るのはそんな思い入れのある台に限らず、
「こいつは絶対に許さない!!」
「ここをもっとこうすれば面白く出来た!」
なんてことも、お叱り上等!?何にも配慮することなくありのままに語りたいと思っています。
だからこそ、お題にする台は自分で選ばずに皆様からのリクエストを優先に選択していった方が面白くなると思っていますので、リクエストはコメント欄にて随時応募しております!
第1回の今回はIGTジャパンの忘れ形見「夢幻の如く」です!
なぜそんなマイナーな台をって?
それは・・・
私が初めて購入した実機だからです!!
一番思い入れがある機種ですので、第1回に持ってきてしまおうとw
夢幻の如くはIGTジャパンから発売された、本宮ひろ志原作、2010年1月12日に導入開始のART機です。
原作は、信長が本能寺の変で不思議な光に包まれて実は生きていたというパラレルワールドで、信長が世界制圧を目指すというカオス・・・壮大なストーリー!
同日に導入された台には「マジカルハロウィン2」、「元祖!大江戸桜吹雪」「機動戦艦ナデシコ」。
どれもいい台だと思います。
そして・・・何を隠そう、そんな中で攻略誌での扱いが一番大きかったのが「夢幻の如く」です!
必勝本では人気ライターの嵐さんを担当に据え、2刊連続でトップでの扱いだったと記憶しています。
おそらくIGT最後の勝負を掛けた一大プロモーションだったのでしょうけどw
結果はというと・・・
結局いつものIGTジャパンの台と同じ程度の認識に・・・
同日に出た台の中では「マジカルハロウィン2」が大ヒット。
シリーズの地位を確立しました。
夢幻の如くはその影で人知れずメーカーとともに消えていく運命に。
しかし、中身の方は・・・これが面白いんだ!
常にハラハラ、それをクリアしたときの気持ちよさ、人がどういうときに気持ちいいと感じるかを計算されつくしたような仕様なのです。
まず、基本仕様を手短に紹介させていただきますと・・・
ボーナス1/90弱のART機。
と聞くと、キン肉マンタイプのイメージになってしまいますが、こちらは基本的に無限ではありません。
ボーナスには約1/6000~1/4500の覇王ボーナスと1/90前後の出航ボーナスがあり、基本的にこの出航ボーナスを引いてからの勝負になります。
通常時の出航ボーナス後は「合戦」に入ります。
この「合戦」が当機一番の力の入れどころ!!
ここに面白さが詰まっていると言っても過言ではありません。
「リプレイ」「SIN回避」でゲージを溜めて、攻撃役を引いたときにゲージの個数と攻撃の強さを参照してART抽選を行うシステム。
攻撃役は
「二択ベル」が弱攻撃
「チェリー」「大砲(スイカ)」「共通ベル」「ハズレ」が強攻撃
「出航ボーナス」は最強攻撃的な扱い
です。
ここで見事に攻撃をHITさせることができればART夢幻ラッシュ突入!
敗北契機は左右二択の転落リプレイ入賞です。
この合戦にはA~Eの5つのモードがあります。
出航ボーナスを引いた時の状態、設定によって開始時のモードが選択され、勝利するごとにモード移行抽選が行われます。
モードA
対応キャラ:ガンドロフ(原作名イワン雷帝)
まず勝てない。
ゲージ0個の弱攻撃はなんと0.4%。
強攻撃役を引いたところで厳しい。
たまに1%とかの薄いところを引いてケツが浮く。
モードB
対応キャラ:ヤンクック(原作名ヌルハチ)
モードAに比べるとかなりチャンスはある。
ゲージ0個の弱攻撃で6.3%。
ゲージ4つぐらいから現実的な数値になってくる。
強攻撃役を引ければかなりチャンス。
モードC
対応キャラ:ヴィクトル国王(原作名フェリペ2世)
どこからでもチャンスがある、一番ヒリヒリするモード。
とにかく攻撃を。
ゲージ0個の弱攻撃から18.8%ある。
強攻撃なら最低でも75%!
ここで勝てるかどうかが勝敗の分かれ目と言っても過言ではない。
モードD
対応キャラ:ガンドロフ・ヤンクック・ヴィクトル国王
基本的にここに上げてからがスタートライン。
開始3G間は転落リプレイの回避ナビが出る。
弱攻撃だろうが何だろうが攻撃さえすれば100%当たる。
いかに3G以内に攻撃役を引けるか。
3G超えたら本当にハラハラする。
モードE
対応キャラ:ローズ女王(原作名エリザベス1世)、ガンドロフ、ヤンクック、ヴィクトル国王
滅多に上がらないが、上がれば大きな一撃が期待できるモード。
攻撃するまで転落ナビ完全ナビ。
つまり突入時点で勝利確定。
モード移行も約90%ループ、ゲーム数振り分けも優遇という爆発契機。
キャラの名前が原作と異なっているのは、おそらく演出上大砲で撃ち倒したり、ローズ女王に関してはどう見てもノブちゃんの大砲を一発ぶち込んだりしているわけでw、そこら辺各国の王族に配慮したのだと思います。
通常時からは低確だと9割がたモードAから、高確だとほぼモードBかモードCからとなり、いかに高確で出航ボーナスを引けるかが重要になります。
高確移行は設定差が大きなところですので、自力台でありながら設定は非常に大事な台と言えます。
そして、合戦で勝利するごとにモードが移行するわけですが、法則としましては・・・
モードAからは必ずB以上に移行。
モードB、Cからは偶数は上に上がりやすく、奇数は移行しないことも多い。(ともに転落はなし)
モードDからはCに転落の可能性もあるが、偶数は上にも下にも移行しにくく、奇数はモードEに行きやすい代わりにCにも落ちやすい。
モードEからはループ率はあまり設定差はないが、転落したときに奇数の上ほどモードDに転落しやすく、偶数の下ほどモードCに転落しやすい。
つまり、偶数はモードDで安定した出玉を、奇数はモードEに上げて一撃をという出玉設計になっています。
と、かなり合戦の説明が長くなってしまいましたが、仕様上一度ARTに入ればモードCかDにいることが多く、「転落リプレイ来るなー!」と思いながらも「Cならもう少し溜めてから攻撃したいけど、でも早く攻撃してくれ!!」と切望しながら毎ゲームレバーオンすることになるのです!!
そしてC、およびDの4G目以降で転落リプレイを引いてしまったときに迫られる運命の二択!!
これを回避して勝利を掴んだときの達成感!!!
そしてあの音!!!!
そう、厳しい合戦を勝ち抜いた達成感に合わせてホールにけたたましく響き渡るあの音!!
「不安」が大きければ大きいほどそれを乗り越えたときの「快感」は大きくなる。
この瞬間に全てを凝縮させ、人の心理を計算しつくしたように「音」をリンクさせる。
教科書のように右に習えのシステムを作って、無難な演出をそれに合わせていったような台が多い中、演出面でこんな緻密に考えられた台もなかなかないと思います。
この台の面白さをもっともっと知ってもらいたい。
書いていたら止まらないですw
まだ合戦のシステムしか語れていません。
まだ通常時の状態示唆や中押し消化、ART中の示唆演出の豊富さ、ゲーム数上乗せについて、残りゲーム数示唆についてなんか書けてません。
ていうか覇王ボーナスについて全く触れてないw
このままだとこの10倍ぐらいは書いてしまいます。
さすがにこれ以上長くなるのはまずいので、自分の動画の宣伝になりますが、私のパチスロ実機配信処女作を御覧ください。
初めての実機配信動画なので画質も音質もお恥ずかしいものですが。
思い出を語るはずが、振り返ると台の説明になってしまいましたw
次回は今回の続きとして、私と夢幻の如くの出会い、家に来るまでのいきさつ、動画を作り始めたきっかけなんかを書いていくとします。
それではご静視?ありがとうございました。
コメント
コメントを書く