宮城県仙台市の 静かな住宅街、

勤務中の警察官が 刺され 死亡する

事件がありました。

「現金を拾ったので 届けに来た」

そう言って 男は交番を訪れ、 勤務して

いた 巡査長および巡査部長と 接触。

“拾いもの届け”と思い、 巡査部長は

奥へ移動。 巡査長と ふたりになった

時に、 事件は起きました。 怒号が

聞こえ 巡査部長が 駆け付けると、

血まみれで 倒れている 巡査長と

その横で 倒れている 容疑者。

直後、 容疑者が起き上がり、 包丁と

モデルガンのようなものを 手にし

向かってきたため 巡査部長は 発砲し、

容疑者も死亡しました。 容疑者は

当初から 交番襲撃が 目的だったのか、

拳銃奪取が 目的だったのか、、、

動機は不明。 傷は 包丁の刃渡りと ほぼ

同じ深さ 20センチほどに 及んでいて、

強い殺意があったと 思われます。

刺されて殉職した巡査長は、 住民らの

信頼は厚く、 とても丁寧な対応で

交番を 訪れる人は みんな感謝して

いました。 惜しい人を なくしてしまい

ご家族の方々、 地域の方々は どんなに

悲しく、 不安なことでしょう。

ご冥福を お祈りいたします。

繰り返される 交番襲撃、 これまでも

警察官が 襲われた事件は 多数あります。

・平成元年５月　東京都練馬区　

　元自衛官の男が、 拳銃強奪目的で

　派出所に勤務中の 警察官２人を刺殺

・平成４年２月　東京都清瀬市　

　派出所で 警察官が刺殺され、

  実弾５発入りの拳銃が 奪われた

・平成９年８月　福岡県柳川市　

　無職の男が 包丁を持って 駐在所に

　押し入り、 警察官を刺殺

・平成３０年４月　滋賀県彦根市　

　交番で 警察官が 部下に拳銃で

　撃たれ死亡

・平成３０年６月　富山県富山市　

　交番で 警察官が 元自衛官の男に

　刺殺されて 拳銃を奪われた後、 近くの

　小学校付近で 警備員が 男に撃たれ死亡

今年に入ってからも、 複数の事件が

起きています。 地域の安全と安心を

守る交番で、 信じられない事件ばかり。

いつから 日本は こんな状態になって

しまったのでしょう。 交番は 地域に

開かれた存在であり、 みんなが

安全安心のために 頼る場所。 基本的に

誰の訪問も 拒むことはありませんので

今回の容疑者は それを狙っての犯行

でしょう。 また 罪もない 善人が、

ひとり 犠牲になりました。

今回の事件を受け、 警察は対策や

改善に向けた 訓練をはじめている

そうですが、 一日も早く、 人々の

安全・安心を 守ってくれる 交番が

襲われることのないような 世の中に

なることを 願うばかりです。

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では 皆さま 次号をお楽しみに。