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毎日 どこかで 小さな命の灯が
静かに消えています。
声なき声に 耳を傾け、救える命を
救う兆しが 僅かながらも見えてきました。
今年3月に起きた目黒女児虐待死事件に
端を発し、相次ぐ児童虐待を巡る事件を
受け、児童相談所と警察の間で情報の
「全権」共有する動きが全国の自治体で
加速しています。
全国 210カ所の児童相談所(児相)が
平成29年度に対応した児童虐待件数は
13万3778件で、前年度より 1万1203件
(9.1%)増えて過去最高の虐待相談件数と
厚労省が 8月30日に公表しています。
内容別では「面前DV」や他のきょうだいと
差別的扱いをするなど心理的虐待が
7万2197件と最多、全体の 54%を占めています。
次いで 身体的虐待が 3万3223件、ネグレクト
(育児放棄)が 2万6818件、性的虐待も 1540件
ありました。 また、28年度に全国で 77人の
子供が虐待で死亡しています。
(無理心中 28人含む)
※『児童相談所と警察の情報共有』とは、
警察が 先に把握した虐待の疑いがある事案は
児童虐待防止法に基づき 児相に通告されます。
警察庁によると 平成29年に通告した18歳未満の
子供は全国で 6万5431人もいます。
●今年起きた 虐待死事件例
・1月12日 6ヵ月長女 放置死(神奈川県)
・2月下旬 生後2か月心愛ちゃん暴行死(東京)
・3月 2日 5歳船戸結愛ちゃん虐待死(東京)
・5月17日 1歳児晴ちゃん衰弱死(埼玉県)
・6月 5日 1歳児優人ちゃん衰弱死(岩手県)
・6月 9日 生後2か月東柚希ちゃん
ゆさぶり死(福岡)
・8月 3日 9歳福本陽生君暴行死(大阪)
ここに 列記した以外にも 日常的に我が子や
継子を虐待、食事を与えないなど多くの事例が
あります。 特に目黒の5歳の結愛ちゃん事件は
「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」と
繰り返し 鉛筆で書き連ねられたノートに、
見つけた捜査員も 涙したといいます。
虐待を受けながらも 親に許しを請ういたいけな
子どもに対してさえ、虐待の手を緩めない継父。
虐待を放置していた実母。 栄養のある食事を
与える時期の 乳幼児に満足な食事も与えず、
激しい暴行を与え、死に 至らしめる親たち。
殺してしまうほど 子供を執拗に虐待するのに
彼らは どうして親になったのでしょう。
子供が欲しくても 恵まれなかった親たちに
してみれば、 子供は 本当に「宝」に見える
という人もいます。 「子に過ぎたる宝なし」という
諺の意味を知る時、 我が子がいない悲しみを
この親たちは知るのでしょうか。。
現在 8府県(高知、愛知、茨城、埼玉、岐阜、
大分、群馬、大阪)、他に11道県が 情報の
「共有化」に 前向きか検討中となっています。
対応が 迅速に行われるよう、事件が起きてから
虐待の事実を知っても遅い、事前の情報により
救える命もあるのだ という事を 声を大にして
言いたい。 未来の 日本を担う子供たちが、
幸せに育ってほしいと願うばかりです。
◆お知らせ◆
明日、 9月13日 (木曜日)
TBSテレビ 8:00~9:54
「ビビット」に 出演いたします。
皆さま 是非 ご覧くださいませ♪
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では 皆さま 次号をお楽しみに。
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