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ファッション デザイナーとして 有名な

コシノ ヒロコさんは ファッションのみに とどまらず、

 アーティストとしても 多彩な才能を 発揮されています。

ヒロコさんが主催する「KHギャラリー銀座」で

『金子國義×コシノ ヒロコ　EROS ２０１７』がありました。

２０１５年に ７８歳で亡くなった 金子國義さんは

澁澤龍彦さんの 小説の挿絵でも知られる

美意識の高い、魅力的な 作品が人気の画家でした。

ヒロコさんとも 長年にわたって 親交が深かったお二人、

昨年の回顧展から一年、〝EROS〟をテーマに

再び競演です。

　

金子さんの愛した品々のある部屋をギャラリーの隅に

再現し、 重厚で 官能的な 独自の世界感を描く

男女をモチーフにした油彩人物画は、 濃密で ちょっと

刺激的なくらい エロティックな絵ですが、 見ていくうちに

金子さんの近寄りがたい「聖なる世界」に

吸い込まれていくような 不思議な錯覚を覚えました。

　　　
　
　

ヒロコさんの作品も 江戸時代の 春画との出会いに

インスパイアされた 男女をモチーフにした油彩画は

ヒロコさんが目指す 和洋の美の融合とも繋がっている

いるのです。

単色で、ともすれば単純とも見える 線の中にも

美しくも 深遠な 男女の喜びと欲望が

崇高な ドラマのように 表現されているようでした。

　　

金子國義さん、コシノ ヒロコさんが描く 美しい

男女の世界、皆さま 是非 ご覧くださいませ

KHギャラリー銀座

『金子國義×コシノヒロコ EROS ２０１７』

２０１７年３月１６日（木）～５月７日（日）

東京都中央区銀座４丁目３　和光並木通ビル

TEL：　０３-５１５９－６８７７

営業時間：　１０：３０～１９：００

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では 皆さま 次号をお楽しみに。