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私は、 我が家にいる時は、 一日中 テレビをつけています。
最近は 耳を覆いたくなるような 残虐で 恐ろしい殺人事件や
親や子供、 学友の殺人や 見ず知らずの人への
通り魔殺人など。。。 思いもよらない事件が、 日常を
非日常の生活へと 変えてしまうのが 本当に恐ろしいですね。
私が子供のころは もっと 子供が親を敬い、 近所の方も 優しく
ご近所付き合いをもっと 密にしたものだ、 と しばし 昔に思いを
巡らしていたところ、 意外なニュースが目に飛び込んできました。
東京・江戸川区にある 税理士法人 古田土会計には
「親孝行制度」 というものがあり、なんと これを〝業務命令〟
としているのだとか!
古田土会計をはじめとする エムケー・コンサルティング・グループが
12年ほど前から 導入した制度なのだそうです。 その内容は、
1. 毎年 4月21日~5月20日を 「親孝行月間」として、
実家の両親に会いに行く (新入社員は 交通費支給)
2. 初めての給料で 買ったプレゼントを 両親に贈る
3. 会社で 教えられた手順で 両親に挨拶する
4. 親孝行をしているシーンを撮影。
証拠写真として会社に提出。
するのだそうです。 そして、 後日 レポートにして
チームリーダーに提出。 さらに それを 総務課も
チェックした上で 〝業務完了〟となる という徹底ぶりです。
まさに 〝親孝行 業務報告書〟ですね。
この会社が この親孝行制度を始めたきっかけは、
12年ほど前に 会社の勉強会で 東日本ハウス創始者の
中村功先生が 提唱されていた 「ビジネスの神髄は 親孝行にあり」
という考えに 出会ったのがきっかけだったそうです。
「親孝行もできない人間は、 お客様に 尽くすこともできない。
親孝行を通じて 人に感謝されることは 自分の喜びでもあり、
人に尽くすことは 実は 己の喜びを知ること」 だというのです。
確かに、 〝親孝行 したい時に 親はなし〟という 諺がありますが
これは 本当に 痛恨の、 後悔の念を表した言葉ですね。
社会人に なったばかりの人が 「これからは 人様にお返ししていく」
という 心構えを確認し、 「お客様に 尽くすこと=感謝の第一歩」
として、 まずは 親への感謝を伝える機会を持って 社会に還元する
気持ちを培うということなのでしょう。
一見すると、 親孝行を強制するなんて、という誤解を
招くかもしれませんが、 人に思いを伝える という行為は
難しいものです。 どれだけ感謝の思いがあっても 相手に十分に
伝わらなければ意味がない。 そのためには 「型」を決めることが
重要なんだそうです。 どのように、どうしたら、と様々に思いを
巡らし 入念に考えられた 演出と表現力を 欠かせないそうです。
自己満足ではなく、 相手に 確実に 感謝を伝えるための
〝型〟として 最低限のフォーマットを決めると、 それが
どんどん ブラッシュアップされていくのだそうです。
この社員は はじめは強制ということで 抵抗があった
ようですが、全員が この制度に 今は心から
感謝しているようです。 両親に喜ばれること自体、
本人の大変な喜びとなり 活力となるようです。
街の人々の中にも コメンテーターの中にも 親孝行は
自分の気持ちを表すことであり、 強制されるものではない
などと いう人もいましたが、 自分からは なかなか
言いづらい一言も、 いつの間にか自然に言えたり、
行動できたりするのでしょう。
街頭のお母さま方の望みは、 形あるプレゼントも
もちろん嬉しいのですが、 顔を見せてくれたり、
優しい 心が安らぐような言葉をかけてくれたりする
〝心のプレゼント〟が 本当の親孝行と言います。
そして 一番大事なことは ............
〝親に心配かけずに健康でいること〟これが 何よりです。
〝業務命令〟が 背中を押して くれる場合もあるのですね。
親だけでなく、 どなたに対しても、 生あるものに対して 全てに
感謝の気持ちを持つことは 人として とても大切なことです。
ちなみに こうした取り組みの結果、 この会社の業績は 赤字なし、
33年連続増収 という凄い成果を 出しているのだそうです。
経営理念は 「社員の幸せを追求し、人間性を高める」
こうした取り組みが 日本中に広がって、 日本の人々の
人間性も 輝き、皆が幸せになると 素晴らしいですね
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では 皆さま 次号をお楽しみに。
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