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ありがとうございます。
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私は 日本に戻ってきてから 新聞は 「 サンケイ 」 と 決め
ずっと取ってきていました。 保守派の新聞として 好きです。
毎朝 新聞を広げるのが 楽しみのひとつです。
但し 時々、 決して公平とは思えない 一方的な 北朝鮮に対する
記事や 拉致問題となると 最大級にスペースを空けたりする
サンケイに 疑問を 感じることも あります。
在日の人々に関する記事に 怒りを感じることも あります。
しかし 今日は、笑ってしまえない サンケイの 雑極まる
無責任な広告の頁に 唖然としました。
7月1日付 15頁の 「 お茶の間 名画座コレクション 」と 称し
〝長く 愛され続ける 名作や 傑作の数々を 一挙ご紹介〟
1950年代の映画が 一面に 42Film が 紹介されていました。
そこで 私が 驚いたのは
●〝王様と私〟
出演 マリリン・モンロー、 トニー・カーティス
モノクロ 1959年作 122分 1,419円
えっ!!これって 出演は デボラ・カー、 ユル・ブリンナー
しかも カラーでしょう!!
マリリン・モンローと トニー・カーティスは
〝Some Like It Hot〟(お熱いのがお好き)
トニー・カーティスと ジャック・レモンが 女性に扮する
コメディ映画。
大富豪のおじいちゃんが、ジャック・レモン扮する女性に
プロポーズをします。 その時 ジャック・レモンが 「俺は 男だよ」と
言うと、 大富豪は 「Nobady’s Perfect (完璧な人間なんていない)」と。
このセリフは ハリウッド映画屈指の 名言としても 有名で
長い間 流行語になりました。
●〝愛情物語〟
出演 タイロン・パワー、 キム・ノヴァク
カラー 1956年作 124分 1,410円
これは 日本が勝手に タイトルを 〝愛情物語〟としていますが
本当は 「エディ・デューチン物語」 です。
そして 本当の英題 〝Love Story〟が、 日本に上陸した時は
すでに 日本において 「愛情物語」 が 使われてしまったため、
「 ある愛の詩 」 と いうタイトルに なってしまいました。
主演は ライアン・オニール、 アリ・マッグローでした。
●〝情婦〟
出演 キアヌ・リーブス、 サンドラ・ブロック
カラー 1994年作 116分 1,419円
もう びっくりです。 この映画は 若い頃 見て、 強く印象に
残っている作品で、 マレーネ・ディーリッヒ、 タイロン・パワー、
チャールズ・ロートンで、 モノクロです。
写真を よく見ると そうなっています。
英題は 「検察側の証人」なのに、 日本は勝手に 「情婦」 と変えたため
それを知らなかった 私は、 外国で 「Mistress」見た?と 訊いて
笑われたことが あるので 記憶しています。
これは日本の 悪い癖です。 勝手に 〝タイトル〟を 変えるのは
原作者に 失礼では ないでしょうか。
●〝ティファニーで朝食を〟
これも、オードリー・ヘプバーンの 代表的作品にも 関わらず、
出演 ジェームス・スチュワート、 ドリス・デイ
カラー 1956年作 120分 1,429円
とあり、 もう開いた口が 塞がらないとは このことです。
こんな滅茶苦茶なことをしても よいのでしょうか。
『 下の方に ご注文は 0120-888-475 と あります。 』
これらの間違いは、 これら作品を 売っている
「映像と 音の友社」 の人たちが、無力・ 怠慢なのか
間違った原稿を 鵜呑みにした サンケイの広告欄の
人達の責任なのか、 わかりませんが
いずれにせよ、映画のことを 全く把握してない人、
ないしは 英語が全く判らない人、 ないしは
チェックポイントの 全くない広告欄か。
いずれにしても 恥ずかしい限りです。
皆さま どう思いますか?
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では 皆さま 次号をお楽しみに。
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