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退庁する 舛添前都知事に対してマスコミは
更に 息の根を止めんばかりの非難、
あまりにもお粗末、酷すぎると 思いました。
歴代の都知事の去り際を 比較して さらに攻撃する、マスコミ。
リンチのような 執拗な責めを 連日連夜 繰り返したあげく
最後の最後まで バッシングで 冷たく見送るなんて
日本人の心は 何て貧しいのでしょう。
せめて、 最後くらい 職員が お別れセレモニーを提案し、
花束位用意して 送り出すくらいの 広い心を持っても
よかったのでは ないでしょうか。
それが 日本人では ないでしょうか?
舛添都知事のした事は そんな大罪でしょうか?
事務所費の件、公用車使用の件、家族旅行宿泊費の件、
飲食費の件、美術品の購入と、正直なところ
それら全て驚くような大した金額ではありません。
東京都の年間予算は 約13兆円。
これは インドネシアの国家予算並みの 金額です。
日本の首都の長である 都知事が、ファーストクラスや
スイートルームを使うことは 当然のプレステージでしょう 。
特に外国視察旅行の場合、人数は別として 日本の東京を代表する方の
宿泊場所は、 それ相当であるべきですし、円安に加え(当時)
外国のホテルは高いのですから 当たり前です。 いずれにせよ全て、
不適切な支出ということですが 違法性はないとのこと。
こんなにも 日本中が騒ぎ立てるほどの 問題でしょうか。
みっともない、 おまけに これから50億円かけて 都知事選挙を
するのですか?
さながら 馬鹿々々しい田舎っぺの 悪趣味の お祭りのようですね。
他の多くの議員の方々も 少なからず、やっている役得の 範囲内
ではないでしょうか。
おまけに 日本が 舛添氏を攻撃し続けている間に
中国の海軍情報収集艦が 何回も 日本の領海を
侵犯しつづける という 恐ろしいことがありました。
日本の海自が 発砲したら まさかの戦争状態に なりかねないのです。
過去、 石原都知事時代に、 豪遊・贅沢三昧の 公私混同問題が
あったとされる騒ぎを覚えていますか?
飛行機はファーストクラス、ホテルはスイート、多額の海外出張費、
湯水のように使ったとされた交際費については、
裁判で一部が「違法」と認定されています。
その時に、 マスコミ は 今の舛添都知事のように
執拗なリンチを しましたか?
毎日毎日ワイドショーで 追いかけましたか?
マスコミのやり方が 今の日本を象徴しています。
公平をもって報道するのが マスコミの役目ではないでしょうか。
あの人は追及しない、この人は追及する、これでは弱い者いじめで
しかありません。 大人がこのようだから〝いじめ事件〟が
後を絶たないのです。
追求するなら お金のことではなく、 舛添氏が 公約したうちの ひとつ
〝安心、希望、安定の社会保障〟についてです。
待機児童が多くあり、 しかも 「保育園落ちた、日本死ね!」 という
ネットでの書き込み、 在任中 美術の展示会には 数多く行ったのに、
保育園などには 一度も 行ってないとのことです。
責めるべきはこちらです。
舛添さんがしたことは 多くの政治家や 議員の人達がやっていることでしょう。
しかし、 優秀ではあっても 舛添さんには 人望がなかったのでしょうね。
せめて、 公約を守り、 仕事を全うしていれば まだ救いようが
あったのかもしれません。
美濃部氏が 退庁するときには、 皆さまも 記憶にあると 思いますが、
たくさんの 紙吹雪が 舞いました。 華やかなセレモニーでしたが、
私は 美濃部氏に怒りを 覚えています。
私は、 港区麻布霞町に生まれました。 六本木と 高樹町の谷間にあり、
いつも霞が かかっていた谷間だったのでしょう。
となりの笄町は 江戸時代に笄をつくっていた ということです。
慣れ親しんだ地でしたが、 今 その地名は 変わってしまいました。
この辺 全て麻布に 統一、 今でいう 西麻布になります。
美濃部氏は 港区内の地名の 多くを変えました。
その目的は 一体 何だったのでしょう!?
地名は 歴史や由来、 文化をほどき知るのに とても重要なのです。
旧東海道五十三次に、 品川の港から登ったところに 「二本榎」 という
地名がありました。 〝二本の榎〟が 道の両側にあり 浮世絵に
なっているそうです。
ここまで来ると 後一日で 「日本橋」 に着く ということで 旅人が
ホッとした 名所だそうです。
歴史的に 素晴らしい地名でしたが、今では 高輪二丁目。
この辺一帯 全て 高輪。
美濃部氏が、 なぜこんなに 素晴らしい港区の地区名・町名を
次から次へと 変えてしまったのでしょう。
私の質問に 答えられる人がいません。
これでは 港区の 歴史を ひも解くことはできません。
それにしても何故、 広い東京の〝港区〟だけ 変えたのでしょうか。
他の〝区〟は 今でも手付かずでいて その名前から 由来と 歴史が
全て判ります。 例えば、 蔵前、 馬喰町、 溜池、 汐留、 水道橋、
紀尾井町、 高田馬場と いうような 江戸時代の歴史を そのまま残しています。
近年のオリンピックのスタイルとして、今までにない 演出が求められています。
ロサンゼルス、 ソウル、 バルセロナ、 アトランタ、 シドニー、 アテネ、 北京、
ロ ンドンと全世界の観客を魅了するために、大変 革命的なアトラクションが
求められています。 日本は、 一体どんなことをして 地球上の皆さんを
驚かせようとしているのでしょう。
とても心配です。 日本は、〝渋さとか質素〟を尊びます。
しかし、 これまで世界のオリンピックは それは華々しく 度肝を抜くような
アトラクションと 素晴らしい演出の エンターテイメントがあり、
そして美しく、 圧倒する国家のパワーを見せつける
地球上の最大、 最高の祭典でした。
日本は、一体 誰が どんな案で 世界中の人々を アッと 言わせることが
出来るのでしょうか?
あと たった 4年しかないのです。 多少お金がかかっても、
外国人の 大イベント アート・ディレクターを 招いて やった方がよいのでは。
私は 心配でたまりません。
森さんでは 無理です。
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では 皆さま 次号をお楽しみに。
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