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長年の友人である 桂由美先生の “創作活動50周年” を
記念しての舞台、 『桂由美物語』 が 日本橋三井ホールであり、
観劇してまいりました。
今では、 結婚式のウェディングドレスと言えば 桂由美先生の
お名前が出てくるほど、日本に ウェディングドレスが
定着していますが、 先生が日本初のブライダル専門店
「桂由美ブライダルサロン」を 赤坂にオープンしたての
1964年頃は、 日本の結婚式の主流は 神前式の和装。
日本中のどこを探しても、 ドレスの専門店はもとより、
素材となる美しい生地も 満足にない時代でした。
お母様経営の洋裁学校の教師をしていた 由美先生が
本物のエレガンスを学ぶために 1961年にパリへ留学、
本場のオートクチュール技術を学び、帰国後は 世界中の
ブライダル事情視察のために 約20か国を廻ったそうです。
それから 着実に 先生のブライダル活動は 軌道に乗り、
発展を遂げて行きますが、 日本のブライダル業界は
桂由美先生が 牽引して 創り上げて行ったと言っても
過言ではないでしょうか。
そんな由美先生の創作活動の軌跡を 森口博子さんが演じ、
お母様のみつ子さんを 汀夏子さん、
生涯のパートナーを 高樹澪さんが演じました。
著名な 高平哲郎氏が手掛けた 脚本・演出のもと、
本当に 素晴らしい 感動的な舞台で、 気が付けば
3時間、 あっという間の 夢のような時間でした。
先生のことは 長い年月を通じて よくわかっているつもりの私が、
知らなかったことがたくさんあり、 感動を受けました。
高平氏は、 「先生の ブライダル産業への多大な貢献と、
稀有な才能と 人間性の豊かさ、 大きさを認識した」と
書かれていましたが、 私も 先生にお会いするたびに
今なお 前向きな 行動力と お仕事に対しての厳しさと
情熱に 感服しています。
そしてこの日、 「シビル ウェディング」という セレモニーが
ありました。 劇中で お式の様子が とてもリアルに
ステキに演出されているわ と思って 観ていました。
と、 森口博子さんが現れて これは 劇ではないのです。。。と。
これは 壇上での 本当の 「シビル ウェディング」 でした
お式に臨んだお二人は 東日本大震災で被災、 避難先を
転々とされて その間に入籍して 二人の可愛いお子様がいます。
ご家族四人 ご一緒の結婚式の写真だけでも残したい
との事でしたが、 とても 素晴らしい 記念のセレモニーに
なったのではないでしょうか。 私も 思わず もらい泣き
心温かい演出に 場内 割れんばかりの祝福の 拍手が
鳴りやみませんでした
由美先生の美しい ウェディングドレスに包まれた新郎新婦様、
お二人の記憶に残る 素晴らしいメモリーになるといいですね
「シビル ウェディング」 とは あまり聞きなれない言葉ですが、
日本では 婚姻届は 役所に提出するだけですが、
欧米では 婚姻届は セレモニーになっているのです。
市町村の セレモニー・ルームなどで 係官や 市町村長
または 国が資格を与えた司式者によって執り行われます。
このお式は 婚姻の法律上の手続きを 完了させるのが
目的なので 「シビルウェディング・市民結婚式」と
呼ばれているのです。
挙式スタイルも 神前式、 キリスト教式、 人前式、
市民結婚式と 日本は 選択肢が多様化されて、
神様も 皆さまも 大忙しですね(笑)
人生の晴れ舞台を 美しいウェディングドレスに身を包み、
新しい門出を祝う喜びを 感じることが出来る私たちですが、
その影に 50年に渡る 桂由美先生の長いブライダルに寄せる
熱い思いがあることを 皆さまに感じ取って頂ければと思います。
桂由美先生、 益々のご活をお祈りしています
アパホテル社長 元谷芙美子さん、 白鴎関とともに
私も ご挨拶をいたしました
由美先生のご挨拶 右は演出家の 高平哲郎氏
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では 皆さま 次号をお楽しみに。
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