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昔は 一年に1週間ほど 開演されていた
「赤坂をどり」、 昨今では、 年に1日か2日しか
観ることができなくなった 希少なものとなりました。
ここ数年は 仕事が忙がしく チャンスがなかった
のですが、 今年は 是非観たいと思っていました。
願えば通じるのでしょうか なんと、 希少なチケットを
手に入れることが できましたので、 春分の日に
観にでかけてまいりました。
なんといっても 赤坂には “ 日本一 ” と言われる
育子姐さんがいます。 私と 育子姐さんは
何十年もの お付き合い。 お若い頃の 育子姐さんは
ガラスケースに入れて 飾っておきたい程
お人形のように 美しく その踊りは 天下一品。
赤坂の街 氷川神社祭礼 手古舞姿
右から二人目、 育子姐さん 中央 育子姐さん
赤坂大歌舞伎 総見
お座敷にて 右から 4人目 育子姐さん
お久しぶりの 再会とともに 舞を観れることを
とても楽しみに していました。
さかのぼれば 第1回の「赤坂をどり」は
昭和24年に 「みのる会」 として 三越劇場に於いて
開催され、 その後 赤坂芸者衆の
芸の発表の場として、 歌舞伎座の舞台を
中心に 公演を 重ねてこられました。
平成20年より 地元である 赤坂の
ACTシアターにて 公演されることになり、
今年で、 第54回めの 公演でした。
劇場内では写真を撮るのは NGですので、
パンフレットから抜粋して載せました。
この素晴らしさを 想像して ご覧ください。
育子姐さん (写真は昨年の「赤坂をどり」です)
育子姐さん
今年の演目は 桜の季節ならでは
一、「花舞盛絵姿 はなにまふ さかりのえすがた」
長唄 「寿二人猩々」
新邦楽 「恋の飛脚」
二、 奏風楽義太夫
「紅蓮の恋」 お七の正夢
三、 「芸妓乃色彩」
奏風楽 小唄 端唄 「総をどり」
一、 「あかさか」
二、 「赤坂の四季」
浅草の芸妓さんがたも 応援、 大拍手が沸きました。
「赤坂をどり」に 華を添えます
一、 浅草まいり
二、 浅草ごよみ
三、 浅草名物
皆様おなじみの「総をどり」は、 小唄・端唄を 芸妓さんがた
ひとりひとりが個性引き立つ 舞振りで、
お座敷の雰囲気たっぷりに 楽しみました。
フィナーレは、 桜吹雪が舞散る 艶やかなうち 幕が下りました。
1950年代には 80軒もあった お茶屋さんも
今は5軒のみ。 新橋にも たった8軒しかないとのこと。
赤坂には、 二百人以上いた 芸者さんも
今は 22名ほどという 少し寂しさを 感じます。
粋で素晴らしい 日本の芸の世界、
なんとしても 細くても 長く長く継承し続けて
いただきたいと、 育子姐さんに お願いしました。
友人の 石川さん、 育子姐さん、 真希さんと
友人の 菊池美佐子さんと
「赤坂をどり」の鑑賞後は、 足をのばして
川崎 「若尾」 のママ 菊池 美佐子さんが
最近オープンした 小さな割烹料理店 「枯淡」へ。
ゆっくり落ち着ける それでいて 気の置けない
いい雰囲気で リラックスして 美味しいお料理と
お酒をいただきました。
板前の 千葉 淳之介さん、 友人の 菊池オーナー
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では 皆さま 次号をお楽しみに。
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