もくじ
1.HOTトピックス:注目記事のOverview- 来年の中間選挙を占う11月の選挙 ティーパーティー派伸びず
- ワルシャワで開催中の国連気候会議でフィリピン代表がハンガーストライキ
- デトロイトで19歳の黒人女性 交通事故で助けを求め周辺住民の手で射殺
- 159ドルのジャケットを盗んで一生刑務所に?
- ウィキリークスがTPPの知的財産権に関わる文案を公開
- Calle 13の新曲 ジュリアン・アサンジをフィーチャー
- なにが秘密かは、政府よりWikiLeaksに決めてもらったら?
3.コラム:小椋優子
- あきらめない放射能対策
HOTトピックス
Democracy Nowから最新のトレンドを抽出してざっくり紹介。ニューヨークを中心に、米国の良識派や進歩的文化人やアクティビストが、いま注目している話題をお届けします。
Overview: いま、これが話題:2013/11/4~11/15の注目記事
来年の中間選挙を占う11月の選挙 ティーパーティー派伸びず
11月はじめの火曜日は、米国では毎年、選挙の日。4年に一度の大統領選挙がもちろん一番の大イベント、その間にあたる中間選挙では、連邦下院議員の全員、上院の3分の1の選挙が行われます。今年はそのいずれにもあたらない年で地味ではありましたが、いくつかの州や市の選挙が、国民の現在の立ち位置をはかる機会として注目を集めました。支持がゆらいでいるオバマ政権と民主党がどんな審判を受けるか、デフォルト寸前まで国を追い込んだ共和党のティーパーティー派が、躍進を続けるか、総スカンを食うのかが、一番の見所でした。そんな意味で重要とされたのが、バージニア州知事選で、ここでは、民主党主流派が押す候補と筋金入りのティーパーティー候補との一騎打ちになりました。結果は、民主党候補の勝利。バージニアは、元々、保守的な州とされてきましたが、その州で銃規制や中絶の権利、同性婚への支持をはっきりうたった民主党候補が、オバマに露骨な対決姿勢を取ったティーパーティー候補に僅差とは言え勝利をおさめたことは、共和党支持者の一部がティーパーティーを見限って民主的に流れたことを意味し、共和党内でのティーパーティー派とせめぎあう共和党本道派を力づけることになりそうです。
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