未完成な「僕」の進化の過程

【第7回ニコ生杯生主杯】ザングース軸トンボルチェン †ラティハムザング †【優勝構築】

2016/11/16 22:48 投稿

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普段はザングース軸の動画を投稿している、しっけんと申します。

11月13日に行われた第7回ニコ生杯の生主杯で優勝することができたので、僕が1年以上使っていたそのザングース軸について書きたいと思います。


今回は以下の順を追って書き進めます。(③は常体、それ以外では敬体。)

①ザングースについて
②構築紹介
③各個体の詳細
④ニコ生杯当日の話



①ザングースについて

語ろうと思えばザングースのことを好きだという話でいくらかの文字を増やすことは可能ですが、需要がないと思うので今回は省略して、元々書こうと思っていたザングース考察のようなことを簡単にしていきます。

そもそもレートで見ないポケモンなので、ザングースの種族値や特性、覚える技などの基本的なことをご存知でない方はご自身で検索してください。

ザングースの強さを一言で言えば「圧倒的な火力」になります。

それが最大限に発揮されるのが意地っ張りAS毒暴走になるので、ここではそれを前提に話を進めていきます。

例を挙げると、毒暴走状態の空元気がHBクレセリアに50.6〜59.9%(確定2発)入ることを知らない方は多いのではないでしょうか。

90族なので準速で最速ヒードランを抜くことができ、剣舞インファイトを採用していればクレセドランの並びには強いと言えます。

また、毒暴走状態では火傷や電磁波にならないので、熱湯頼りのスイクンや耐久に多く割いたボルトロスにも強いです。

クレセリアを剣舞空元気で確定1発にできる、火傷や電磁波の入らないポケモンと言えば、受けループに強いことは言うまでもないでしょう。

では、何故こんなに魅力的なポケモンがレートではあまり使われないのでしょうか。

最大の理由は「扱いにくい」ことだと思います。

ノーマル単タイプで素早さは激戦区の90族、耐久は無振りで252振りガブリアスの地震が87.1〜103.3%(18.8%の乱数)という紙っぷりです。

いくら大抵のマリルリや水ロトムを確定1発で落とせる火力があってもそれは対面での話であり、しかも「毒暴走が発動していれば」という限定付きです。

毒暴走を発動させるために持ち物は毒々玉で確定になりますし、対面では身代わりやみきりを使用して1ターン目を凌ぐ必要があります。

仮想敵になるクレセドランの並びに強くするためには、空元気、剣舞、インファイトが確定になるので、身代わりやみきりを採用すればそれだけで4つの技が埋まります。

ゴーストタイプに有効打がないだけでなく、せっかく覚える先制技のフェイントや電光石火を採用できないのは非常にもどかしいところです。

ここまでをまとめると「圧倒的な火力」を持ちながら、「微妙な素早さの紙耐久」「技が4つでは足り」「持ち物や行動が限定され」てしまうポケモンということになります。

これらの弱さを誤魔化しつつ強さを最大限に生かすPTが今回の構築になるので、続いて②の構築紹介に移ります。

ここでは簡単に分かりやすいことだけを書きましたが、「意地っ張りAS毒暴走でクレセドランを仮想敵にするザングース」以外も型として存在しています。

動画中では色々な型のザングースと色々なザングース軸を使っているので、機会があればいつかそれもまとめられたらと思います。



②構築紹介



タイトル通りの面子ですね。

このPTの最大の魅力は何よりザングースが活躍できるところにあります。

活躍することと選出率が高いことはイコールではありませんが、僕の動画や生放送を見て下さっている方々がご存知のように「ザングースが出せれば勝てる」ことが非常に多いです。

それは、ザングースに明確な役割を持たせて、それを確実にこなせるように仮想敵を限定しているからでしょうか。

①で挙げたザングースの強さと弱さを見た時点でお気づきの方は多いと思いますが、ザングースは対面操作をしやすいトンボルチェンと非常に相性がよいポケモンになります。

周りがサポートして有利対面をつくってあげることで「圧倒的な火力」を生かせますし、「微妙な素早さの紙耐久」であるが故に後出しができないこともカバーできます。

似たようなサポートを受けて強くなるポケモンとしてはメガサーナイトやバクオングが挙げられると思います。

しかし、ザングースの方がよりトンボルチェンと相性が良いと言えることがあります。

それは、トンボルチェンによって出したターンに毒暴走が発動することです。

普通ならば身代わりやみきりで自身の毒暴走を発動させるところをカバーできるので、技スペを確保しつつ1ターン目に行動が縛られることさえもなくなるわけです。

これで先ほど挙げたザングースの弱さをほぼ全てカバーしつつ、強さを最大限に生かすための準備ができました。

後はザングースが役割を限定できるように、周りには汎用性が高いポケモンで固めます。

このPTではそれがラティハッサムとバシャーモになります。

ラティハッサムは相性補完が優秀ですし、ハッサムの後攻蜻蛉返りはゴツメランドと同じくザングースとの相性が抜群です。

また、受けることを許さないガルーラやゲンガーのような最強のメガ枠に対してバシャーモは比較的強いと言えるでしょう。

残りはボルトチェンジができてPTにすんなり入る水ロトムが加わり6体が揃います。

ガルゲンのような対面系のPTにはバシャーモを積極的に選出していき、ヘラクレセドランのようなサイクル系のPTにはザングースを積極的に選出していきます。

この6体になるまでにラティアスの枠にドラミドロが入ったり、バシャーモの枠にゲッコウガ、水ロトムの枠にヒートロトムが入ったりといった試行錯誤がありましたが、最終的に最初に組んだこの6体に落ち着きました。



③各個体の詳細

並び順に紹介。

ザングース@毒々玉/毒暴走
意地っ張り/A252D4S252
空元気/炎のパンチ/インファイト/剣舞
H…実数値143(個体値21=16n-1=毒々ダメ軽減)
A…空元気→HBクレセリア50.6〜59.9%/インファイト→H252振りヒードラン100〜118.1%
D…ダウンロード対策
S…77族抜き

相棒でありこのPTの要。

H実数値を下げることで毒々のダメージを軽減しつつ、ダウンロード対策のD振りまで綺麗に努力値が振れるようになるが、普通に個体値31でもほとんど変わらない。

長い間炎のパンチの枠をはたき落とすにしていたが、役割対象になるサイクル系のPTに多いナットレイやハッサムを意識していつからか変更していた。

空元気以外の3つの技はPTによって変わるが、このPTでのザングースの役割を考えると先制技よりも技範囲を広くする技の優先度が高くなり、ナットレイのようなネチネチしたオタクを一撃で沈めるための炎のパンチは非常に使い勝手がよかった。



霊獣ランドロス@ゴツゴツメット/威嚇
腕白/H220A28B236D4S20(H個体値29)
地震/岩石封じ/大爆発/蜻蛉返り
H…実数値191
B…252振りガブリアスの逆鱗28.2〜33.5%(威嚇込み)
S…準速61族抜き

威嚇を撒きながら蜻蛉返りができる、毒暴走ザングースと最も相性がよいポケモン。

役割対象であるガルーラが冷凍ビームや秘密の力ばかりになった環境終盤にはむしろカモにされていた。

そこで考えたのが最速鉢巻き霊獣ランドロスである。


霊獣ランドロス@拘り鉢巻き/威嚇
陽気/H4A252S252
地震/ストーンエッジ/はたき落とす/馬鹿力
A…馬鹿力→H実数値191B252振りメガガルーラ92.1〜108.9%
S…90族抜き(最速)

霊獣ランドロスの火力を舐めて突っ張ってくるHBベースのメガガルーラですら50%の乱数で飛ばすことが可能であり、最速冷凍ビーム持ちのガルーラにメガ前なら素早さが勝っていることが最大の強み。

初手に呼びやすいガルーラと対面させつつ、クレセリアの三日月の舞で復活させずに一撃で葬り去る。

古代兵器にも革新的な地雷にもなり得るポケモン。



ラティアス@拘り眼鏡/浮遊
臆病H28B4C216D4S252(C個体値22)
サイコキネシス/トリック/10万ボルト/流星群
H…実数値159
D…252振りメガゲンガーのシャドーボール84.2〜99.3%(ラティオスなら同じ振り方で95.5〜114.8%)

割とC個体値を甘えている妹。

ラティオスではなくラティアスにしている理由は、ゲンガーやゲッコウガの攻撃をより確実に耐えるため。

ラティアスであることで眼鏡が読まれにくく、高火力を押し付けやすいのもグッド。



ハッサム@メガ/テクニシャン
意地っ張り/H236A4B132D132S4
羽休め/剣舞/バレットパンチ/蜻蛉返り
H…実数値175
B…メガ前で特化鉢巻きガブリアスの逆鱗→42.2〜49.7%/メガ後で32.5〜38.8%
D…メガ前で252振り眼鏡ラティオスの波乗り45.1〜53.7%/メガ後で38.8〜45.7%

耐久に多く割いたメガハッサム。

後攻蜻蛉返りでザングースやラティアスを無償光臨させるだけでなく、自身も積みエースとなることができると言えば聞こえがよいが、実際は火力が圧倒的に足りない。

唯一の先制技持ちで、このポケモンを上手く使わないとメガボーマンダやメガギャラドスに簡単に3タテされてしまうが、使い方を間違えるとリザードンやウルガモスに簡単に起点にもされてしまう。



水ロトム@オボン/浮遊
臆病/H252B24C12DS220(確かめざ氷個体のB個体値30)
10万ボルト、ハイドロポンプ、ボルトチェンジ、鬼火
B…特化メガバシャーモの飛び膝蹴り84〜99.3%
S…81族抜き

この記事を書いていてB個体値が30なことを思い出した洗濯機。

最初は10万ボルトの枠をめざ氷にしていたが、スイクンへ居座りながら電気技を撃ちたいことが多過ぎたために10万ボルトになった。

体感だが鬼火やハイドロポンプをよく当ててくれた優秀な洗濯機。



バシャーモ@ラム/加速
意地っ張り/H28A180B76D4S220
まもる/岩雪崩/飛び膝蹴り/フレアドライブ
H…実数値159
B…特化テクニシャンキノガッサのマッハパンチ42.1〜50.9%
S…加速後122族抜き

ラムの実を持たせて細かい調整を施したバシャーモ。

ラムの実があることで襷ジャローダや後出しのボルトロスに強くなり、麻痺を撒いて積んでくる系統のPTにも強くなる。

岩雪崩はリザードンに一貫して撃てたり明らさまなファイアロー交代を許さなかったりと色々強い。

対面した襷キノガッサに対してBを下げれないため馬鹿力にはできなかった。



④ニコ生杯当日の話

当日の話と言っても、対戦数が多いため一部だけを話していきます。

まず、生放送を見ていた方々が抱いているであろう疑問を最初に解決します。

決勝ブロックのデミルさん戦では別個体のザングースを使用していました。

ザングース@毒々玉/毒暴走
意地っ張り/H4A252S252
まもる/はたき落とす/インファイト/空元気

この個体ですね。

デミルさんとは以前レートでマッチングしており、ボルトゴーリのようなPTを使用してくることは予想できました。

そこで、トンボルチェンをせずとも自身で毒状態になれるまもると、剣舞をする場面がないために技範囲を広げるはたき落とすを採用していました。

結果的にはザングースに麻痺が入らないことが相手にとっては厳しく、裏に控えているだけでバシャーモが上手く活躍できた形になりました。

基本的にはこのPTで勝ち抜いたのですが、初戦のおにーやんさん戦では全く違うPT(ザングースは在籍)でした。

おにーやんさんとはレートでマッチングしたことを機に相互フォローをさせてもらっていて、ブログを入念に読んでいたために、おにーやんさんがよく使用されるクリムガンやジャローダの麻痺撒きからのウルガマンダ展開を阻止できるPTにしていました。

具体的には襷挑発ステロゴウカザルや珠ゲッコウガがいたのですが、ここでは割愛させて頂きます。

Twitterで何度も言っていますが、当日はザングースが大活躍してくれましたし、PT全員とても自覚があり運はこちらにありました。

その分総合決勝ではハサミギロチンを2/2で当てられてあっさりと負けてしまいましたが、そうでなくとも選出的に厳しい対戦にはなっていたかと思います。

多少蛇足が多くなってしまいましたが、ダメージ計算のミスや誤字、知識不足があればご指摘頂けると幸いです。

最後になりますが、ニコ生杯の主催や運営の方々、対戦して下さった方々本当にありがとうございました。

決勝ブロックでは僕の不注意で運営の方と対戦相手のジャムさんにはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。

サンムーンでもザングースを活躍させられるように精進していきますので、これからもよろしくお願いします。

コメント

†FallingMoon†
No.1 (2016/11/16 23:34)
記事の執筆お疲れ様でした!七世代でも、ザングース軸のさらなる発展に期待してます
しっけん (著者)
No.2 (2016/11/17 18:09)
>>1
ありがとうございます!構築考えるの好きなので、第7世代のザングース軸考えるの今から楽しみにしています(笑)
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