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【BB劇場】「ナズーリンとしてのNYN、アリスとしてのICG」プロット

2020/11/09 22:40 投稿

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※これは「ナズーリンとしてのNYN、アリスとしてのICG」という動画のプロットです。
テスト的に投稿、完成動画は↓



こんな感じで以後、失踪したBB劇場の残りを、ここで公開していく予定です。





<薄暗い部屋、机にはカッターとティッシュ

NYN
「私は、私の意味について考える。

私は何故こうなってしまったのかと。

<朝の通勤、電車、社内、カップ麺、電車、寝る>

こんな人生に、一体何の意味があるのだろう、と

<上のやつを早回しにフラッシュバック>

私は何故、生きているのだろうかと

<カッター再表示>
<暗転>

酒を飲んで手首を切るともう死ぬほど気持ちいいんだ




<場面転換、ICG>
<ものがたくさんある部屋>

かち、かちとマウスの音

BB劇場を作る、

ICG
「あら、こんなところに、お菓子作りの材料屋さんが
少し……
やめたら、やめやめ……こなもの……ふふ……

<フラッシュバック>

NYN「ICG、ICGはどんな大人になりたい?
ICG「私? 私はお話を書く人になりたいな
NYN「なんで?
ICG「物語を作る事が好きだから。NYNは何になりたいの?
NYN「私はお菓子作りの材料屋さん!
ICG「何それ、お菓子屋さんじゃなくて?
NYN「なんだよー


あーもう、やる気なくなっちゃった……
もうやーめよ
私、終わってる人間だからさ……

ベッドに寝転がる
スマホ見る。

NYNって今、何やってるんだろ……


{ここでOP、という文章がない。以下でいきなり場面転換の文章がある}


<場面転換、居酒屋、

NYN「……何年振りだっけ

ICG「大学を出る前……だから、三年前かな

NYN「このへんも変わっちゃったね、なんか

ICG「うん……

NYN「なんか……土地開発が……さ

ICG「…………

<遠景に

ICG「やっぱ会わなきゃよかった、と思った
会っても話す事なんてないし、何かが変わるわけでもないし
それにNYNを見てると昔の自分を思い出して……いやになる

<回想>
NYN「見てみて~!ICG、調理師の学校試験受かったんだ
ICG「すごいじゃない! 見せて見せて!……ほんとだ!
NYN「ICGはさ、小説の方はどんな調子なの?
ICG「今校正やってて、それが終わったら賞に出してみるつもり!

ICG「はっ……何ウかれてたんだって話……

<NYNに切り替わる

NYN「久しぶりに会った幼馴染は、異国の見知らぬ人のように見えた。
彼女の目にも私はそう映っているのだろうか。

彼女に誘われてきたけど、正直居心地が悪い。それは多分
お互いがお互いの事情を分かっているからだ。
……ICGのいい噂は聞かない。
研究室のパワハラに遭って就活に失敗、
大学を卒業したけど就職できず、精神も病んだという

ICG「NYNは今何してるんだろう。
きっと私と違って、ちゃんと働いて、ちゃんと独り暮らししてるんだろうな。

彼女は専門学校に入って、調理師免許を取ったはいいものの、就職したスイーツ店を二ヶ月で退職。
理由は……極度の注意不足。

NYN「生まれつき病気だったのだ。私は。そもそもとして、お菓子作りに向いてないたちだったのだ。
それに対してICGは……後天的。治るじゃんか、それ

ICG「ストレス発作と双極性障害。頭がおかしくなってしまった私は
仕事もできず、大学卒業して二年間ニート状態……
終わってる人間なんだよ、私は。
割れた壺はもう二度とは戻らない


<回想終わり

NYN「なんかさ……話してよ、ICG。近況とか……最近何してるの?
ICG「私? ……ふふふ、何もしてない
NYN「何もしてない
ICG「そう、私、終わってるんだ~、もう終わった人間なの
NYN「はは……
ICG「NYNは……何やってるの?
NYN「……働いてるよ。私は。ずっと独りでね
ICG「ふーん……

NYN「……あーあ、あの頃に戻りたいなー
何も考えてなかった、あの学生時代にさ……
ICG「戻りたくないよ

(あんな事してて、私馬鹿みたいだったじゃん

ICG「戻ったって……何かできるわけじゃないじゃん

むっとするNYN

NYN「それでも私は戻りたいんだよ。あの頃に。
……ICGはさ、今も楽しいだからそう思うんだよ

ICG「……(むっとする)

NYN「君のアカウントたまに見るんだよ。ほら、昔酔った時に教えてくれたろ?
今でも沢山BB劇場作ってさ……この前のボイスドラマ大作ですごかったじゃん!
ICG「…………」
NYN「ま……一銭にもならないけどね」
ICG「……ごめん
NYN「何が?
ICG「…………
NYN「……唐揚げたのも




<遠景へ

ICG
「それからしばらく、私達はほとんど喋らなかった
喋っても、当たり障りのない事ばかり
私は、嫉妬していた。NYNに

だってNYNは働けてるじゃないか。仕事ができる能力を持ってるじゃない
それに比べて私は引きこもりで、ニートで、障害持ちで……だから彼女の事が
憎らしくなった。私だって、何かを探そうと必死なのに!

入店してから一時間半が経過して、ラストオーダーの時間になった。
私はてきとうなお酒を頼んで、早く帰りたいと強く願っていた。
誘うんじゃなかった、会うんじゃなかった
こんな惨めな思いをするくらいなら……

ジョーカー「お待たせしました。
レモンサワーのお客様と……ビールの、

(受け渡すその瞬間、背中に人がぶつかる
パシャあっ

NYN「うーわ!
ジョーカー「も、申し訳ありませんお客様!

NYN「てめえええええええ何やってんだぁぁあ!

ICG「ちょっと、拭かなきゃ!
ジョーカー「申し訳ありません、申し訳……
NYN「申し訳は聞き飽きたわ、

ICG「取り敢えず、タオル的なものを持ってきてください
NYN、大丈夫?

NYN「服に染みつくビールほど気持ち悪いものもないんだよなあ……最悪
ほらスカートびしょびしょだし……
ICG「袖もかなりいってんじゃない

ICG(そう言いながら私は無意識にNYNの腕に触った。

ICG「……!

ICG(袖をめくったところ、手首に真新しい傷が幾多もあった

NYN「……! じ、自分で拭くよ……

ICG(NYNは誤魔化して自分の袖を戻した。私は……しばらく頭が真っ白になった

彼女も同じなんだと思った。
私と同じ、社会の軋轢に苦しむ普通の人なんだ
ただ出来る人じゃない、しっかり苦しんでたんだ。

そう思うとさっきまでの自分が恥ずかしくなった。
同時に、このままじゃいけない、と強く思った。
NYNと……仲直りしないと……!




<場面転換、外
NYN「あーもう最悪! 酒はぶっかけられるし
飯はまずいし、やっぱチェーンの居酒屋って駄目だな!

ICG「N,NYN!

NYN「何?

ICG「NYNは、今の仕事に、満足してる?
NYN「……はぁ? 何それ。満足……してるけど
ICG「嘘。嘘だよ。だってNYN,パティシエになりたいって言ってたじゃない!

NYN「……何? 昔の話掘り返す気?
ICG「お菓子作りの材料屋さんになりたいって言って、わざわざ大学中退して専門学校行って!
せっかく調理師免許取ったのに、どうしてすぐに辞めちゃったの?

NYN「うるせえなあICGだって知ってんだろ、噂とかでさ
ICG「知ってるよ。病気だったんでしょ? 発達障害
NYN「お前な、喧嘩売ってるわけ? そうだよ障害者だよ仕方なかったんだよ!
自分に能力がないから辞めたんだ! 仕方のない事だろうが!
ICG「本当に仕方のない事だったの? それで今の仕事に満足できてるの?

NYN「まんぞくしてるわけ……ねェだろうがぁ!」
パァン! はたく
NYN「私がどれだけ死にたいと思いながら仕事してると思ってるんだ!
夢も無かったことにして、過去も無かったことにして、
ただただなりたくもない自分を必死に演じてんだ!
お前だってみただろ! リストカットの痕!
だけどなあ、必死で働いてんだよ、誰にも認められずに!

それがなんだぁ? お前ニートじゃねえか!
おうちでお人形遊びしてくだらない動画作って、それがICGかよ!
お前小説家になるんじゃないのかよ!
お話を作ってみんなを楽しませるんじゃないのかよ!
お前だって障害者のくせに私を舐めんじゃねえよ!

ICG「……良かった。NYN,やっと本音言えたじゃない

NYN(私はその時気付いた。ICGがわざと私を怒らせたという事に

NYN「ICG……ごめん、その、私……

ICGNYNを殴る

NYN「ぶぇ

ICG「おうおうおう嬉しい事言ってくれるじゃねえか!ええ?
私だってなぁ、今やってる事がどんなにくだらないかくらい承知してるわ!
でもこれも私なの! 病気になった私も、お人形遊びしかできない私もみんなICG!
そうやってね、みんな自分と折り合いをつけるの、
だって私障害者だもん! 仕事できないんだもん!
でも何とか自分にできる事を何か考えて、やってるだけよ!

NYN「……ふふふ
ICG「……!
NYN「やっぱり、ICGは昔のICGだ。
かわいこぶって腹黒で、病弱なくせい気丈だけはいっちょ前の、
根暗で策士のICGじゃないか!
ICG「NYNだって、明るく振る舞うくせに一人で悩んで、
威張るくせに本当は小心者の、人を怒らす天才のNYNだわ!
二人「ははははは!




<場面転換、公園のベンチにいる二人

ICG「でもさ……やっぱり変わっちゃったよ。私達は
NYN「そうだね。少なくともお菓子作りの材料屋さんはできないな
ICG「NYNがカウンターにいて、そこに私が遊びにきて……
NYN「店内には無口な後輩が二人いて、時々SZやRRMさんが遊びに来る
ICG「それで他にはお客が来ないからいっつもNYNは店長に怒られてる!
NYN「そうそう!

NYN「私ね……怖いんだ。このまま生きてるのが。
職場はあんまり話さない所で、友達もできないしさ、
今の自分、嫌いだしさ……だからこのままずっと変わり続けず
生きていくの、怖いんだよ。このままの私がずっと続くなんて

ICG「探しなよ、NYN。新しい自分を探すんだよ
NYN「新しい自分……?
ICG「そう。これはきっとチャンスなんだよ。NYNは今、とても辛い状態にあるし、
自分ってものが完全に壊れちゃったと思うんだけど、
でもさ。見つけないと。だってこの先もずっと生きてくんだよ、死ぬまで。

私はこのままずっと人形使いのまま。でもNYNは、
完全にまっさらな状態からスタートできると思うんだ

NYN「そうかぁ、新しい自分ねえ……探すっていっても
地面なんかに埋まってるわけでもないでしょ?

ICG「そうでもないわよ。もしかしたら埋まってるかもよ?
ダウジングして探しなよ。

NYN「ダウジング? あの鉄の棒を持ってどうのってやつ?

ICG「そう。そして最終的に立派なダウザーになるの。ダウジングのスペシャリストにね!

NYN「そうか……そうかな。はは、それもいいかもね、ダウザー。



<帰宅前

ICG「じゃあ、私、こっちだから
NYN「うん。……なあ、ICG
ICG「なに?
NYN「小説、書けよな。その……君の言ってる事も分かるけど、
やっぱ小説も書いたほうがいいよ。だって小説家のICGも、ICGだからさ。

ICG「……さあね。今更書いても、誰も読んでくれないよ
NYN「誰も読んでくれなくていいんだ。自分のために書くんだよ
ICG「……!
NYN「自分の……ために!
ICG「自分の……ため!



ここでED




走るNYN
(そうだ……探すんだ! 私は! 新しい自分を探すんだ!
そして生きよう! 死ぬまで生きるんだ!

ICG
(小説なんて書くのは何年ぶりだろう。きっと腕もなまってるはずだ。
でも、書くんだ。他人のためじゃない、自分のための、物語を
『時間を味方につけなければならない』……だっけ?


joker
「この世界は特段異質だったね。飽きはしなかったが、面白くはなかったかな。
NYNになれなかったナズーリン、ICGになれなかったアリス、
あるいは……ナズーリンとしてのNYNとアリスとしてのICGか。
ま、幻想郷では見られない特異的な二人を見れて良かったよ。

さて、私も幕を引こうとしようかな。
パルスィとしてのjoker、
あるいはjokerとしての……私。
次の世界は、きっと私を楽しませてくれるだろうね?





















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