2016年2月20日からスタートした4DX版「ガールズ&パンツァー 劇場版」。ガルパンおじさんたちが繰り広げた激しいチケット争奪戦が話題になりましたが、なんとかチケットを確保することができたので、強引に時間を作って都内某所の劇場で体験してきました。
今回のガルパンで4DXを初めて体験するという人も多いと思いますが、このシアターシステムは光や風といった演出と激しく動くシートが特徴で、その楽しさたるや「アトラクションシアター」と呼ばれるほど。
映画を「見る」から「体感する」に進化させたことで、相性の良い作品・悪い作品が当然あるわけですが、これがまるでガルパンのために生まれたのではないかと思えるほど、めちゃくちゃ相性が良かったなと感じています。
【そのほかの画像や動画、リンクなどは「カルラボ」でチェック!】
4DX版ガルパンは序盤と終盤に演出が大きく偏っています。というのも、中盤は「廃校は撤回だと言ったな。アレは嘘だ」という日常シーンが中心になり、戦車たちの出番が少ないからですので、こればかりは仕方ないでしょう。 だからこそなのかはわかりませんが、冒頭から繰り広げられる「大洗エキシビジョンマッチ」に合わせて、早い段階から4DXの専用シートが大ハッスル。4DXとはなんたるかを教えてくれます。
ドリンクを手に取るのも難しいほどに激しく揺れるので、乗り物に弱い人は酔い止めを飲んでおいた方が良いかもしれませんね。なお、カップを手にとってストローを口元に運ぼうとしたところ、鼻に突き刺さる事案が発生したことをお伝えしておきます。みなさん、戦車が登場するシーンでは飲食は控えた方が良いですよ。
劇中シーンを振り返りながら楽しかったポイントを挙げるとすれば、まずは戦車ごとに振動が変化するところは最重要ポイントでしょう。戦車の種類だけでなく、カメラの位置・距離によっても振動が変化しているなど、細やかな設定が施されています。
また、聖グロリアーナのダージリンが搭乗している「チャーチル」がバンカーから出てくるとき、大洗女子のあんこうチーム「IV号戦車」が大洗アクアワールド近くの海岸から乗り上げるとき、そして我らが同志カチューシャたち「プラウダ高校」の戦車たちが登場するシーンなど、戦車が大きく動くときはシートもこれでもかと可動。これでテンションの上がらない男子がいるわけねぇな!ウラアアアアアアアアア!
戦車ごとに変化する振動、これをまずは全身で味わってみてください。いいぞー。 あと、ローズヒップさんが運転する「クルセイダー」が登場するシーンは気をつけましょう。彼女、運転、荒すぎ。だがそれがいい。すでにTwitterなどで「ローズヒップさんの人気が急上昇ですわー!」という現象が起きています。
筆者からすると、通常のシアターで見た時は「アホっぽい新キャラだな」くらいにしか認識していなかったのですが、彼女の魅力は4DXだからこそ輝けるものでした。いうなれば「水を得た魚」でしたね。
後半のみどころであり、「ガールズ&パンツァー 劇場版」のメインイベントでもある、新キャラ・島田愛里寿が率いる「大学選抜チーム」との戦い。 戦車群を俯瞰するカメラワークに合わせて、まるで空撮機に乗っているような感じで動くシート、ちょっとずり落ちそうになりましたが、こういう魅せ方もあるのだなと感心しました。
そして、「大学選抜チーム」の秘密兵器である600mmの超大口径砲を搭載した「カール自走臼砲」の一撃が炸裂するところから、4DXの本気を味わえました。きっと600mm砲の初撃が炸裂したシーンで多くの人が「あぁ、ここからが本番なんだな」と感じたことでしょう。あの爆風と衝撃を再現する演出は病みつきになりますよ。
雨が降り注ぐなかでカチューシャを守ろうと身を盾にして散っていく「プラウダ高校」クラーラたちが決死の覚悟を見せるシーンも素晴らしかったですね。ただでさえ良いシーンなのに、雨を再現するミストシャワーや容赦ない砲撃を再現するシートの揺れなど、通常シアターでは味わえない臨場感があり、言われるまでもなく涙不可避でございました。
また、「カール自走臼砲」に最小編成で立ち向かうシーンで、「継続高校」のBT-42を操るミッコが「よっしゃ!」という感じで本気を見せるシーンは、ミカが奏でる民謡「サッキヤルヴェン・ポルッカ」のリズムと合わさりめちゃくちゃ熱かったですね。しかも、これもまた振動が微妙に変化しているんですよ。ほんと細かい。
そして最後の最後にやってくる「大学選抜チーム」島田愛里寿/センチュリオンと、西住みほ&西住まほの対決シーンは「このためだったのか!」と思えるほどに、4DXの魅力を最大限に引き出したシーンでした。車長である西住みほの視点で描き出される臨場感に溢れすぎた映像は、4DXのシートがもたらす演出によって、「体感」を超えて「没入」といえる次元のエンターテイメントで魅せてくれました。
いっそのこと、車長視点の映像で再構成して、どこぞのテーマパークで常設アトラクションとしてほしいと思えるほどでした。 いまのところ4DX版ガルパンのチケットは非常に入手が難しい状況ですが、これを体験しておかないのは非常にもったいないです。
少しでも興味がある人はぜひチケット争奪戦を気合と根性で勝ち抜いて、その全身でじっくりと味わってきてほしいですね。通常シアターのチケットよりも代金は高くなっていますが、4DX版ガルパンにはそれ以上の価値があります。
今回のガルパンで4DXを初めて体験するという人も多いと思いますが、このシアターシステムは光や風といった演出と激しく動くシートが特徴で、その楽しさたるや「アトラクションシアター」と呼ばれるほど。
映画を「見る」から「体感する」に進化させたことで、相性の良い作品・悪い作品が当然あるわけですが、これがまるでガルパンのために生まれたのではないかと思えるほど、めちゃくちゃ相性が良かったなと感じています。
【そのほかの画像や動画、リンクなどは「カルラボ」でチェック!】
序盤の大洗エキシビジョンマッチで4DXとはなんたるかを体感
4DX版ガルパンは序盤と終盤に演出が大きく偏っています。というのも、中盤は「廃校は撤回だと言ったな。アレは嘘だ」という日常シーンが中心になり、戦車たちの出番が少ないからですので、こればかりは仕方ないでしょう。 だからこそなのかはわかりませんが、冒頭から繰り広げられる「大洗エキシビジョンマッチ」に合わせて、早い段階から4DXの専用シートが大ハッスル。4DXとはなんたるかを教えてくれます。
ドリンクを手に取るのも難しいほどに激しく揺れるので、乗り物に弱い人は酔い止めを飲んでおいた方が良いかもしれませんね。なお、カップを手にとってストローを口元に運ぼうとしたところ、鼻に突き刺さる事案が発生したことをお伝えしておきます。みなさん、戦車が登場するシーンでは飲食は控えた方が良いですよ。
【動画】『ガールズ&パンツァー 劇場版』本編序盤 大洗市街戦 一部配信
劇中シーンを振り返りながら楽しかったポイントを挙げるとすれば、まずは戦車ごとに振動が変化するところは最重要ポイントでしょう。戦車の種類だけでなく、カメラの位置・距離によっても振動が変化しているなど、細やかな設定が施されています。
また、聖グロリアーナのダージリンが搭乗している「チャーチル」がバンカーから出てくるとき、大洗女子のあんこうチーム「IV号戦車」が大洗アクアワールド近くの海岸から乗り上げるとき、そして我らが同志カチューシャたち「プラウダ高校」の戦車たちが登場するシーンなど、戦車が大きく動くときはシートもこれでもかと可動。これでテンションの上がらない男子がいるわけねぇな!ウラアアアアアアアアア!
戦車ごとに変化する振動、これをまずは全身で味わってみてください。いいぞー。 あと、ローズヒップさんが運転する「クルセイダー」が登場するシーンは気をつけましょう。彼女、運転、荒すぎ。だがそれがいい。すでにTwitterなどで「ローズヒップさんの人気が急上昇ですわー!」という現象が起きています。
筆者からすると、通常のシアターで見た時は「アホっぽい新キャラだな」くらいにしか認識していなかったのですが、彼女の魅力は4DXだからこそ輝けるものでした。いうなれば「水を得た魚」でしたね。
「大学選抜チーム」との壮絶な死闘は1分1秒足りとも油断するな!
後半のみどころであり、「ガールズ&パンツァー 劇場版」のメインイベントでもある、新キャラ・島田愛里寿が率いる「大学選抜チーム」との戦い。 戦車群を俯瞰するカメラワークに合わせて、まるで空撮機に乗っているような感じで動くシート、ちょっとずり落ちそうになりましたが、こういう魅せ方もあるのだなと感心しました。
そして、「大学選抜チーム」の秘密兵器である600mmの超大口径砲を搭載した「カール自走臼砲」の一撃が炸裂するところから、4DXの本気を味わえました。きっと600mm砲の初撃が炸裂したシーンで多くの人が「あぁ、ここからが本番なんだな」と感じたことでしょう。あの爆風と衝撃を再現する演出は病みつきになりますよ。
雨が降り注ぐなかでカチューシャを守ろうと身を盾にして散っていく「プラウダ高校」クラーラたちが決死の覚悟を見せるシーンも素晴らしかったですね。ただでさえ良いシーンなのに、雨を再現するミストシャワーや容赦ない砲撃を再現するシートの揺れなど、通常シアターでは味わえない臨場感があり、言われるまでもなく涙不可避でございました。
また、「カール自走臼砲」に最小編成で立ち向かうシーンで、「継続高校」のBT-42を操るミッコが「よっしゃ!」という感じで本気を見せるシーンは、ミカが奏でる民謡「サッキヤルヴェン・ポルッカ」のリズムと合わさりめちゃくちゃ熱かったですね。しかも、これもまた振動が微妙に変化しているんですよ。ほんと細かい。
そして最後の最後にやってくる「大学選抜チーム」島田愛里寿/センチュリオンと、西住みほ&西住まほの対決シーンは「このためだったのか!」と思えるほどに、4DXの魅力を最大限に引き出したシーンでした。車長である西住みほの視点で描き出される臨場感に溢れすぎた映像は、4DXのシートがもたらす演出によって、「体感」を超えて「没入」といえる次元のエンターテイメントで魅せてくれました。
いっそのこと、車長視点の映像で再構成して、どこぞのテーマパークで常設アトラクションとしてほしいと思えるほどでした。 いまのところ4DX版ガルパンのチケットは非常に入手が難しい状況ですが、これを体験しておかないのは非常にもったいないです。
少しでも興味がある人はぜひチケット争奪戦を気合と根性で勝ち抜いて、その全身でじっくりと味わってきてほしいですね。通常シアターのチケットよりも代金は高くなっていますが、4DX版ガルパンにはそれ以上の価値があります。
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