大ヒットを記録しているアニメ映画「ガールズ&パンツァー 劇場版」にて、大洗女子学園の面々が一時的な住まいとして利用した小学校。そのモデルとなった茨城県久慈郡大子町にある廃校・旧上岡小学校(うわおかしょうがっこう)で、「コスプレを実質的に禁止する」という決定が下されたと、関係者がTwitterで報告しています。

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詳細を報告しているのはアニメやゲームなどのサブカルチャーで地域活性化を目指す活動をしているサークル「ProjectSora公式(@info_ps2012)」のTwitterアカウント。

禁止された理由として、「撮影時のパンチラ行為等のマナー違反」、テレビドラマの撮影を行うときなどに必要な申請をせずに行われた「商売目的と思われる撮影行為」などが挙げられているほか、劇中で風紀委員・園みどり子ら3人が居座っていた「うさぎ小屋」の中にきゅうりのゴミが放置されていたといった現状が明らかにされ、ガルパンファンたちに衝撃が走っています。

聖地にゴミを放置していくような一部の心ないファンと呼ぶのも腹立たしい輩の存在に、ひとりのファンとして腹立たしさを感じますね。 また「撮影時のパンチラ行為等のマナー違反」というのも気になるところ。アニメキャラの着こなしを再現しようとすると、意図せずに見えてしまうことはよくあることですが、ガルパン制作陣の「見せたい物の邪魔になるからパンチラは無し」というこだわりを否定するような行為があったのであれば、これもまたファンと呼ぶのも腹立たしい。

この話題について、卒業生だというTwitterユーザー・えりもだんでぃ(@sohma_k)さんは「観光地としての土壌があった大洗町との違い」「観光地である前に我らが母校」という、ガルパンファンにとっての聖地である以前に地元の人々の心の拠り所である点など、認識や環境の違いを解説しており、自身もガルパンファンということもあってやや控えめではありますが「うさぎ小屋」の一件に関しては強い怒りをあらわにしていました。  

いまやアニメやゲーム、マンガだけに留まらず、ドラマや映画など、幅広いジャンルにおいて“舞台地”を訪れることを指す言葉として気軽に使われるようになった「聖地巡礼」というワード。そこに含まれている「聖地」とはなんぞやと、今回の一件に思い当たる節がある人たちは考えなおしてほしいものです。