みらい図書館番外編「司書さんの書架」
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「2999年のゲーム・キッズ」
渡辺浩弐：著　/　星海社文庫

今まで読んだゲーム・キッズのシリーズとは少し違って、登場人物や時間軸が繋がっているお話がある。
或いは、同じ人の視点、直接同じ時間のお話と書かれていなくても、こことこことここは…と、浮かんでくる。上巻…前半では、「バッツィーの話」「メモリカの話」かな…抜き出すのって難しいけど。

後半では、「夢キャスト」「天国は満員」「ドミノ倒し」「笑顔」「なんでもない話」「少年とネコ」「二つの人生」辺りが特に好きで。
下巻では、「才能」「誤配メール」「心と体」「実利的」「顔の価値」「キャッチ＆リリース」「見えない殺人鬼」「罪人カード」「そっくりサロン」「完璧の母」「代表者」「ホーム・ドラマ Part.2」「自分カウンセラー」…って、多すぎる？　これでも絞ったんだけどなぁ。

好き、というか、惹かれる、というか、残るというか。
その感覚がどこか怖いのは、憧れてしまう部分があるからかもしれないな、ちょっと思ったりもした。

シリーズ既刊（星海社文庫版）4冊
「1999年のゲーム・キッズ上下」「2000年のゲーム・キッズ上下」「2999年のゲーム・キッズ上下」「2013年のゲーム・キッズ」

司書さんの声の人　関谷まゆこ（せきや　まゆこ）
本が好きです。現在、アプリや動画などで活動させて頂いております。司書さんの「声の人」として「みらい図書館」のニコ生朗読を担当中。時々誤解されますが、司書さんの中の人（Twitterとか）とは別人です（笑）
「司書さんの書架」では司書さんになりきったりなりきらなかったりしつつ、ノベルメインに本の紹介…というか、気ままな感想を書かせて頂きます。
宜しくお願いします。

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