みらい図書館番外編「司書さんの書架」
book.009「竜宮ホテル　魔法の夜」

竜宮ホテル　魔法の夜
著：村山早紀　カバーイラスト：遠田志帆　徳間文庫

待ってました、続きっ！　ひなぎくちゃんも、くだぎつねたちも、まとめてぎゅむー！　ってしたい！　竜宮ホテルでクリスマスを過ごしたい…うー、いいなぁ、キラキラだなぁ。ほかほかだなぁ…。
そして、あぁ、これは、寒い季節のお話だなぁ、だからますます、暖かいって感じるんだろうな、という気がしました。
クリスマスのお話だから、寒い季節で当然なんだけど。

とてもとてもふわっと癒されるお話なのだけれど。それは本当なんだけれど。読み終わったあと…特に第二話が、読んでいて頭で考えていた以上に、怖くて怖くて仕方が無かったんだ、ってことにも、気付いたのでした。

ただ…ひなぎくちゃんに、響子さんに、みんなに、怖いことも苦しいことも考えたくないこともそこには確実に存在していて、それでも、その上で、優しくなってゆく物語に、包みこまれて安らげて、だから癒される、優しい気持ちになれる…そんなお話、でした。

既刊2冊
「竜宮ホテル」
「竜宮ホテル　魔法の夜」

司書さんの声の人　関谷まゆこ（せきや　まゆこ）
本が好きです。現在、アプリや動画などで活動させて頂いております。
司書さんの「声の人」として「みらい図書館」のニコ生朗読を担当中。
時々誤解されますが、司書さんの中の人（Twitterとか）とは別人です（笑）
「司書さんの書架」では司書さんになりきったりなりきらなかったりしつつ、
ノベルメインに本の紹介…というか、気ままな感想を書かせて頂きます。
宜しくお願いします。

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