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低く出てスピンが効いたアプローチの科学

2020/06/27 10:08 投稿

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スプーンと同じぐらい実践で使うことのない技の1つですが、

「低く出てスピンの効いたアプローチって物理的にどうやって打つの?」

という質問をたまに受けるので、解説します。



が、残念なお知らせとしては
半分以上は道具の問題です。(えーー)


要素としては

・ボールの摩擦係数
・フェースの摩擦係数
・ソール形状
・ライ(芝目や芝長など)
・入射角
・縦のフェーストゥパス(ここだけ面白い話になるかと)

この6つになります。

ちなみにフェースを開く理由やハンドファーストにしない理由も、縦のフェーストゥパスのコントロールに含まれます。


結論、まず、圧倒的に道具です。(泣)


摩擦が0のボールとフェースで打つと、スピンが0、飛び出し角はインパクト時のロフト通りです。

ハンドファーストで、58°のウェッジ で打つと、53°の角度に無回転で飛びます。


アッパーブローでもダウンブローでも関係ありません。
高くてスピンの無いボールの完成です。


ではボールとフェースの摩擦係数が高い場合、つまりねっっとりした表面のボールとざっらざらのフェースで打つ場合、

飛び出し角はインパクトロフトではありません。


摩擦が強ければ強いほど、ヘッドの軌道方向に飛び出すベクトルが強くなります。

つまり、ヘッドが地面ギリギリからギリギリへ、ほぼ水平に振った場合、摩擦がハンパなく強ければ水平に近い軌道でボールは飛び出します。

そしてガッツリスピンが入ります。


これを現実可能な仮定に近づけて考えていきましょう。


ボールにフェースが接し始めてからコンマ数秒の間、
ダウンブローを維持したいのです。

なぜなら、インパクトロフトが60度(と仮定)
で、摩擦によって本来60度上がろうとするはずのボールを、
それより低く打ち出すためにはダウンブローが強いほど良い。


しかしダウンブローが強い軌道には欠点があります。

ボールがフェースから離れる前にソールが地面で跳ねてしまい、
下から突き上げるアッパーブローに途中で切り替わってしまう。


そうすると高くてスピンのないボールになってしまいます。
ソールが跳ねないことが条件となります。


・薄いダウンブロー
・摩擦が強いフェースとボール
・芝が挟まらない、摩擦が減らないライ(順目かつ芝に埋もれていない)
・跳ねないソール


だいぶ条件が揃ってきました。

最後の砦、縦のフェーストゥパスです。



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フェーストゥパスとは、ヘッドの軌道に対してのフェースの向き。

横方向ではフックとスライスの要素でしたが、
縦方向ではバックスピン量に影響します。


 

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