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別冊 club Zy.[vol.4] DIAURA

2013/10/22 12:00 投稿

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Gab.の表紙も飾ってくれたDIAURAが、club.Zy.へも登場。現在、5月18日(土)・赤坂BLITZでのワンマン公演へ向け、精力的にライブ活動中。3月9日よりスタートする「stylish wave CURCUIT'13 春の嵐」全国サーキットへも、参加!!ライブこそを身上としているバンドだけに、またも嬉しい春の嵐を全国各地へ巻き起こしてくれそうだ。
 現在、赤坂BLITZ公演に向け、さまざまな展開を組み立てているDIAURA。2月20日には、通算5枚目となるシングル『Whiteness』を。3月13日には、2ndミニ・アルバム『REBORN』の発売も決定している。白い美しい表情を描いた『Whiteness』と、暗鬱な黒い叫びを内包した『REBORN』。異なる2つの表情を、彼らは2ヶ月連続で突きつけてきた。その真相を3人にじっくりと聴いてきた。 


撮影:菅沼剛弘 / インタビュー:長澤智典(サポート:斎藤碧)
Photographs by Takehiro Suganuma / Interview by Tomonori Nagasawa(support:Midori Saito)
[2013年2月掲載]

褒められれば褒められるほど、うちらは警戒を強めてしまうタイプ。「この程度の時点で俺らは褒められる覚えもないし」と変な風に解釈をしてしまうよう、性格的に天狗にはなれないんです。

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――5月18日(土)に赤坂BLITZでのワンマン・ライブが決定。現在は、その日へ向け、2月20日に5thシングル『Whiteness』を。3月13日には、2ndミニ・アルバム『REBORN』の発売を計画。3月9日よりスタートする「stylish wave CURCUIT'13 春の嵐」全国サーキットへも参加し、弾みをつける動きを作っています。その精力的な活動を語るうえで欠かせないのが、2012年9月26日に恵比寿リキッドルームで行ったワンマン・ライブへ至る道でした。
 昨年1月に演った目黒鹿鳴館のワンマン・ライブで恵比寿リキッドルーム公演を発表。昨年前半はそこへ向かうことを活動のすべてと捉え、全精力を注ぎ込み続け。結果、会場がSold Outするほどの熱狂を描くことが出来ました。今回の赤坂BLITZ公演へ向かうDIAURAの姿勢にも、そのときと同じ匂いを感じています。

yo-ka DIAURAの場合、何も考えずに行動するというのは絶対にあり得ないこと。実際に恵比寿リキッドルームでの公演を終えて以降も、赤坂BLITZでのワンマン公演へ向け、昨年はシングル『Evils』を発売。その後も、あえて関東の小さなライブハウスだけを廻る「deadly"9"circuit」を9ヶ所で実施しました。
 この「deadly"9"circuit」は、今までのワンマン・ライブとは趣向を変え、新しいDIAURAを見せてゆく目的を持って演ったこと。それは、他の動きにも言えることなんですけど。どんな活動のポイントでも、常に「何か新しい動きや表情、行動を」という意識を持ち続けているように、今もDIAURAは、一つ一つ経験を自分たちの糧にしながら走り続けています。

――DIAURAの場合、常に"少し先へ大きな課題"を設け、そこを目標に邁進続けていますよね。まるで、自らへ「高い壁」や「乗り越えねばいけない枷」を付けていくように。
yo-ka なんか、そうしていくことが性に合ってるというか。メンバーみんなの性格的な面もあると思うんですけど。安定した活動は絶対にしたくない。メンバーそれぞれが「安心してしまうことに疑心暗鬼な部分がある」ように、何かを成し遂げても、かならず「まだまだ演れる」という気持ちになっていくんです。
 もちろん、一つの壁を乗り越えたときには、「これは良かった」と得るものも感じています。そうやって得た経験を積み重ねながら、つねに高い目標へ挑み続けていくし、そうしていきたい自分たちがいる。つまり、自分たちに枷を付けてゆくのは、自分たちが先へ進むうえで必要なことだからなんですよ。

――あえて、自分たちの気持ちに追い込みをかけながらだ。
yo-ka なんだかんだと言いながら、そういう風にしていくことがみんな好きなんでしょうね。むしろボケーッとして進みながらも、それでいい感じで上へ登ってしまったら、逆に不安で不安でしょうがなくなると思います。
 日々いろんなつらさがあるからこそ、その後のライブで、何かしら「良かった」と思えるポイントも見つかるし。それが見えることで、新たな課題も出来ていく。そうやって苦しみを重ねていくことが、このバンドには似合っているんだと思います。
佳衣 そこは、自分も同じ気持ちです。良い意味でのプレッシャーじゃないですけど、一つの大きな目標を掲げることによって、そこへ向かうため、メンバーも足並み揃え一致団結して向かっていける。しかも、その目標をみんなで乗り越えたときに、それがふたたび自分たちの自信にも繋がっていく。そういう経験を重ねていくことがバンドにとっても、自分自身にとってみてもすごく大事なこと。とくに昨年の恵比寿リキッドルーム公演を終えてからは、その気持ちをとても強く実感するようになりました。

――それだけ恵比寿リキッドルーム公演の経験と成功は、バンドにとっても大きな出来事であり、成果だったんだろうね。
佳衣 そうですね。その恵比寿リキッドルーム公演へ向かっていく間も、バンドと愚民(ファン)たちが一丸となって、その目的のためにと走り続けてきました。その結束力を実感できた嬉しさは当時からありましたし。恵比寿リキッドルーム公演では、自分たちが本当に納得のいくライブが出来たことも、本当に嬉しい自信に繋がりました。

――yo-kaくんにも聞いたけど、やはり自分たちを追い込みながら進んでいくことが、このバンドにとっては大切なことなんだろうね。
佳衣 それが、このバンドの持つ性格なんだと思う。自分自身も、追い込まれたほうが力を発揮していくし、何か目標を掲げたほうが頑張りたくなってしまう性格なんですよ。そういうのは、ホント大事だと思います。

――翔也くんも、痛いのが好きなんですか?!
翔也 えっ、痛いのって…。痛いのは好きじゃないですけど(笑)、やっぱし、つらいことがあったときのほうが、達成したときの喜びは、そのつらさを感じていたときの倍以上に感じれるので、今のDIAURAの進み方というのは自分の性に合ってるなと思いますね。

――DIAURAってバンドは、ほんとストイックだよなぁ。
翔也 他のバンドさんのことはよくわからないので、そこはどうなんでしょうね?!ただ、自分たちにとっては、そうやって進んでいくのは当たり前のことだから。
yo-ka 人って、心に奢りを持った時点で絶対に隙が出来ると思うんですよ。うちらは、それがすごく嫌なんです。
 たとえばの話、DIAURAよりもあとに誕生したバンドさんたちから「DIAURA格好いいっすよ」と言われたら…。実際、そう言ってくれるバンドマンさんもいらっしゃるんですけど。だけど、自分たちにとってみれば、いくらそのバンドさん達と仲良くさせてもらってるとは言っても、ライバルというか、ライブ会場で戦いあう敵であることには変わりはないわけで。むしろ褒められれば褒められるほど、うちらは警戒を強めてしまうタイプ。「この程度の時点で俺らは褒められる覚えもないし」と変な風に解釈をしてしまうよう、性格的に天狗にはなれないというか。もちろん、攻めるときは自信を持って大胆に攻めていくんですけど。でも、奢る気持ちだけは絶対に持ちたくはないんです。

――そのストイックな姿勢で進みながらも、大きな会場で大勢のファンたちを目の前すると、「やってきたことは間違いなかった」と思ったりもしない??
yo-ka 「ここまで進んできたDIAURAとしてのやり方は間違っていなかったんだ」と思えるのは、素直に嬉しいことです。だからこそ、自分たちが信じた信念は絶対に曲げたくはないし、何時になっても、何処まで進もうと、その気持ちは貫き続けて行きたいですね。


親に自分の活動を認められ、しかも喜んでもらえてることが、自分にとってもご褒美になっています。
――どうですか?!たまに、自分へご褒美を与えたりとかは??
yo-ka  たとえば連日続いたライブが終わったときとか、手応えつかんだハードスケジュールを乗り越えた後、家で自分一人になったとき「よくがんばったなぁ」と心の中で思うことは、正直ありますね。

――たまにはそういう気持ちにもならないと、自分自身が疲れちゃうんじゃない?!
yo-ka それは、メンバーみんなに言えることで。DIAURAを通して活動を続けていく中、自分も含め、メンバー誰かの成長が見えたら素直に認めてあげるし。逆に課題が見えたら、「そんなんじゃ駄目だ」と叱咤もしていく。そういう飴と鞭の両面でと言いますか。メンバーそれぞれの良いところは、みんなで素直に認め合い、そこを伸ばしていこうというスタンスで演れていることが、今のDIAURAの強みなんだと思ってる。

――佳衣くんや翔也くんは、自分にご褒美をあげたりはしないんですか?!
佳衣 自分の場合は、何かあったら。たとえば、CDが出ました。雑誌やWEBに写真やインタヴューが載りましたというのがあると、親には報告を入れてます。最近も、Gab.の表紙を飾ったことに対してすごく喜んでくれてました。
 そういう、自分の活動の成果を素直に喜んでくれるのが親であり、それを親に報告しているときだけは、ちょっとだけ優越感に浸れるんです。正直バンドとしては、まだまだこれから勝負を仕掛けてかなきゃいけない状態なんですけど。でも、報告を入れることで親が喜んでくれることが、自分にとって嬉しいご褒美になっています。
翔也 そこは、僕も佳衣と一緒なんです。うちの親の場合、以前はバンド活動をすることに対して否定的だったと言うか。いつも「バンドなんか辞めて、普通に仕事をしろ」と言われ続けてきました。だけど今は、こうやっていろんな風にバンドの話題が広がっていくことによって、自分のやってるバンドへすごく興味関心を示してくれるのはもちろん、「ライブを観に行きたい」と言ってくれたり、車の中でDIAURAの音楽をよく流しては聴いてくれているんです。CDだって、出るたびに喜んでくれるし。そういう親に自分の活動を認められ、しかも喜んでもらえてることが、自分にとってもご褒美になっています。

――親は、DIAURAの音楽を聴いてなんて言ってるの??
翔也 正直、何処まで理解してくれてるのかはわかんないですけど(笑)。でも、DIAURAって歌物楽曲も多いので、「いい曲だねー」と言ってくれてます。
 

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