L→R Bass, Guitar, Programming.青井ミドリ / Vocal.奏多 / Guitar.izuna
ZOMBIE終幕!12年間の集大成!7月8日のラストワンマン「川崎CLUB CITTA'」!
この記事を見た人がその日、1人でも多く見届けにきてくれる事を願って!!
■先日残念なお知らせがありましたが、7月8日(火) 川崎CLUB CITTA'を最後に解散が発表されました。勿論、皆さんのコメントなども拝見をさせて頂きましたが、改めて解散に至った経緯を教えて下さい。
青井ミドリ:思い返してみれば何年か前からは頭の片隅にはチラッとあって。原因というといくつもあり過ぎて、何て言ったらいいか分からない感じになってしまいます。
■2013年に「ぞんび」が始動し、この12年間、バンド名の改名やメンバーの脱退など色々ありました。特に青井ミドリさんは結成からのメンバーでもあります。この12年間どんな時間でしたか?
青井ミドリ:2013年にはじまって、2015年に今の事務所に入りましたが、最初の2年間はずっとがむしゃらでした。みんなバイトしてお金をかき集めてレコーディングしたりして、自主活動の大変さを知りましたね。それもあってギスギスもしてバンド内の空気も良くなかったのを覚えています(苦笑)。事務所に入ってからは、また別の大変さもあって。動員も伸びたりした時もありましたが、そういう時も冷静に、自分達の今のライブや内容では続かないのも凄く感じていたりしていました。そんな中、izunaが加入してすぐコロナ禍に入って結構解散したバンドも多かったけど、逆にコロナ禍で少し休む事が出来たから、このタイミングでもう一回立て直そうとそんな気持ちになりました。あれが無かったらもっと早く解散していたかもしれません。
奏多:本当に色々ありました。メンバーの脱退、izunaの加入、バンドを続けるのって大変だなと思いました。ただ普通の人には出来ない経験を沢山させてもらったので、それは本当に貴重な時間でしたね。辛い事も多かったけど、やはりライブしていたら楽しいし、お客さんがZOMBIEの音楽でストレス発散とか、元気になってくれるのを言葉で伝えてくれたので、やってきた意味があったと思いました。自分の人生を考えると全然後悔してないし納得した形での今回の結論ですね。
izuna:今やるぞと決めたら、すぐやりたいタイプで。ZOMBIEに加入してすぐコロナ禍だったので、ぶっちゃけ自分は憂鬱でしかなかったです(苦笑)。考えるより行動するタイプなんですが、逆にその時間が冷静に考える時間にもなって、後々活動の大事さを知れた事は良かったことかなと思いました。
■青井ミドリさんはコンポーザーとして、ZOMBIE初期から現在に至るまで曲作りに対しての変化などはあったのでしょうか?
青井ミドリ:それは結構あります。初期の頃は、自分が作りたい曲というよりは、どんなものがウケるのかとかを考えていました。最初に作った「腐り姫」は、その当時のビジュアル系が激しい曲とかが多かったので、逆に4つ打ちのテンポも早くない曲を出したら目立つんじゃないかと思って狙って作った曲でした。他にもライブで楽しいとか、ライブを想定して曲を作っていったんですが、一時期、曲作りの講習に通っていた事があって、そこからどんどん変わっていきました。バンドとしての曲としては良いけど、いち作曲家としてはこのままでは通用しないと思った時に、無駄を省くではないけど、コンパクトな曲を作るようになっていきました。純粋に聴いて格好良いとか、曲が良いとか、そんな形にシフトチェンジしていきました。ここが昔と今では大分違う所だと思います。
■曲作りの講習に通っていたって凄いですね!
青井ミドリ:自分の曲を聴いてもらって、ダメ出しとかアドバイスしてもらったりするんですよ。その時からゆくゆくは作曲家になりたいとも思いました。
■一番印象に残っている出来事なんかも聞いてみたいです。
奏多:ライブで言ったら一番印象に残っているのは、2020年2月のizunaが加入して最初の池袋EDGEのワンマンですね。コロナがこれからどうなるのか分からない時期でのワンマンだったのと、新生ZOMBIEとして改名してここからもう一度立て直したいという気持ちも入っていたので印象に残っていますね。後、コロナ禍で動画を配信したり、有料会員向けでグッズとして販売したパズルを作る動画を上げたりとかコロナ禍での印象は結構残っていますね。無観客ライブとかもやりました。あの時の感覚って凄かったですよね。絶対味わえないというか、2度と味わいたくないですけど(苦笑)、今がどれだけ幸せかと思うとそこも印象に残ってます。
izuna:加入して最初の池袋EDGEのワンマンは印象に残ってますが、それ以外だと2024年に国立代々木第一体育館で開催された「OTOKOMAEフェス」ですね。この日は凄く緊張していて前日寝られなかったです(笑)。メンバーの脱退で3人になっての初のライブだったし、同期システムの操作を受け継いでの初めてのライブだったので、不安と緊張が入り混じった中、やりきる事が出来たので忘れられないですね。
■実際その日は良いライブになったんですか?
izuna:緊張し過ぎて正直余り覚えてないです(苦笑)。ただ加入して最初の池袋EDGEのワンマンは、結構苦い想いでもあるので、その日はしっかり覚えています。
■嫌な事は結構覚えていて、良い事は忘れてしまうって俗にいうので、国立代々木第一体育館のライブは良いライブだったんだと思いますよ!(笑)
青井ミドリ:印象に残っているライブは沢山ありますが、自分はizunaが加入前ですけど、2016年の「VISUAL JAPAN SUMMIT 2016」に出演出来た事が一番嬉しかったですね。
■その日のライブはどうだったんですか?
青井ミドリ:izunaと一緒で緊張し過ぎて覚えてないです(笑)。
■という事は、多分良いライブだったって事ですよ!(笑)
■そしてこの取材をしているのは前にはなるのですが、ZOMBIE ONEMAN TOUR 2025「俯き加減でランデヴー」の開催が決定しています。解散を発表してからの初のツアー、思う事はあるとは思いますが、どんなツアーにしたいですか?
奏多:悲しい気持ちにはさせたくなくて、純粋にライブを楽しんでもらいたいですね。自分なりのZOMBIEの生きざまをちゃんと見せたいです。解散発表してから久しぶりに行きますという声とかも聞いているので、ライブに足を運んでくれた感染者(ファン)に、ありがとうという気持ちをちゃんと伝えるツアーに一本一本したいと思います。
izuna:加入して7月で5年半になるんですが、感染者(ファン)のみんなに支えてもらった恩返しの集大成として、全部を出し切るツアーにしたいと思っています。
青井ミドリ:地方を回るのがこれで最後になるんですが、バンドをやっていると地方に行ったりする事が当たり前と思っていた中、これで最後だという事と、例えば札幌とか、福岡とかバンドをしていないと中々行く事が出来ない場所に行ける嬉しさを噛み締めながら回りたいと思っています。
■1つ気になったのですが、Vijuttokeは名古屋の雑誌という事で、今回のツアーに名古屋が入ってないのは、青井ミドリさんが岐阜出身だからという事でしょうか?
青井ミドリ:まさに岐阜があるからですね!メンバーそれぞれの地元が1本ずつ入っているので、名古屋のお客さんは岐阜に集まって欲しいです。名古屋はDIAMOND HALLのイベントが決まっていますので、そちらも楽しみにしていて下さい!
■そして「ZOMBIE THE BEST」のリリースも決定しました。まだこれから内容を詰めていかれると思いますが、こちらのベストにはどの曲を絶対入れたいとかありますか?その理由も含めて教えて下さい。
奏多:「四丁目アパート殺害事件」がずっと好きですね!ZOMBIEに加入してスタジオで初めて楽しく歌えた記憶があります。自分が加入した時に、すでに前のボーカルが歌っていた音源があったので、自分なりに練習していたんですが、その中でこの曲はメロも好きなのと、その初期の感触を覚えているので収録したい曲です。もう1曲は定番になってしまいますが「腐り姫」です。ライブでこの曲がくると、他のバンドのファンとかも反応してくれたりとかして、ZOMBIEのライブにとって欠かせない曲だと思うので収録したいですね!欲を言えばもう1回ボーカルを録り直したいです(笑)。今の成長した「腐り姫」を入れたい気持ちはあります。
izuna:自分が加入して最初に出した曲の「100%死んでる」ですね。初めてMV撮って、初めて衣装着て、英語表記のZOMBIEになっての初めての事ばかりの曲だったので、そういう意味で想いの深い曲なのでぜひ収録したいです。ギターが結構細かいフレーズで死ぬほど練習した思い出です(笑)。もう1曲は「アブノーマル・セラピー」ですね。理由は単純で、楽しいので好きな曲です。ライブでやっても入りやすいというか、巻き込みやすい曲です。シンプルで分かりやすいギターのフレーズではあるけど、しっかり激しくて耳に残る曲です。
青井ミドリ:「ごめんなさいのメロディー」は入れたいですね。今まで作曲した中で、純粋に自分が聴きたい曲を作りたいというのがテーマだったので、今後、自分が作曲した曲として振り返っても納得して聴ける曲です。極論、誰も好きになってくれなくても自分が格好良いと思えばそれだけで良かったので、ぜひ収録したい1曲です。もう1曲は「song for me...」ですね。ライブの最後にやる事が多いんですが、この感じの曲をもう一回作ろうと思っても作れない感じがするからですね。その時だから作れた気がします。
■ラストワンマンライブが7月8日(火) 川崎CLUB CITTA'で開催されます。どんな1日にしましょうってのもあれですが、この日に向けてコメント頂けますか?
奏多:ZOMBIEの奏多としてステージに立つのは最後になるので、解散だからじゃないですが、ある意味いつも通りというか、自分の集大成をちゃんと見せられるようにしたいですね。皆さんがいなかったらもっと早く解散してもおかしくないバンドだったので、支えてくれた感染者1人1人に魂込めてZOMBIEの音楽を伝えます!
izuna:自分はステージに立つのはこれが最後だと思っているので、ZOMBIEというバンドがいたなとか、川崎CLUB CITTA'でライブしていたなとか、そんな事をいつか思い返してもらえるような印象に残るライブに出来たらと思っています。
青井ミドリ:12年間やってきた事をここで終わらせるのは、今はまだあまり想像がつかないですね。その日が本当に来るのかと思っています。悔いが残らないようにやり切りたいのは当然ありますし、バンドにとってもお客さんにとっても記憶に残るような1日になったらと思っています。
■それでは最後に改めてZOMBIEとはどんなバンドでしょうか?
奏多:波瀾万丈を乗り越えてきた強いバンドだと僕は思います。
izuna:交わる事がなかった人達が、バンドというものを通して、支え合いながら上手いバランスで活動してきたバンドだと思います。
青井ミドリ:難しいですね。考えれば考えるほど出てこないです。1日もらっても良いですか(笑)?
■それは無理です!(笑)
Powered by Vijuttoke
Vijuttoke INFORMATION
*Vijuttoke掲載インタビューを配信中!
・WEB【club Zy. 】https://www.club-zy.com/contents/free_paper
・ブロマガ【club Zy.チャンネル 】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga
4月21日(月)18:00 XANVALA(宗馬 & Yuhma)
4月22日(火)18:00 DIV / HIROTO(Alice Nine.)
4月24日(木)18:00 Vellselk & ORCALADE 対談
4月25日(金)18:00 ZOMBIE
Artist INFORMATION
<ラストワンマンライブ>
7月8日(火) 川崎CLUB CITTA'
コメント
コメントを書く