ゴージャスでダークな世界観をまとい、ビジュアルシーンを牽引してきたKAMIJO。バンド活動だけでなく、ソロとしても存在感を放っている。7月31日には新境地を切り開いたミニアルバム『VIOLET DAWN』がリリースされ、8月にはソロ11周年のライブツアーも決定。ライブメンバーもHIRO(La'cryma Christi)YUKI(DUSTAR-3、Rayflower)IKUO(Rayflower)shuji(Janne Da Arc) など、多くのセッションで鳴らしてきたツワモノ揃い。もちろん、彼らは『VIOLET SAWN』のレコーディングにも参加しているので、ここではYUKIとshujiにもインタビューに参加してもらい、制作やライブにもたらされた化学変化について語ってもらった(インタビューは2回にわたって掲載します)。
Interview:海江敦士
――そもそもKAMIJOさんがポップス好きなのはよく知られていると思います。
KAMIJO:そうです、僕はフランスの作曲家のポール・モーリアさんが好きなんですよ。だから日本にフランスの美しいメロディーが入ってきて、それに影響を受けたことで日本の昭和歌謡があると思うんです。だからフランスのシャンソンは日本の歌謡曲の先輩にあたるんですね。僕が歌謡曲を好きなのも、その影響があると思います。親がずっとポール・モーリアを聴いていたおかげで、自分の耳にそういう音楽が残っていたのがよかったんだなって。今改めて思います。
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