4月10日にリリースされたNoGoDの最新アルバム『神髄 -OMNIBUS-』はメンバーそれぞれの個性を打ち出して、現メンバーによる新たなNoGoDの真髄を示すというコンセプトのもとに制作された。HM直系の硬質さや高度なテクニックなどとスタイリッシュな洗練感や胸に沁みる抒情性などを巧みに融合させて上質な音楽を生み出した手腕は実に見事。また、多彩でいながら緊密感を湛えているのもさすがといえる。メンバー・チェンジという危機を乗り越えてNoGoDがさらなる高みに登ったことを実感させる『神髄 -OMNIBUS-』について団長(vo)に語ってもらったインタビューを、前後編でお届けする。
Interview:村上孝之
――『神髄 -OMNIBUS-』の制作に入る前は、どんなことを考えていましたか?
団長:今回のアルバムは“神髄”というタイトルがついていますが、11年前にシングルで“神髄”というタイトルのものを出しているんです。「神髄 -FRONTIER-」(2013年7月)と「神髄 -THE POWER-」(2013年9月) という2枚のシングルを出していて、そのきっかけになったのはNoGoDはずっとクロスオーバーというか、ミクスチャー要素の強いバンドだったんですよね。基本としてHR/HMのサウンドが好きですけど、それをそのままやることを良しとしないというか。洋楽とかの自分達が好きだったサウンドをいかに日本のミュージック・シーンにフィットするものにするかということに、こだわりがあったんです。
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音源は聴いてライブに臨みましたが生で聴く「天国」に心臓を鷲掴みされました。ありがとう、生きます。