L→R 海(Gt.) / 瑠伊(Ba.) / 智(Vo.) / Tohya(Dr.) / Yuh(Gt.)
去年クリスマスにゲリラ配信された「DIGEST -Independent Blue Film-」、2月25日に新宿BLAZEで初披露した新曲「Invisible」、この2曲はvistlipにとって特別な終わりのはじまり!
■2023年7月7日にZepp DiverCityで行われたワンマンライブ、「vistlip 16thAnniversary live [ INDEPENDENT BLUE FILM ]」にて所属事務所から離れました。環境や心境の変化などありましたか?
海:元々現場に判断を一任してくれていた前事務所だったのも大きいんですが、活動にそこまで大きく変化が無いよう気を使ってくれましたね。それに伴ってライブの制作が変わったのと、所属していたレーベルは離れましたが、まだ盤自体を作って無いので、それを作るとなると大分違っては来るとは思いますが、活動のインターバルも作る事無く出来ています。
智:全部自分達で考えて行動しなければいけない面で、メンバーのコミュニケーションは増えましたね。これは良かった事だと思います。
Yuh:制作が変わったのは結構自分の中で環境の変化で、やりたい事の擦り合わせや、アイデアが前より綿密に話せる環境になった事や、各パートの事もより細かく伝えてくれる人もいて、そういう面では結構ありがたさは感じています。
■去年クリスマスにゲリラ配信された「DIGEST -Independent Blue Film-」ですが、約1年9ヶ月振りのリリースとなりました。改めてこのタイミングでのリリースとこの「ダイジェスト」と言うタイトル、何か意図はあったのでしょうか?
智:タイトルは単純な話で人生のひと区切り。vistlipは前事務所とずっと歩んで来たバンドだったので、そう言う思い出とか、そう言う思いを込めて「ダイジェスト」としました。それを全部まとめた思いを1曲に込めたような感じですね。
■歌詞の内容とかもそうなんですか?
智:そう見えないようにはしていますが、何も知らない人が聞いても、人との別れがここにはあったと言うのを見せたかったのと、後は、劇場だったり映画館などの言葉を良く使っていたので、最後にそれを使いたかったって言うのも大きかったですね。
■この「DIGEST」聴かせて頂きましたが、vistlipの中でもよりロック感が強い曲でめちゃくちゃ良かったです!
智:そういう意識はしていて、ポップと言う訳ではなく、ロックバンドが内なるものをただただ吐き出しただけみたいな楽曲に仕上げたかったので結構満足しています。今の年齢だからこそ出来る事もありますしね。
海:うちの曲にしては珍しく、ファンタジーぽく無い等身大の感じの曲かなとは思いますね
■この曲、ボーカルの智さんのキーの高低差も凄い曲ですよね?歌うのに難しかったりしませんか?
智:慣れちゃえば結構今は簡単なんですが、息遣いとかを余り極端に使ってこなかったんですよね。例えば低音の所での息遣いだったりとか、そういうのも全部近くに感じて欲しかったというか、リアリティが欲しかったんですよね。あえて大袈裟にライブで聴いているようなエディットにしてもらいました。高音部分に関しては、力強さを込めたかったので、今までのレコーディングとは違って、あえて自分の中ではラフと言うか、言ってしまえば自然体で閉じ込めましたね。そんな風に録れたので高低差も結構効いているのかもしれません。
海:ヘッドホンとかで聴くと歌が近い感じしますよね!
■この曲は今までのvistlipと雰囲気が全然違う点で録音してみてどうでしたか?
瑠伊:ストレートだからこそ結構自分の中にすっと入ってきて、フレーズも自然に出てきたものをそのまんま弾いていましたね。今まで全部スタジオ録りして来たんですが、今回初めて弦楽器は各自でDTMでの録音に挑戦してみたんですけど、宅録の良さ、楽しさみたいなものも感じる事が出来てすごく気に入ってますね。
智:みんなどうやって撮っていたの?要は寝っ転がれちゃうわけじゃん。(笑)
瑠伊:凄いリラックスしてやれました!気分が乗らない時はやめたりとかね。
Yuh:そうだね!スタジオだと時間とかメンタル面などの管理が難しいけど、家で録れる環境だと、自分でコントロール出来るので精神が楽で良いですね!
■それも含めて空気感とかが全部音に出ているのかもしれないですね!
Tohya:いつも結構ややこしくしたり、詰め込んだりしていたので、この曲を作る時にはそれを排除して、歌やギターが際立った上で、シンセやストリングスやピアノのバランスとかも考えていて、あえて音数が少なくライブと音源の印象の違いみたいなのが、今までの楽曲より遠くないといというか大分近い形でストレートに出せたんじゃないかと思います。
■東名阪3か所で開催するvistlip ONEMAN TOUR [Blossom by Blossom.]ですが、先日2月25日に新宿BLAZEにて初日を迎えました。その日アンコールでは、新曲「Invisible」を初披露したと聞いております。
海:実はあの日はまだ仮タイトルだったんですよ。
智:この曲と「DIGEST」もなんですけど、16周年の時の初めのSEと、OUT SEにしていて、元々曲はあったんです。この2曲で次のはじまりを表現したかったんですね。
■2曲ともTohyaさんが作曲なんですよね?「S.E」はPOPな感じですよね。
Tohya:作った時期はどっちも同じぐらいの時期なんです。結構久々に曲を作ろうと思った時の1発目というか、人生の浮き沈みというか、なんとなく沈んでいる時の方が「S.E」みたいな明るい曲が書けるというか、逆に「DIGEST」は、久々に智に曲を褒められて気持ちが急に浮上したんで、今度はちょっと儚ささが出ましたね。
海:情緒不安定なの?(笑)
Tohya:今回の[Blossom by Blossom.]のテーマにすごく曲がはまっているとは思いました。
■新曲「Invisible」は、「DIGEST」の続編とも言うべき春らしい楽曲だったと聞いていますがその辺はどうなんでしょうか?ダイジェストで終わり、SEからはじまるイメージをしました。
智:正直この2曲はしっかり盤に入れようと思ってなかったんですよね。気持ちでは結構特別には扱っていますね。この2曲で終わって始まってまさにそのイメージですね。
■この2曲以外にも新曲は作っていたりするんですか?
智:すごい前からあるんですよ。 それが今の自分たちの気持ちに合うかはわからないですけど、この2曲が出来たぐらいから曲数で数えたら一杯あるので、後は出すタイミングだけですね。この2曲は16周年の七夕と共に僕の中では完結しています。
海:そもそも配信になったのも、今現状レーベルが決まってない状況ですし何よりCDを作るとなると動きは遅くなるんですよ。それをどうしても年内に届けたかったのと、ライブでも届けたくて、ちゃんと動いているのも見せたいと思ったし、せっかく今身軽な状態になっている訳だからタイミングを重視する上で配信を選んだんですね。今後も音源を出す事になっても、タイミングによっては配信で出すのも選択肢としてはありますね。
■新曲「Invisible」を初披露した2月25日の新宿BLAZEのライブ自体はどうでしたか?
瑠伊: セットリスト自体を時期的に春らしさを感じる楽曲をメインに選んだんですが、曲調的に大人し目になりそうと思って挑んだんですけど、意外とやってみるとそんなこともなく、心地よいというかライブ感もあって凄くやりがいのあるライブでしたね。新曲も曲調もあって、お客さんも初見ではあったものの意外と体揺らしてくれていたりして、手応えはありましたね。
■5月3日にvistlip ONEMAN LIVE[ENCORE:BLAZE SHOW DOWN]が新宿BLAZEで開催されます。新宿BLAZEが7月に閉館する事もあり、少し新宿BLAZEへの想いなどを聞かせて下さい。
海:本当にお世話になった会場なんですよ。閉館決まって何とかブレイズの本数を増やしたいっていうのを制作からも伝えてもらいましたね。結構無茶なタイミングのスケジュールをとかどうにかしてくれるんですよね。東京でやる時は、毎年の7月7日のZepp以外のまず候補はBLAZEでした。
瑠伊:ここはなんと言っても焼き焼肉ですね!(一同笑)ライブ中に焼肉をやったんですよ。メンバーの誕生日ライブで高級なお肉をプレゼントしたんですけど、そのお肉を手に入れるためには、高級肉とスーパーで買ってきた一般的な肉を食べ比べてどちらが高級な肉かを当てなきゃいけないって企画をやったんです。。それもあって現場で焼く必要性があったんですよね!その日はBLAZE全体がめちゃくちゃ肉の匂いがしていました。3日ぐらい臭いが残ったらしいっすね。
■実際この5月3日が新宿BLAZEラストになる感じですよね。焼肉以外に企んでいることなんてあるんですか?伝説を残しましょう!
瑠伊:今まだ考えてないですけど何か残したいっすよね!
海:こんな事やりやがったって言われたいですね!
■出禁もくそも無いですからね!
海:なんてこと言うんですか!!!(一同笑)
■そして翌日5月4日には、吉祥寺CLUB SEATAにて「BugLug VS vistlip」が開催されますね。2MAN LIVEは満を持しての初開催なんですね。BugLugにVijuttokeでもコメントを頂けますか?
海:ツーマンはなかったですね!バンド自体がうちに大分テンション感が近い印象があるのと、結構色んな音楽もやるのと、メンバーもナチュラルで、作り込んだ世界観と言うよりは、等身大の自分達が作るものの上に世界観を広げているような印象が僕の中ではあります。今の現実に 何かを投影している、みたいな感覚かな。
Yuh:元々知っているメンバーも沢山いるのと 海が言っていたのにちょっとパンク色が入っているイメージで、やっぱり音楽的には強さや自由さとかそういう感じのイメージですね。同じような価値観で仲良くもありつつ刺激しあえるバンドです。
■そして7月7日に17周年の記念ライブがZepp DiverCity Tokyoにて開催されます。改めて意気込みをお願いします!
Tohya:7月までに色んなツーマンもあるし、最後のBLAZEのライブもあるし、またバンドとして、今年もステップアップしていける年になるとは思うので、今までの周年ライブとはまた一味違うステージを見せられたらとは思っていますね。
瑠伊:中身はまだしっかり決まりきってはいないんですが、独立して初めて自分たちの力だけでやる周年になるので、気合い入れて良いものを見せたいですね!
海:2月、3月のライブに始まって、4月、5月、6月と結構色んな事をやるので、今までの17年間も全部そうなんですけど、その点を線で繋げて行って7月7日に今までとはまた違ったものが見せられたらいいなと思っています。
Yuh:ツーマンも対バンイベントも最近余り無かったので、各々刺激をもらう事を自分達も改めて経験したいです。そこでライブで気になったお客さんがまたvistlipを見てみたいと思う子達もいると信じたいし、みんな大人になっていく中で、社会に出てスケジュールが組めなくなったとしてもこの7月7日の七夕だけは行きたいと思ってくれる子達もいると思うので、単純に17周年っていうのは関係なくなっちゃうんですが、次に繋げていけるライブをしたいって思っています。
智:まず環境が変わったことによって、色んな演出面の幅が今までとはちょっと違うんですよね。それもあってアイデア出しする事、工夫する事をするので、今1番そこがメリットでもあったりします。やっぱり17周年、7の数字はすごく大切にしているバンドなので、今までより豪華というか楽しめる仕込みが出来ればと思っていますし、バンドとして年々少なからずステップアップしていって、今が1番楽しいと言う事を今1番実感出来ています。この気持ちを今大事にしている最中なんですけど、この気持ちを7月に持っていければ、きっとその日は一番良いものが見せられるはずだと信じて進んでいます。
■一旦これで終わろうと思っていたんですけど、もう1つだけ聞きたい事があります。今回配信でリリースした「DIGEST」は、今までとは違うvistlipの1曲が出来ました。もし次、CDとしてリリースするとしたら、今までと違うvistlipのアルバムになったりしますでしょうか?
智:これはね、本当にまた環境にも左右されるものだと思うんですよ。録音にしてもスタジオで録るのか、自宅でまた録るのか、色々あるとは思うんですけど、個人的に「DIGEST」を出したことによって、 ステージで「DIGEST」を演奏する時、すごいバンドやっているなって思うんですよ!なんかすごい気持良いんですよ!あれを知ってしまうと、今まで通りの楽曲やってもまた気持ちの入り方が変わってくるなとは思っていて、そういうのを上手くミックスして表現して行けたら最高ですよね。
■次のCDリリース楽しみになりました!
智:ありがとうございます。絶対そこは保証します!
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3月21日(木)18:00 Yuhma(XANVALA) / L(MEME)&愛郎(UNDER FALL JUSTICE)
3月22日(金)18:00 vistlip
3月25日(月)18:00 Psycho le Cému
3月26日(火)18:00 Ricky / DASEIN
Artist INFORMATION
「DIGEST -Independent Blue Film-」
≪Live Schedule≫
■vistlip ONEMAN TOUR [Blossom by Blossom.]
2024年3月20日(水・祝) 大阪/ESAKA MUSE
2024年3月22日(金) 愛知/名古屋Electric Lady Land
■vistlip ONE MAN LIVE[Sunny Side Up]
2024年4月8日(月) 東京/SHIBUYA PLEASURE PLEASURE[Side:A]※SOLD OUT
2024年4月9日(火) 東京/SHIBUYA PLEASURE PLEASURE[Side:B]※SOLD OUT
2024年4月20日(土) 大阪/Yogibo META VALLEY[Side:A]
2024年4月21日(日) 大阪/Yogibo META VALLEY[Side:B]
■vistlip ONEMAN LIVE[ENCORE:BLAZE SHOW DOWN]
2024年5月3日(金・祝) 東京/新宿BLAZE
■BugLug VS vistlip
2024年5月4日(土) 東京/吉祥寺CLUB SEATA
■vistlip presents[Party On]
2024年6月8日(土) 大阪/Yogibo META VALLEY w/甘い暴力
2024年6月9日(日) 大阪/Yogibo META VALLEY
2024年6月15日(土) 愛知/SPADE BOX w/DOGinThePWO
2024年6月16日(日) 愛知/SPADE BOX
■vistlip 17th Anniversary ONE MAN LIVE
2024年7月7日(日) 東京/Zepp DiverCity Tokyo
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樹威(GOTCHAROCKA) 動画(4):「タイムマシンあったら過去に行く?未来に行く?」 #日刊ブロマガ!club Zy.チャンネル
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