1994年に黒夢でメジャーデビューを果たし、sads、ソロ・アーティストとしても活動を行い、多くのリスナーを魅了し続けている清春。ここ数年の彼は独創的なスタイルに挑戦して話題を呼ぶと共に、シンガーとしての評価をさらに高めている。30年に近いキャリアを備えたうえで、また新しいところを目指す彼の意欲には圧倒されずにいられない。現在ニュー・アルバムの制作を行っている清春が内面の思いを大いに語ってくれたロング・インタビューを、3回に亘ってお届けする。
――海外と日本では音楽の捉え方も少し違っていますよね。日本では音楽をカルチャーとして捉えますが、海外では音楽はすごく身近にあるものになっています。
清春:そう。だから、いわゆる少数派でも本当にいいもの、カッコいいものは受け入れられる。今日も海外のフェスのラインナップを見ていたんですけど、4日間あるフェスで、スリップノットが4日目のメインアクトで3日目がリンプ・ビズキット。で、初日のトリがモトリー・クルーなんですよ。ラインナップを見ると凄いバンドがいっぱい出ているけど、今でもモトリー・クルーがトリを取れるんです。
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