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ロックとクラシックを巧みに融合させた音楽性や中世ヨーロッパを思わせる耽美的な世界観、演劇的な要素を押し出したライヴ・パフォーマンスなどで一世を風靡したMALICE MIZERのリーダーを務めていたMana(g)。彼はヴィジュアル系の新たな形を生み出した存在として多くのリスナーから熱狂的な支持を得るとともに、多数のミュージシャンからリスペクトされている。そんなManaをキャッチしてMoi dix Mois(彼のソロ・プロジェクト)、Versailles、D、摩天楼オペラが顔を揃えたことで大きな話題を呼んでいる『JAPANESE VIJUAL METAL -共同声明-』の話を軸に、彼の音楽観などについて語ってもらったインタビューを3回に亘ってお届けしよう。


Interview:村上孝之


――2001年にMALICE MIZERが活動休止になってしまった後、Manaさんは2003年にソロ・プロジェクトMoi dix Moisを始動させました。

ManaMoi dix Moisは完全に僕の趣味全開でやりたいという気持ちがあったんです。なので、封印していたメタル魂を呼び覚まして、とにかくシンフォニック・ブラック・メタルをやるんだという思いのもとに始めました。


――メタル・テイストと、ご自身の世界観を融合させることはスムーズでしたか?