『ヴィラン=悪役』をコンセプトに、愛や葛藤をキャッチャーなサウンドであざやかに表現した『Malefica』と、自分自身と向き合いながら信じる道を切り開いていく強さ宿る『Villain』のダブルA面シングル!!
■改めてKayaさんの自己紹介をお願いします。
Kaya:ソロシンガーのKayaでございます。よろしくお願いいたします。
■去年フルアルバム「ROSE」をリリースしました。こちらバラエティに富んだアルバムとなりましたが、リリースしてみて反応など如何でしたでしょうか?
Kaya:バンドやユニットなど目まぐるしい日々を送っておりましたら、あっという間に時が経ち、ソロとしては実に8年半ぶりのオリジナルアルバムとなりました。今回素晴らしいミュージシャン皆さんが参加してくださって、クオリティ高い作品に仕上がりました。この8年半の様々な活動や体験がきちんと反映された作品になったなと思います。特にリード曲『ROSE』(天野月作詞作曲/Kaya作詞)は多くのファンの方から「こういうKayaさんが観たかった!」「こういう歌を歌って欲しかった!」と多くの賛辞をいただけました。大変喜ばしいことです。
■そして、自身の誕生日7月17日にシングル『VILLAINS』のリリースが決定しました。こちらタイトルの通り『ヴィラン=悪役』をイメージした作品になっているとお聞きしております。ざっくりどんなシングルになりましたか?
Kaya:アルバム『ROSE』がバラエティ豊かで様々なジャンルの曲を詰め込んだ百貨店的な作品だったことに加え、ここ数年はクラブっぽいEDM曲(2018年発売Single『FABULOUS』)や、ポップな曲(2018年発売Single『Monday Monday』)が続いていたんですね。と言いますのも、わたくしはソロと別にSchwarz Steinというユニットをやっておりまして。そちらでゴシックやデカダンスをテーマにしているものですから、ちょっと意識して区別していたんです。ソロとSchwarz Stein、それぞれで別のカラーを楽しんでいただこうと。でもソロでもそろそろゴシックやデカダンスを表現したいなぁと思いまして。昨年バラエティに富んだアルバムを出して一区切りついたことだし、そろそろソロでもダーク路線にいくか、と。テーマの『ヴィランズ』ですが、ここ数年『魔女』と形容していただくことが増えましたので(笑)、ではそのまま自己紹介のようなシングルにしましょう、ということでこのタイトルを冠しました。
■今作は作詞作曲をあをいはる(ひととなり/exマイナス人生オーケストラ)さんが担当したとの事で、曲をもらって第一印象どんなイメージでしたか?
はるちゃんには『魔女』をモチーフにしつつも、『キャッチー』で『ライブ映え』するものを、ということだけ伝えてある程度自由に作って貰いました。アルバム『ROSE』でも「Spotlight」という最高の曲を提供してくれていたので、期待して待っておりましたらその期待を遥かに上回るほど大変格好良い曲が届きまして!驚愕でございました。どうしてもKaya一人で作品をプロデュースすると、マニアックな路線になりがちなので、彼にはディレクターのような視点からも作品創りに参加して貰いました。今までのKaya作品の中でも群を抜いてキャッチーで、ノリの良い作品になったと思います。
■ギターをマジョリカ・マジョルカ・マジカル☆ひもり (Jin-Machine)さんが担当しましたね。今作をお願いするきっかけなどはあったのでしょうか?
Kaya:ひもりんは、はるちゃん推薦なんです。はるちゃんから、ギターはひもりんに入れて貰うのはどうか、提案がありまして。作品のここにこの音が欲しい、というのはやはり作曲者が一番わかっていることですので、お任せすることにいたしました。結果とっても素敵なギターを入れていただけました!ギターサウンドもしっかり聴いていただきたいポイントですね。
■ダブルA面シングルとの事で、1曲ずつ詳しく聞きたいのですが、愛や葛藤を表現した『Malefica』について詳しく教えて下さい。
Kaya:タイトルはラテン語で『魔女』。これは数年前に「次アルバムを出すとしたらゴシックな雰囲気にしたいからマレフィカにしよう」と温めていたものなんです。この度シングルという形で日の目をみました(笑)。はるちゃんには先にタイトルだけ伝えて、それ合わせた歌詞を書いてもらいました。そこから更にKayaが歌詞を推敲させていただいて、共作となっております。歌詞の物語としては、普通の男性と恋仲になってしまった魔女が、魔女であるがゆえに愛しい人まで迫害されてしまう現実に絶望し、恋人の記憶を消して恋人から離れてゆく──そして自分だけが変わらず悪者として生きていく、彼への愛を胸に──というのが表のストーリーですね。大きな主軸として【許されない恋】がテーマです。表向きのモチーフは魔女ですが、様々な角度から見ると色んな物語が見えてくると思います。ご自分なりのストーリーを照らし合わせていただけたらと思います。この曲はとにかくライブ映えすると思うので、6月のソロ17周年ツアー『Sodom and Gomorrah』と、8月開催の『VILLAINS』発売記念ツアーで、ファンの皆さんと一緒に育てていきたいなと考えています。
■信じる道を切り開く強さを表現した『Villain』についても詳しく教えて下さい。
Kaya:キャッチーで聞きやすくTHE!シングル!という趣の『Malefica』と打って変わってこちらはどちらかというとマニアック路線(笑)。Kaya様こういうのお好きでしょう、と言いながらはるちゃんが送ってきてくれました。よかったらカップリング曲にでも〜なんて言われましたが、余りにも素敵すぎて両A面シングルという形にしました!(笑)
自己否定と自己愛の狭間で葛藤しながらもそれでも前を向く、強い歌。でもやっぱりどこか後ろ向きで(笑)。『Malefica』がパブリックなKayaイメージとしたら『Villain』はプライベートなKayaという感じですね。こちらは作詞もすべてはるちゃん。出来上がってきた1番の歌詞が最高だったので、そのまま採用とさせていただきまして、そこから私がタイトルを決めました。ヴィランズ=ディズニーヴィランズというイメージの方も多いと思いますが、今回Aメロで様々なディズニープリンセスの描写が出てくるところも私のようなディズニーファンには堪らない比喩です。全部で6名のプリンセスが出てきます。是非チェックしてみて欲しいですね!
■そしてMVは映画脚本、監督の東海林毅氏が手掛けたともお聞きしておりますが、MVについてどんな内容になっているか教えて下さい。
Kaya:現在絶賛放映中の映画『老ナルキソス』の試写会で東海林毅さんにお会いしまして。この『老ナルキソス』があまりにも素晴らしかったので、私からラブコールをさせていただきました。いつかご一緒に、という話だったのですが、トントン拍子に話が進みまして、今作ご一緒となりました。実はこのインタビューを受けている時(5月某日)にはまだ収録しておりませんで…私自身ワクワクしております!(笑)個人的に映画監督さんと作品創りをご一緒するのも初めてのことですので、また新しい扉が開かれる気がして、本当に楽しみです!
■「Kaya solo 17th Anniversary TOUR」も5月末からはじまっております。この17年はKayaさんにとって、どんな17年でしたか?
Kaya:長ったような、あっという間だったような。ひとつひとつの歌に魂を込めて歌い続けた毎日の積み重ねですね。ファンの皆さんと、関係者皆さんに生かしていただいた、心から幸せな17年間です。牛歩ながら、少しずつ歌える歌が増えてきて、毎日楽しいです!
■リリースとバースデイを兼ねて、7月17日に渋谷REXにて「Kaya’s Birthday Live」が開催されます。この日はどんな1日にしましょうか?
Kaya:何歳になっても誕生日ってワクワクしますよね(笑)。ここ数年はお祝いしていただく日というよりは、これまで関わってくれた皆さんに御礼をお伝えする日という感じになりました。この日も集まってくれた皆さんに御礼のお気持ちを全身で全力でお伝えしたいと思います!
■リリース後、「VILLAINS発売記念全国ツアー」も開催されますね。リリースツアーで企んでいる事はありますか?
Kaya:8月の長いツアーの中で、十数年振りにビジュアル系の皆さんとのツアー(CRUSH OF MODE-HYPER HOT SUMMER’23)にも参加するので、『VILLAINS』収録曲のノリの良さを遺憾なく発揮してご参加の皆さんに存分に楽しんでいただけるライブを展開したいと考えています。私って未だに「Kayaのライブはお上品=拳とかシャウトとか一切無いライブ」というイメージが強いようなので、今回はそういうイメージを良い意味で壊していけたらと思ってます!
■最後になって来たので、1つ聞いてみたかったのですが、プロデューサーを務める『新春シャンソンショウ』は 個性的な歌手を毎年ゲストに迎え開催していますが、こちらはどんな内容になっているのですか?
Kaya:こちらはライブハウスでシャンソンを!というのが大きなテーマでして、今年で16年目でございます。シャンソンというのはフランス語で『歌』という意味で、何も難しいことはないんですね。昭和30年代〜40年代に流行した日本シャンソンのイメージがまだ根強くて『おシャンソン』みたいなイメージの方が多いと思うんですけど、もっと自由で面白くて、楽しいジャンルなんです。私がプロデュースに携わる『新春シャンソンショウ』はそういう意味で革新的なイベントになっているかと。それもひとえにご出演いただく皆様のパワーゆえです!ROLLYさんや大槻ケンヂさん、チャラン・ポ・ランタンさんや宝野アリカさん、ダイヤモンドユカイさんなどパワフルで唯一無二のアーティスト皆さんが自由に、ご自分のカラーで歌い上げてくださる熱いライブ、是非一度体感していただきたいと思います!
■それでは最後にVijuttoke読者に一言お願いします。
Kaya:皆様この度はお付き合いいただきましてまことに有難う存じます。名古屋ビジュアル系で育ち、今なお名古屋系を愛するKayaでございます。久々にVijuttokeさんとこうして絡ませていただけて、光栄至極でございます。バラエティ豊かな作品を集めたアルバム『ROSE』、そしてわたくしの名刺がわりにもなるシングル『VILLAINS』、発売となりました。是非ぜひ聴いてくださいませね。これからもどうぞよろしくお願いいたします。愛をこめて。
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Vijuttoke INFORMATION
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6月23日(金)18:00 Kaya / NICOLAS
6月26日(月)18:00 千聖 (MSTR Crack6 / PENICILLIN)× 幸也(Kαin) / 【LIVE report】The Brow Beat
6月27日(火)18:00 DAISHI(Psycho le Cému) × KISAKI × 樹威(GOTCHAROCKA)
Artist INFORMATION
◆Kaya 19th Single『VILLAINS』2023.7.17 Release
▼MALEFICA type
品番:TK-28
<収録曲>
1. Malefica
2. Villain
3. Call me Cruella(cover)
税抜価格:¥1,800【3曲入りCD】
▼VILLAIN type
品番:TK-29
<収録曲>
1. Villain
2. Malefica
3. 哀れな人々(cover)
税抜価格:¥1,800【3曲入りCD】
◆LIVE
<Kaya solo 17th Anniversary TOUR>
6月16日(金) 福岡DRUM SON
6月18日(日) 福岡SQUARE GARDEN
6月23日(金) 東高円寺二万電圧
6月25日(日) 新宿PetitMOA
<Kaya’s Birthday Live>
7月17日(月祝) 渋谷REX
<VILLAINS発売記念全国ツアー>
7/21(金) 高田馬場CLUB PHASE
8/04(金) 名古屋ELM
8/05(土) ell.SIZE
8/08(火) 福岡DRUM SON
8/09(水) 広島ALMIGHTY
8/11(金.祝) 大阪CLUB DROP
8/19(土) 徳島club GRINDHOUSE
8/20(日) 徳島Cafe&Barコティ
8/25(金) 札幌LIVE&CAFE RELAXIN'
8/26(土) 札幌CrazyMonkey
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