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1993年に本格的なバンド活動をスタートさせ、以降Stella MariaやMIRAGE、Syndrome、Phantasmagoria、凛-the end of corruption world-といった数々のバンドで活躍し、今年バンド活動30周年を迎えたベーシストKISAKI。30周年を記念して今年1月に新宿BLAZEで行なわれたライヴは大盛況となり、さらに4月から6月にかけて3ヵ月連続でフル・アルバムがリリースされることもアナウンスされている。ベーシストのみならず、プロデューサーやコンポーザー、レーベル代表者といった側面も持ち、長年に亘ってミュージック・シーンの第一線で活動し続けている彼は稀有な存在といえる。そんなKISAKIが30年間の歩みについて語ってくれたインタビューを、3回に亘ってお届けしよう。


Interview:村上孝之



――1月29日に、KISAKIさんのバンド活動30周年を記念したライヴ<KISAKI BANDWORKS 30TH ANNIVERSARY LIVE「BEYOND THE KINGDOM -TOKYO-」>が、新宿BLAZEで開催されました。まずは、同公演の感想や印象などを話していただけますか。

KISAKI:1月のライヴは僕がバンド活動30周年ということで、それを記念して東京でライヴをしようという話になったんです。ただ、今の僕はフリーランスに近い形で活動していて正式なバンドはやっていないので、どうしようかなと思って。いろいろ考えている中で、ある先輩から「だったら、仲のいいヤツらを集めて当日限定のバンドを作って、KISAKIの歴代バンドの曲だけをやるというのは面白いんじゃない?」というアイディアをいただいたんです。それは面白いかもしれないと思って、そのアイディアを広げていって一緒にステージに立ちたい友達に声をかけたら、みんな快諾してくれました。