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メタル・テイストとオーケストラを融合させた華麗な音楽性や中世ヨーロッパをモチーフにしたヴィジュアル、秀でた演奏力などが相まって生まれる独創的な世界観で無数のリスナーを魅了し、国内はもとより海外からも大きな注目を集めているVersailles。昨年15周年を迎えた彼らはアニバーサリー・ツアーを行い、今なお輝きを失わないどころかより魅力を増していることを証明してみせた。

そんなVersaillesのKAMIJO(vo)とHIZAKI(g)をキャッチしてVersaillesの過去、現在、未来、そしてVersaillesがMoi dix Mois、D、摩天楼オペラと共に立ち上げたプロジェクト『Japanese Visual Metal 』について語ってくれたロング・インタビューを、3回に亘ってお届けする。


Interview:村上孝之


――まずは2月12日に終了したVersailles​の15周年ツアーの感想や印象などを、それぞれ話していただけますか。

KAMIJO僕らは15周年を迎えるにあたって、どんな形でファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えられるかなというところから話を始めたんですね。いろいろな意見が出た結果、過去の楽曲を披露する場を作るのがいいんじゃないかということになったんです。新しいVersaillesを見せたいという気持ちがありましたけど、それはちょっと抑えてVersaillesのアルバム1作品1作品に焦点をあてたコンセプト・ツアーを開催しようということが決まりました。インディーズ時代から順を追ってアルバムを表現していくツアーだったので、まるで当時の活動をもう1回やっているかのような感覚といいますか、人生をもう1回やり直しているような感覚にさえなる不思議なツアーでした。