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2月14日に「天」と「泥棒猫」と名づけられた2作のシングルを同時リリースしたダウト。2作それぞれに違ったテーマを設けたうえでテイストの異なる良質な6曲を揃えたのはさすがだし、今回のシングルとリンクさせた形態のツアーを行なうことも注目といえる。この一連の動きからダウトの意識の高さやバンドとしてのポテンシャルの高さをあらためて実感するリスナーは多いに違いない。ダウトの幸樹(vo)とひヵる(g)、直人(ds)が新作について語ってくれたロング・インタビューを3回に亘ってお届けする。


Interview:村上孝之


僕らは今まで2タイプ同時リリースというのはしたことがなし、2デイズ・ツアーというのも初めての試みです。(幸樹)


――まずは、このタイミングで「天」と「泥棒猫」というシングル2作を同時リリースすることにした経緯などを話していただけますか。

幸樹:僕らは前から周年ツアーをしていて、今回は16周年になるんですね。周年というのは大体5年で区切られる中で15年が終わったというところで過去も大事ですけど、新しい自分達を大事にしたいなという気持ちがあって。だから、ただ単にシングルを出すのは簡単だけど、今までとは違う出し方をしたいなと思って今回は2タイプ同時リリースという形を採ることにして、同時にそういう作品を作ったことと紐づけるようにツアーも2デイズでやることにしました。ちゃんと点と点を結ばないと説得力は生まれないから。僕らは今まで2タイプ同時リリースというのはしたことがなし、2デイズ・ツアーというのも初めての試みです。