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Vijuttoke23年1月号「KISAKI」インタビュー

2023/01/27 18:00 投稿

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生は死の始まり、死は現実の続き、
そして再生は夢の終わり

KISAKIが語った、30周年YEARへの思い…。

2023年、KISAKIはバンド活動30周年を迎える。その30年間の歩みを形にすべく最初に発表したのが、1月29日に新宿BLAZEで行う
「KISAKI BANDWORKS 30TH ANNIVERSARY LIVE」になる。
KISAKIが、30周年に向けてどんな動きを画策しているのか、彼の言葉をここへ記したい。


――1月29日に新宿BLAZEで行う「KISAKI BANDWORKS 30TH ANNIVERSARY LIVE」。この日が、KISAKIさんのバンド活動30周年を祝う第一弾になります。今年、30周年を祝うどんな企画が飛び出すのか、今後の発表を含め楽しみです。まずは、30周年企画を始めようとした、その経緯から教えてください。

KISAKI  2022年にMIRAGEが結成25周年を迎え、昨年はMIRAGEの周年を祝う形で、初のフルアルバム「BIOGRAPH」をリリースしライブも一本一本大切に動き続けてきました。その活動を決めた時、ふっと「MIRAGEが25周年ということは、俺のバンド人生は今年で29年目。来年は30年目じゃないか」ということへ気づきました。そこからでしたね、「30周年という大きな節目の年に何か軌跡となる活動を残そう」と思ったのは。そこで思い浮かんだのが、「自分の人生を大きく動かしたMIRAGE/Syndrome/Phantasmagoria/凛、この4バンドの楽曲たちを、改めてしっかりと今の時代の中へ刻み、その音楽を後世にも伝えたい」と思ったのは。そこから、 自分のことを昔から知っていれば、長く懇意にしてきた仲間たちに「この日、限定のバンドを作りたいから参加してくれないか」とオファー。それで集まったのが、THE LOCUSのメンバーたちになります。 


――そのメンツが、豪華過ぎなんですけど。一人一人、KISAKIさんとの関係性を教えてください。まずは、ヴォーカル陣からいきますか。

KISAKI  まず真緒(Sadie/The THIRTEEN)ですが、彼がSadieとして活動している頃、よく一緒にツアーをまわれば、僕がUNDER CODE PRODUCTIONを動かしていた時期に、よくイベントにも参加してもらっていた関係。
  最初に彼と知り合ったのは、僕がレーベル運営していたMatinaの終焉時であり、新たにPhantasmagoriaを結成し、UNDER CODE PRODUCTIONの設立を計画していた時期。あの当時は、よく一緒に遊んでいましたし、今だから話せる話ですが、真緒をPhantasmagoriaのヴォーカリストにと考えてもいました。ただ、彼自身Sadie結成の動きがあったことから、その思いは実現には至らずでしたけど。僕自身がPhantasmagoriaを、真緒がSadieとして動き出して以降も、ずっと懇意にしてきた関係。だからこそ、当時の夢ではないですが、真緒に僕の歴代バンドの楽曲を歌ってもらいたい思いから声をかけたとこころ、即答でOKしてくれました。先に伝えておくと、声をかけたメンバーみんなが、喜んで参加の返事を即答してくれています。それも嬉しいことですよね。


――幸樹(ダウト)さんは、Matina時代に所属していたバンドのヴォーカリストでしたよね。

KISAKI  幸樹とは、レーベル所属バンドという関係だけに止まらず、僕の家にしょっちゅう遊びに来ていたように、本当に仲良く日々を過ごしてきた関係。もちろん、僕の歴代の動きもよく知っている。だから幸樹も、今回の1日限定バンドの立ち上げを企画した段階で、すぐに頭に浮かんだヴォーカリストです。

  今回、ヴォーカルを2人用意したのは、ツイン・ヴォーカルで歌ってもらうのではなく、真緒/幸樹という異なる色を持った個性的なヴォーカリストだからこそ、それぞれの声の色を活かせるMIRAGE/Syndrome/Phantasmagoria/凛の曲たちを歌ってほしいなと思ってのこと。2人が、どのバンドの、どの楽曲を歌うのか。それぞれの特色と曲たちを照らし合わせながら、今から想像を巡らせていてください。


――続いては、ギター陣をお願いします。

KISAKI  今回の企画を思いついたときから、ギターをお願いするならJUN(Phantasmagoria/GOTCHAROCKA)だなと思っていました。JUNも、話をしたところ、すぐに了解してくれたわけですけど。THE LOCUSのメンバーの中、JUNだけが唯一僕と一緒にバンドをやっていた仲間。一緒にやっていた時期のバンドの曲が比較的多くなりそうだけど(笑)、彼のギターが大好きだったからこそ一緒にバンド活動をしていたし、今回も声をかけたように、ふたたび同じステージに立つのが今から本当に楽しみです。
  JUNも弾きたがる人だけど、下手ギターとしてお願いをしたHIZAKI(Versailles/Jupiter)も、ギターを弾きたがる人(笑)。2人がどんな風にMIRAGE/Syndrome/Phantasmagoria/凛の曲たちに彩りを与えてくれるのか、僕も楽しみにしています。今や、ヴィジュアルシーンを代表するギタリストのHIZAKIですが、彼との付き合いは意外に古く。僕がMatinaレーベルを動かしていた時期、HIZAKIは京都でバンド活動をしていて、しょっちゅうMatina主催のイベントにも出てくれてました。彼も、声をかけたら即答で参加。それも嬉しかったですね。


――最後は、ドラマーですね。

KISAKI  yusuke(HERO)との付き合いは、7〜8年くらいかな。今回、yusukeに声をかけた理由が、一昨年、HEROのライブへ僕が飛び入りで参加させてもらって、HEROのみんなと僕が演奏したときのこと。あのときのyusukeのドラムプレイが、すごく良くて。その感覚をもう一度味わいたくて声をかけたわけだけど。改めて話をしていたら、彼がHERO加入以前にやっていたバンドがUNDER CODE PRODUCTIONのイベントに出ていたそうで、じつは昔から繋がっていたことも判明しました。


――THE LOCUSは、1月29日に新宿BLAZEで行う「BEYOND THE KINGDOM -TOKYO-」限定のバンドなんですよね。

KISAKI  そうです。たった一度きりの、本気のバンドとして立ち上げ、この日限定のメンバー構成になります。僕的にはただのセッションバンドではない。たった一夜とはいえ、本気でぶつかるからこそ、「団結」という意味を持ったTHE LOCUSというバンド名も付けたわけです。


――この日は、ゲストとしてNEGAとキボウ屋本舗が、それぞれ一日限定で復活します。

KISAKI 僕の30周年のことを知ったUNDER CODE PRODUCTION時代の仲間たちが、1日限定で復活し、花を添えてくれることになりました。この日、ワンマン公演でやることも可能でしたけど、僕自身が仲間たちと盛り上がるイベントが大好きだし、それを知っている彼らだからこそ、こうやって動いてくれるのなら、喜んで一緒にやりたいじゃないですか。この日は、UNDER CODE PRODUCTIONのバンドや主催イベントが好きて足を運んでくれていた人たちにも集まってもらい、あの当時の空気を感じてもらえたらなとも思っています。


――ここから、KISAKIさんの30周年企画が幕開けるわけですが、その後の動きも気になるんですよね。

KISAKI  もちろん30周年を締めくくるまでの展開は描き考えてますが、現時点で、他の動きは具体的には決まっていません。僕自身は、1月29日のライブでしっかりと自分の歴史の歩みを、ライブを通して描きだしたい。むしろ今は、そこへ集中して成果を導きだせればと思っています。30周年だからと言って、ただ数多くライブを行えばいいわけではない。むしろ、今のところライブは1月29日のみしか決めていません。そこで感じるものがあれば、また動くかも知れない。僕自身、地元の大阪でも30周年の姿を見せたい思いもあるので、もしかしたら「BEYOND THE KINGDOM」の-OSAKA-や-NAGOYA-も考えられなくはないです。
  ただし、ふたたびTHE LOCUSを動かそうにも、1月29日に参加するメンバーは、それぞれ自分のメインとなるバンド活動があるから、あのメンバーでのライブは、本当に1月29日のみになります。もし、大阪など他の場所でやるとしても、協力したいと仲間たちから声が上がれば可能性はゼロではないですけど。現時点でその動きを画策はしていないです。まずは、1月29日のライブに集中したい。ライブに関しては、今は本当にその1本だけです。ただし、他のことでは計画を進めています。


――そこ、気になります。

KISAKI  何かが決まったわけではなく、お話をいただいている段階での話ですけど。僕とコラボしたいと言ってくださる企業さんらがいることから、出来る出来ないも含め、打ち合わせは進めています。こちらも、自分が納得のいく形を取れたらになるので、話が進むのか無くなるのかは、まだ正直わかりません。これに関しては、何かしら進展があったらお伝えします。
  こちらも具体的な内容はこれからですけど。30周年という節目の年ですから、それを記念した音源は作ろうと思い、今、新曲を書き溜めています。楽曲の準備は進めていますけど。まだ具体的な内容も、誰と一緒にやるかも決めてないように、こちらも進展があり次第、お伝えしていこうと思います。とにかく、中途半端なことはしたくないし、30周年という大きな節目の自分を安売りも絶対にしないことから、動きとしてはけっして多くはないと思います。


――何かしらやるとしても、30周年の作品だけで終わる可能性も…。

KISAKI  実際にあり得ること。僕自身は、1月29日に行う30周年記念のライブ1本だけでも、それをしっかりと成功させればそれで満足なんです。だから、それ以外の動きは今のところ考えてないわけで。確かに、いろいろ求める声は聞きますけど。まずは、新宿BLAZEの公演でしっかりと一つの結果を出し、そのうえで考えます。


――KISAKIさんの生誕祭を行う予定もないのでしょうか?

KISAKI  それはまったく考えてないです。むしろ、「やるつもりはない」と伝えておきます。いまさら誕生日を祝ってもらう年齢でもないですし、そういう動きを求めるくらいなら、もっともっと30周年ということを大切に動きたい。ただ、一つ決まっていることもあります。


――一体何が?

KISAKI  2022年、MIRAGEは25周年を祝う動きを作り続けてきました。MIRAGEに関しては、解散という言葉は使わないので、また動きを作るかも知れませんけど。まずは、25周年にともなう一連の活動の集大成として、メンバーだったAYAMEの命日に当たる3月15日に追悼盤を発売します。こちらは、僕の30周とは関係なく動いていますけど。こちらに関しては今、発売日に向けて着実に進めているので楽しみに待っていてください。


――現状では、1月29日に新宿BLAZEで行う「KISAKI BANDWORKS 30TH ANNIVERSARY LIVE」と、年内には形にするCD盤の発売を、30周年の動きとして示すという形で良いでしょうか。

KISAKI  現状、決まっているのはその2つになります。もちろん2023年中が僕にとっての30周年になりますから、周年を締めくくる何かしらの動きは考えています。それが、今、進めているアルバムになるのか。メンバーが誰になるのかも含め、ふたたびTHE LOCUSを動かしてのライブになるのか。配信を通して何かをやるのか、また違った形を示すのか、このまま何もやらないか…。さすがに、締めくくりのためのアクションは何かしら起こそうとは思っているので、そこは楽しみにしていてほしいですけど。安売りした動きは一切作らないように、限りある一つ一つの動きを僕自身大切にしながら楽しんでいくつもりだし、みんなも一つ一つの動きを大切にしながら楽しんでもらえたらなと思っています。ぜひ、一緒に30周年の歩みを楽しんでください。Vijuttokeさんには、僕の30周年の動きを1年間追いかけてもらいますので、また新たな動きは、この誌面を通してご報告いたします。


TEXT : TOMONORI NAGASAWA PHOTGRAPH : KAZUYOSHI KOSAKA / AKIO YOKOYAMA
HAIR MAKE : A・DO HAIR MAINTENANCE : hiko(UNDIVIDE)

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1月23日(月)18:00 DEVILOOF
1月24日(火)18:00 D / The Benjamin
1月26日(木)18:00 DEXCORE / NAZARE
1月27日(金)18:00 KISAKI

Artist INFORMATION

-KISAKIバンド活動30周年第一弾-
 
KISAKI BANDWORKS 30TH ANNIVERSARY LIVE

「BEYOND THE KINGDOM -TOKYO-」

2023.1.29(日) 【東京】新宿BLAZE

【MAIN ACT】
■THE LOCUS(当日限定バンド)
B:KISAKI(MIRAGE / Syndrome / Phantasmagoria / 凛)
Vo:幸樹(ダウト)&真緒(Sadie / The THIRTEEN)
G:JUN(Phantasmagoria / GOTCHAROCKA)
G:HIZAKI(Versailles / Jupiter)
Dr:yusuke(HERO)
 
【GUEST】
■NEGA(一日復活)
■キボウ屋本舗(一日復活)
 
OPEN 16:30 / START 17:30(DRINK代別)
 
Aチケット
前売り6,800- 当日7,000-
イープラス 発売中
https://eplus.jp/kisaki-bandworks30th/
 
[問]チッタワークス 044-276-8841(平日12:00~18:00)

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