大好評を得ているニコ生ラジオ『居酒屋はくえい』とリンクした形で行われているHAKUEIの対談シリーズ。40回目を迎えた今回はVersaillesのヴォーカリストであり、ソロ・アーティストとしても活動しているKAMIJOが迎えられた。存在、歌声ともに色気を感じさせる両名ということで、テーマは“妖艶な大人の熱いトーク”。2人が発する色気はどこから生まれているのかを軸に、2021年を振り返って思うことや今後の活動に向けた展望などを語り合った対談を、3回に亘ってお届けする。
Interview:村上孝之
――話は変わりますが、お二人にとって2021年は、どんな1年でしたか?
KAMIJO:僕にとっては、意味のある1年になりました。僕は今までどちらかというとファンの皆さんに対して寄り添ってこなかったんです。「着いてこい!」というタイプだった。だけど、2021年はコロナ禍ということもあって、寄り添うということの大切さを知り、それを実行できた年だったかなと思います。今まではファンの皆さんの気持ちを歌詞にすることは、ほとんどなかったんですよ。だけど、僕はコロナ禍の中でファンの皆さんと会いたいと思っていて、皆さんも会いたいと言ってくれていて、同じ気持ちを抱いていることを実感したんです。
そこで、これはファンの皆さんを主人公にして曲を書いてみるのも“あり”かもしれないなと思って、結果的に自分が主人公になりましたけど、そういった曲を出すことができた。それが、ソロで7月にリリースした「Behind The Mask」という曲です。昔はファンの方の気持ちを歌にしたこともあったと思うけど、それは長い間忘れていたもののひとつで、もう1度それに気づくことができた良い1年だったと思います。
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