L→R Yorke - Bass/Programming、Anna - Vocals/Guitar、Frost - Guitar
Vijuttoke初登場のGods of Decay!
今回は代表して、ボーカルのAnnaとギターのFrostに話をきいてみた!
■初めまして!Gods of Decayとはどんなバンドなのか教えてください。
(Anna)逆説性を持ちながら、理想に一歩でも近づきたいバンドです。
(Frost)Gods of Decayは、日本人ギタリストのFrostとジョージア人女性ボーカルAnnaが2018年に東京で結成した「東京発、世界基準のポストグランジ/ゴシックメタルバンド」です。2021年に新しく日本人ベーシストのYorkeが加入して、現在は3人で活動しています。
■Gods of Decayというバンド名の由来は?
(Anna)バンド名のアイディアについては、ある種の言葉遊びです。"decay "という言葉は、"decadence "という意味と、音が減衰して消えていくという意味で、曖昧に使われています。また、「神々」という概念は、異教のイメージである、衰退が起こっている冥界の神々から来ています。
■これまでにどんな活動をしてきたのでしょうか?
(Anna)子供の頃、音楽学校でピアノを学んでいたが、大嫌いな楽器だったから、卒業して以来、触ったこともないです。それなのに、体中に音楽が響き続けていたので、14歳の頃、ギターの練習を始めました。そのあと、オペラのボイストレーニングを受けて、ボーカルとして上達してきました。入学してから、友達3人でグルーヴメタルのコピーバンドとしてジョージアで活動していました。2018年に突然フロストから招待が来て、ボーカルとしてチャレンジしてみました。
(Frost)Gods of Decayというバンドとしては、2018年11月に僕とAnnaで結成しました。実は結成した時点で、1月に渋谷サイクロンでのライブが決定していたんです。すぐにAnnaが5曲の歌詞を書いてリハーサルして、わずか2ヶ月で渋谷サイクロンで最初のライブを行いました。そして同時に1st EPもリリースしました。
そこから、2019年12月に最初のミュージックビデオ「Nightmare」をリリースしました。映画のようなMVを作ろう!という事で、まさにホラー映画みたいなMVを作りました。恐ろしいクリーチャーも出演しますよ(笑)
リリース後は、動画配信サービスのGYAO!で46万回の視聴数を記録して、ラジオや音楽マガジンで紹介されたりテレビオンエアなどもされて話題になりました。
その後1stアルバムを作る為に曲作りを行っていたのですが、Sliptrick RecordsというヨーロッパのレーベルがデモテープとMVを気に入ってくれてレコード契約をしました。2019年に曲作りを始めてアルバムリリースまでは時間がかかりましたが、満足出来る作品に仕上がりましたね。そして、2021年12月7日に1stアルバムが全世界リリースされる事になりました。現在は、アルバムからの先行シングルSuffocate YouがSliptrick Recordsからリリースされていて、MVも公開中です。
■皆さんの音楽活動のルーツの中で影響を受けたアーティストさんはいるのでしょうか?
(Anna)ジャンルを問わず、様々な音楽、本、絵や映画から影響を受けていますので、リストを出すのは難しいですが、個人的に聴く音楽なら、デスメタル、グルーヴメタル、ポストパンクの海外アーティストはplaylistにあります。The Cure, Paradise Lost, Lamb of God, Necrophagist, Rings of Saturn, Type O Negativeなどからよくインスパイヤーされています。結構old schoolのバンドですね。
(Frost)一番影響の強いのは、Pearl JamやNirvanaみたいなグランジとか、CreedやStaindみたいなポストグランジと言われるバンドで、自分が書く曲にも影響が出ていますね。しかし、ポップ、ロック、HR/HM、ラップとかメロディーが素晴らしい曲ならジャンルなんて関係なく全てに影響されていますね。歌謡曲でもアイドルでもビジュアル系でも、メロディが素晴らしければ素晴らしい曲ですから。
メロディが良いかどうか。それが僕には音楽で一番大事な部分ですね。
■この雑誌に掲載していただけてるいる事からもわかるようにメンバーの皆さんはビジュアルのメイクやファッションなどかなり意識されてますもんね?
(Anna)以前から80ー90年代のパンクやゴシックサブカルチャーに興味を持ち、そういう恰好をします。ダークな感じの服装やメイクが好きで、バンドでもアピールしてみたかったんです。バンドの雰囲気作りにメイクやファッションを、ある程度使用しますが、そうじゃなくても、サウンドで伝えたい事を届かせる事が出来る筈です。
(Frost)そうですね、写真や映像などがカッコ良い、という事にはこだわりまくっていますね(笑)基本的にゴシックメタル、という方向性でもあるのでメンバー全体としては、ダークな統一感を持つように意識しています。僕のメイクに関しては、Saraというメイクスタッフが行っているのですが、こだわりとして「Frostの骨格を生かしつつ、より日本人離れしたメイクをして、かつゴシックな雰囲気が出るようにする」という事ですね。ファッション的には、CIVARIZEさんの洋服を着たりして、僕は少しビジュアル系が入ってる部分もありますけど(笑)基本的には、ゴシックな方向性ですね。
■今年ヨーロッパを拠点とするメタルレーベル、Sliptrick Recordsと契約をされていよいよ12月に全世界デビューを控えているわけですが、今の心境は?
(Anna)この世界に傷跡を残せて、目標を達成したという満足感とともに、これからもっともっと達成したいとの欲望であふれています。
(Frost)Gods of Decayにとって、念願の1stアルバムが、全世界でリリースされるという事でとても興奮していますね。アルバムの制作は大変でしたが、2021年12月7日にリリースされる事が決定して嬉しく思っています。それと同時に、Gods of Decayを応援して下さるファンの方々、サポートして頂いてる楽器メーカーや代理店、音楽関係者の方々、サポートミュージシャンやバンドスタッフ、そしてSliptrick Recordsなど多くの方々のサポートのおかげですので、感謝を伝えたいと思いますね。
■ワールドスタンダードという意味合いの中でGods of Decayが世界にアピールしたいGods of Decayのオンリーワンな部分ってどんな部分だと思います?
(Anna)各サウンド、各言葉に意味性を含む事です。
(Frost)僕は自分の作曲、音楽性はオンリーワンだと思ってやっていますけど、やはりGods of Decayの一番の個性は、ボーカルのAnnaの存在ですね。ワールドスタンダード、というからには日本語だけでなく英語で歌う必要があります。しかし英語が話せる人が歌わないと、それはリアルじゃないと思います。Annaは、英語だけでなく、イタリア語、ジョージア語、ロシア語、日本語の5ヶ国語が話せるので、本物のワールドワイドで、オンリーワンの才能だと思いますね。ファッションセンスや、オーラのあるビジュアル、圧倒的なライブパフォーマンス、そして芸術的な歌詞の世界観など、まさに天才的な才能でGods of Decayをワールドスタンダード、そしてオンリーワンのバンドにしてくれましたね。
■1st Album「『Collective Psychosis』と名付けられたこのタイトルにはどんなメッセージが込められているのでしょうか?
(Anna)作詞の時、現代の社会、世の中から受けた印象を文字化することを目指しており、その印象の神髄を「集団的精神病」という概念をもっとも適切に描写していると思います。個人性の紛失、意志や意力の紛失とその結果で人間性の紛失を嘆くアルバムとしては、現代に「診断」を下しています。
■改めてどんなアルバムになったと感じていますか?
(Anna)詞として、アルバム上で伝えたかったことはたくさんあって、周りの世界の滅ぼしへ一目散に向かうことを謳っています。社会と個人の対面, 大勢順応、不合理性、個性の紛失などの「人証」という内容の歌詞を作ってきましたが、個人的な悩みや思想の反映たる言葉も結構含んでいます。隠喩と引喩をよく使用しています。それゆえに、一方、歌詞はわかりにくくなる可能性もありますが、他方一般的な要素、皆が自分自身に当てはまるところを見つけ出す歌詞にもなると思います
(Frost)まさに「過去に存在しない音楽性のアルバム」だと思っています。ダークな世界観に、ヘビーなサウンド、ノイズの嵐、そしてメロディアスな歌と、圧倒的なシャウトの融合。その中で、アルバム全体を通して同じような曲が無いというアルバムですね。普通のバンドは、同じような曲を並べて作りますが、Gods of Decayは、楽曲もサウンドもジャンルも全て違う曲が並んでいます。Gods of Decayの音楽性は、他に存在しない、という事は絶対的に断言できますね。
■今作でのサウンドのこだわりを教えてください。
(Anna)雰囲気を最も大事な要素として意識しています。想像力を起こせるようなサウンドはこだわりです。
(Frost)僕は一言で言うと、ヘビーでソフトなサウンドを目指しています。ヘビーなだけではセンス的に駄目なんです。ほとんどのバンドは、ヘビーなサウンドになる事だけを考えています。僕はかなり重低音なギターサウンドにしますが、その中でソフトに聴こえる部分を大事にしています。何故なら、一番大事なのはボーカルだからです。ボーカルの歌を最大限に聴かせる為には、絶対的に必要な事だと思っていますね。
機材については、愛用しているギターはJackson USA Soloistというギターですね。Seymour Duncanというピックアップ搭載です。エフェクターはLine6で、こだわりとしてはSG Stringsというブラジル産のギター弦を愛用している事で、こちらはGWNN Musical instruments Tradingという正規代理店さんに大変お世話になっていますね。
■現状LIVEがまだ解禁されておりません。今のGods of DecayのLIVEの魅力ってどんな部分だと思いますか?
(Anna)ヴィジュアルの側面はもちろん、ダイナミズムというところも大切だと思います。身体の動作を通じて雰囲気とオーディエンスに対しての近接感、身体と魂の絡み合いを目指しています。
(Frost)Gods of Decayのライブの魅力は、ゾクゾクするようなダークな世界観と、ライブパフォーマンスの破壊力とカッコ良さですね。僕は基本的に、お客さんがどんな風にライブを見ていても気にしません。激しいノリで見ていても、静かに見ていもお客さんの自由です。ライブ会場でもオンラインライブでも良いです。僕は、見ている人の「心の中がゾクゾクするような」ライブを披露出来れば良いなと思っていますね。現在はSuffocate Youのライブ映像がGods of Decay Official YouTubeチャンネルから公開されていますので、是非ご覧下さい。
■ありがとうございます。最後にVijuttoke読者にメッセージをお願いいたします。
(Anna)私の声に導かれ、言葉に刺され、世界のあり方に目覚めてほしいです。
(Frost)2021年の12月7日にGods of Decayの1stアルバム「Collective Psychosis」が全世界リリースされます。これは、日本だけでなくアメリカやヨーロッパなどでもCDが販売されますので、皆さんに是非聴いていただければと思います。
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≪21年11月のLINE UP≫
11月22日(月)18:00 CHIYU / HOWL
11月23日(火)18:00 Z clear / 即ち性。
11月25日(木)18:00 タラれば / Gods of Decay
11月26日(金)18:00 アリス九號.
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Gods of Decay 1st Album
『Collective Psychosis』
2021年12月7日リリース
レーベル : Sliptrick Records
フォーマット:CD/デジタル配信
Sliptrick Recordsの公式販売サイト
Dead PulseよりCD先行予約受付中。
(Dead Pulse Shop)
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