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Vijuttoke21年6月号「umbrella」インタビュー

2021/06/21 18:00 投稿

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umbrella HP

L→R Dr.将 / Gt.柊 / Ba.春 / Gt.Vo 唯

人間の心に潜む雨のような「孤独」や「寂しさ」にそっと傘を差し出す存在。そんなumbrellaが新譜「愚問」をリリース!​


■昨年2020年がumbrellaにとって10周年イヤーだった訳ですよね?ド派手に!とはいかない1年になってしまいましたね?

春:10周年の結成日に味園ユニバースでワンマンが決まっていたのですが・・・それが延期になってしまって。レコーディングしようとしてもスタジオも自粛。全部の予定が押してしまいました。今までに行ったことのある土地にもツアーで行きたかったし・・・何も実現できず残念な1年になってしまいました。


■味園ユニバース公演もようやく出来ましたもんね?

唯:何度か延期日程も決まっていたのですが「緊急事態宣言」の延長とかもありまして。決めるに決めれなくてですね・・・収録という形ですが開催させて頂きました。

春:本来は東京と大阪で無料ワンマンを予定していたんです。10年続いたバンドの気前の良さを見せたかったのですが。パァと行きたかったです。


■10周年イヤーの節目で「とあるアーティストさんのプロデュース」も本当は決まっていたとも伺っていますが?

唯:あちらもスケジュールは狂いまくっていましたし、連絡も取りにくいと言うか・・・

春:まあプロデューサーさんを無駄使いは出来ませんからねぇ(笑)


■そんな中でもumbrellaは新しい挑戦されていましたもんね?

唯:収録LIVEという形で映像効果とかも使って「作品」という立ち位置で配信させてもらったのが11月くらいでした。あれは結構面白かったよね?

春:そうそう!生配信って正直な話、LIVEの代替にはなり得ないとも思っていまして。それならばいっそ差別化してエフェクティブな部分を取り入れてLIVEとMVの中間というか。

唯:2020年は映像というものに特化した方が良いのでは?と感じていましたし、お客さんと空間を作れない以上は、作品としての数を打たないと他のバンドにも遅れをとると思ったのでハイブリッド的な感じでやれたんだと思います。


■なるほどあくまでも「作品」だと?

唯:LIVEも出来ているし、映像効果もあるし。LIVE DVDに近いというかLIVEの映像を使ったMVとでも言うのか。MVをポンポン撮るバンドでもなかったので映像が残って逆に良かったなとも思っています。


■実際LIVEが減ってお客さんとのコミュニケーションが無くなってしまっていた日々は4人にとってどんな日々でしたか?

春:会いたくて会いたくて震えていました(-一同爆笑-)

唯:umbrellaというバンドはコールアンドレスポンスみたいな部分を念頭に置いてやっているわけではないので配信でも有観客でも実際はそんなに変わらなかったというのが本音です。お客さんが目の前にいないという違和感はもちろんありましたけど。

春:セットリストは変わりますけどね。顔を見て演奏したい楽曲ってあるので。

唯:対バンの事とかも考えてセットリストを普段は考えますけど、配信だからこそ出来るしっとりしている楽曲も演奏できたりはしたのでそれは配信ならではですよね。


■そういう意味ではコロナ禍の活動において個人、バンドにとってもプラスの部分もあったのかもしれないですよね?

柊:今の時代はLIVEとは違った「カッコよさ」を求められていると思うわけで。結局自分だってバンドを始めるまでライブハウスにガッツリ行っていたわけでもないし、映像で出会ったり、音源を聴いたりしてバンドを好きになってきたって部分を考えると逆にLIVEに重点を置き過ぎていたのかな?とも思いました。ライブハウスに来ていないリスナーの方が多いのかもしれないなと。

唯:ライブハウスのキャパシティ以上のものが見えるというのは分母が増えるって事じゃないですか?ここからいろんな技術も進化していくと思うし。場所と時間を選ばない「配信」というコンテンツはもしかしたら一番コミュニケーションが取れるコンテンツなのかもしれないですよね?

将:・・・とは言えお客さんがいる中でLIVEしたいな!って気持ちはありますよ。昨年9月にドラマー4人だけで集まって配信したんですけどやっぱり音の圧が全然伝わらないんですよね・・・生の音はやっぱり全然違います!それは「生」じゃないと伝わらないんですよね。


■確かにドラムはそうかもしれませんよね?まさにドラマーならではというか。

唯:いや!とは言えヴォーカルもキツイですよ配信。クッキリしちゃうわけですから。

春:イヤイヤ!ベースもよ(笑)

柊:確実に今までと違った技術を求められます(笑)


■今回改めて6月11日に「愚問」がリリースになったのですがタイトルからしてメッセージ性というか色々感じる楽曲になっていますよね?

唯:11周年で音源を出そう!って決めて制作しました。ここはやっぱり勢いがあるものが良いと思ってこの楽曲が完成しました。


■歌詞の内容もメッセージ性ありますもんね?

唯:コロナでいろんなアーティストが居なくなったじゃないですか?夢を壊された人がいっぱい居て。綺麗事で済まない時代になってしまっているからこそ書けた歌詞なのかなとも思っています。タイトルも最初は「鴉」だったんですけどそれよりも今の気持ちをストレートに言えるのはこの「愚問」って言葉かなって思いまして。しんどい時期だからこそ、この曲でスッキリして欲しいという願いも込めてます。


■これこそumbrellaって楽曲になっていますよね?

唯:一回ギュッとフンドシ締め直した的な?

柊:ギターだけで言えばサウンド的には実は年々シンプルになって来ています。自由に弾ければいいかなって弾けたので自分らしいフレーズや音でこの作品を作れたという実感はあります。

春:demoの感じとか楽曲の持つ精神的な部分も聴いていたのでちょっと尖った刻みというか、昔悪い事してました!的な感じで刻みましたね(笑)


■独特な例えしますね(笑)

春:あとはラストの部分のベースを「無茶苦茶に弾いてくれ」って唯くんから希望があったんですよ。不自由であろうはずの薬指と小指だけを使って弾いてみました(笑)あれは再現できません(笑)音源を聴いてのお楽しみですね。

唯: LIVEではあそこの不協和音を全員でいきたいよね!?


■無茶苦茶して欲しいって要望が入ったりするんですね?ドラムにもそういう要望は来るんですか?

将:umbrellaの楽曲ってdemoの時点でほぼ仕上がって来るんです。でも今回は今まで通りとは違っていろんなフレーズを僕から提案してみたんですけど最終的にほとんどdemoの通りになりました(笑)

唯:それね!将のドラムって音源というよりドラムプレイヤーの根性が乗ってきているフレーズが盛り沢山なんです。「ドラマーのプライド」と「僕のウタゴコロ」とのせめぎ合いがありました。今回めちゃくちゃ話合いましたもん。体温上がる音源制作は最近なかったのでそういう意味では良かったです。

将:僕が加入して8年経つんですけど、こうやって話合って完成した音源は初めてだったので自分の中では意味があったと思っています。


■そんな熱量の音源。ぜひ皆さんにも聴いて欲しいですね。最後にVijuttoke読者にメッセージを頂けたらと。

唯:2020年、2021年とこういう状況が続いていく中でLIVEという物はエンタメの中で優先度が低く扱われちゃっていますよね?umbrellaは配信や音源なり頑張って作り続けていくのでもう少し耐えていてください!



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≪21年06月のLINE UP≫
6月21日(月)18:00 umbrella / Amiliyah
6月22日(火)18:00 凛-Lin- / BabyKingdom
6月24日(木)18:00 DARRELL / DEXCORE / 21年5月1日 Vijuttoke pre.「レポっとけ!」LIVE repo
6月25日(金)18:00 Develop One's Faculties

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NEW SINGLE 「愚問」 2021.6.11 Release!!​

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価格:4000円(税抜)  / 品番:KASA002T
収録曲 ・愚問
発売元 DANGER CRUE

結成11年を迎えた umbrella、8枚目となるシングル。 新型コロナウイルスの影響により思うように活動ができず、溜まった鬱憤を音に詰め込んだ楽曲。 umbrellaの王道ともいえるアグレッシブなギターロックサウンドに、激しく展開するリズムアレンジで 聞き手を引き込むアグレッシブな仕上がりとなっている。
収録曲は1曲のみで、「愚問」のイメージを唯( Vo/Gt)がデザインしたTシャツ付きシングルとなっており、 ライヴ会場と umbrella STORES 限定発売となっている。

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