HAKUEI・星子編集長・団長(NoGoD)のトリオを司会進行に、ゲストを招いた形でトークを繰り広げてゆく「居酒屋はくえい"年末特番"」。
2番目に登場したのが、Psycho le Cému / MIMIZUQのseek。
放送前には、HAKUEIと団長がアイコス話で盛り上がっていたことも伝えておこう。じつは、司会の3人とも喫煙者。3人ともアイコスは欠かせないようだ。
ゲスト紹介のトークで、HAKUEIは緩~く語りだす。対してseekは高いテンションで話しだしたとたん、司会陣も気持ちの熱を一気に上げてゆく。そこは、相手とシンクロするのが上手いミュージシャンらしい気質と言えようか。
4人のトークは、コロナ禍の頃のいろんな苦労話からスタート。seekもミュージシャンでありながら、会社の社長でもあるように、コロナ禍の中、バンドを進めてゆくうえで押し寄せるいろんな難関を、しっかり乗り越えてきたようだ。
「今年一番大変だった」話として、seekは電車の中で財布を落としたことを語っていた。しかもそれがツアー中。呆然としたseekだったが、一週間後に京都府警から「財布が届いてた」と連絡。中身もそのままだったことにひと安心。日本人らしい気質が見えたエピソードとして、seekはことの顛末まで話してくれた。
Psycho le Cémuは、今年定期的に配信を実施。当初は配信話のはずだったが、団長がPsycho le Cému のヴォーカリストのDAISHIが経営しているジムに通って身体を絞っていることや、Psycho le Cému のメンバーの中にジムの経営者(DAISHI)とエアロビクスのインストラクター(YURAサマ)がいることから、健康作りの話へ。そこへHAKUEIも加わりだす。
HAKUEIもかなりストイックな生活をしており、筋肉質なボディを持っている。
その姿勢を評価され、「痩せるためのHAKUEIメソッドをださないかという話も来るけど、やっている時間がない」と語っていた。あのボディが生まれる理由を知りたい人たちは多いだろうからこそ、ぜひ「HAKUEIの痩せるメソッド」本を出していただきたい。
seekは、今年はいつも以上に楽器に触る時間が増え、ベースやギターを弾き続け、指が固くなったと話しだす。Psycho le Cému やMIMIZUQでの活動は、もちろん。ソロでも各地をまわるライブ活動を行なうなど、今、できる環境の中で精力的に音楽活動を続けている。
他にも、「今年は人と出合う機会がなく、配信で打ち合わせやトークをする機会が増えた」とseekも語っていたように、2020年のトレンドの一つだったZoomなどオンライントークの話へ。これまでのPsycho le Cému は、みんなで食事をしながらなど、気楽な環境の中でワイワイとアイデアを出し合いながら企画を進めてきたが、今年はメンバーと会えない時期もあったことから、Zoomなどの配信も打ち合わせでは用いていた。
個性的なメンバーが揃ったPsycho le Cému らしく、配信だろうと、それぞれが熱く語りあうが、中にはあまりしゃべらない人も。たまにAYAのリアクションもない無言が続くあまり、「AYA君聞こえてる?もしかして、配信固まってる?」と聞き返してしまうこともあったと話していた。
団長がseekに、「Psycho le Cémuは知ってたけど、MIMIZUQの今年の活動はどうだったの?」と聞いたところ、「今はヴォーカリストが抜け、3人だからこそ出来ることをやろうと、秋から毎月ライブハウスをおさえ、そこで毎回できることを行なってきた」と語っていた。今はMIMIZUQのヴォーカルがいないことから、「団長、ヴォーカルやらない?」と誘いかける場面も。団長も「ゲストヴォーカルはやります。ファンタジーは得意なんで」と語ったところ、そこへ、すかさずつっこみを入れるseek。2人の軽妙なやりとりは気心知れた仲のように、さすがだ。
HAKUEIがseekへ「体型にあった細身のスタイルでお洒落だね。いつもこんな感じ?」と聞いたところ、ステージではいつも人間じゃない姿なので、普段はスタイリッシュにしていますと返答。「ただ、コロナ禍の中で何時もよりも体系がふくよかになったことで、メンバーにトレーニングのプロがいることから、体調管理やトレーニングの仕方を学びながらスタイリッシュな身体に戻せば、何時もキープすることを心がけている」とも語っていた。
2021年のお正月は、盟友のaieさんのためにたこ焼きでも焼こうかなという話も。この2人はできているのでは?説もあるように、とても仲の良い関係。団長いわく「ニコイチの関係」とのこと。seekは、地元へ一緒に帰ったときに親にもaieさんを紹介していたと語っていた。
seekがHAKUEIに聞いたのが、「コロナ禍の中、どうやってモチベーションを保っていたのか」について。「最初は腹が立っていたけど、ぶつけようがない。そこで気持ちを切り換え、ファンのために新作音源を作るなどいろいろ水面下でやり続けたことで、自分の精神的なモチベーションを保っていた」と語っていた。
他にも、HAKUEIは今年、電動アシスト自転車を購入。1日30km、バッテリーの限界まで走るとも…。「身体を動かすだけで気持ちをスッキリさせることができたことも、ストレス発散してゆくうえで大きかった」とHAKUEIもseekも語っていた。
この回では、痩せている2人と、痩せだした1人が会話の中心にいることから、3人で身体のメンテナンスなどストイックな話を中心に語ることも多かった。
有料会員用のコーナーでは、星子編集長からの4択問題で、「4人の中で、ファーストキスが早かったのは誰か」の質問が寄せられた。「今は、小学生で彼氏彼女がいる時代という話を聴くんだけど。ここにいる人たちは、みんな昭和世代ですよね」と団長が話を振れば、seekも「女性は三歩下がってついてこいの世代」と言葉を返してした。HAKUEIのファーストキスは38歳。seekは16歳、団長は14歳と答えたところ、そんなしょーない嘘はつかなくていいとseekが団長につっこんでいた。
ちなみに星子編集長は「ペリーが黒船で浦賀にやってきた時代に生まれた人なので19歳」とのこと。その発言に、賑やかな配信もシーンとしていた。
PENICILLINとPsycho le Cémuはイベントで共演したこともある関係。「Psycho le Cémuのライブに何かの武器を持って出てもらいたい」という話が出たことから、ここからはPsycho le Cémuのイメージに合わせ、どういう格好でPsycho le Cémuのライブに登場するかという話へ。HAKUEIは虫が好きなで、「クワガタで」と提案したところ、seekが「Psycho le Cémuはまだ虫の格好はしてないことから、これは面白そう」と言葉を返していた。
衣装姿の話では、「昨今のハロウィンブームのおかげで、ミュージシャンたちのコスプレのレベルが上がっている。Psycho le Cému はつねにそのレベルを超えていなければならないから、衣装制作のハードルも年々高くなっている」と語るなど、ここではみんなでコスプレの話で盛り上がっていた。
他にも、団長とseekも弾き語りができることから、弾き語りの話も。HAKUEIは、「弾き語りは自分には合わない」と話していた。さらに、団長が、seekから借りっぱなしのLIVE DVDを今日返そうと思い、改めて見直したところ夢中になり、そのままに。結局、返し損ねたことから「1年後に、またこの番組内で返却する」と約束していた。団長の発言を聞き、seekとHAKUEIが「学生の先輩後輩関係だったらシバいてる」「DVDに自分の名前を書いてないよね」と団長に突っ込みを入れていたことも伝えておこう。
最後に、seekが「今年は大変な1年だったと思います。僕らは表現をする職業をしているので、みなさんに未来を見せてワクワクする刺激を与える2021年を作っていきます」とメッセージしてくれた。
(@visualkei_oyaji)
TEXT:長澤智典
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