今年、ソロ活動20週年というタイミングで、豪華過ぎるゲストボーカルを迎えて制作されたアルバム『ONENESS M』をリリースしたSUGIZO。アーティスト同士、がっぷり向き合った楽曲達は、どれも圧巻の聴き応えだ。究極の個性と才能が混ざり合ったコラボレーションだけに、相当なパワーを注ぎ込んだはずだが、何と彼はLUNA SEAのニューアルバム『LUV』(12月20日発売)、そしてX JAPANの新譜の制作を並行して行なっていたという。さすがに壮絶なスケジュールだったそうだが、相変わらずエネルギッシュな男である。今回はそんな多忙の中、11月中旬からスタートした彼自身のソロツアーのファイナル(12月6日 Zepp Tokyo)直前にインタビューを敢行。これまでのソロ活動や『ONENESS M』の全貌、そして今後のことなど、あらゆる方向からみっちりと語ってもらった。SUGIZOも“口が疲れた(笑)”とジョークをとばすほど濃くまとまったインタビューを、4週に分けてお届けしよう。

インタビュー:海江敦士
Interview by Atsushi Kaie

『ONENESS M』で一番重要だったのは、各シンガーのみんなが、僕の音楽の中で最も輝いてくれること
――続いて本題、『ONENESS M』について、じっくり語っていただこうと思います。まず、ゲストボーカルの豪華さがハンパないですね。SUGIZOさんの交友関係を考えれば、違和感はないんですけど、とにかく蒼々たるメンバーで……。今回、歌モノにフォーカスした理由は何だったんでしょうか。