ヲタク弁理士CIVの知財妄想

ろくでなし子さんの裁判について思ふこと

2016/02/01 20:47 投稿

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女性器の3Dデータを提供 ろくでなし子被告に罰金80万円求刑 東京地検「表現の自由超えている」
http://www.sankei.com/affairs/news/160201/afr1602010011-n1.html

この事件、傍聴に行ったりしてるわけではないのですが、報道によって得られる情報には違和感を感じています。

良い/悪いという事ではなく、国としての文化に対する方針が争われるべき事案のはずなのですが、
わいせつだ、みだらだ、価値観の決めつけだ、わいせつ性は無い等と、表面的なことばかりが争われているようで残念です。

まず、ろくでなし子さん側、つまり弁護側の主張の「データにわいせつ性はない」という主張。

無理スジでしょう。
「女性器がわいせつじゃない」って、何言うてんすか。
女性器がわいせつじゃなかったら、人類は滅亡します。

他方、検察側の主張は、とにかく「悪い」ということを主張するものばかり。


どっちも残念です。

国として、文化として、表現がどうあるべきか?
それが争われるべき事案ではないかと。
単純に「女性器」を公に表現することの是非にとどまらず、それによって醸成される文化を念頭において争われるべき事案だと思うのです。

その上で、日本は「恥」を重んじる文化。
洋モノのビデオのようなスポーティーなポルノではなく、シチュエーションにこだわり、女優さんの「恥」を引き出して映像化する日本のAVが世界的に認知されて人気を獲得していることを御存じでしょうか?
これはまさしく、「恥」を意識する文化だからこそ成しえた偉業。

つまり、私はろくでなし子さんの罪は重いと考えているのですが、それは単に「わいせつ物」とされているデータを公開したからではなく、それによって日本の文化が破壊される可能性があるということに罪の重さがあると考えています。

そういった表現、文化という面で争われるべき事案だということを理解している方が、この裁判に関わっている人達に1人でもいるのでしょうか。

ろくでなし子さんの活動を「悪」だとは言いません。
が、日本ではやってほしくないです。
ろくでなし子さんの活動は、性器に対して「恥」を感じる奥ゆかしい心を破壊するものだと思います。
それを「悪」とは言いません。
が、日本の文化は性的にものに対して「恥」を感じる心、奥ゆかしさが土台にあるはずです。
ろくでなし子さんの活動は、日本の文化を破壊するものだと思います。
そして、多くの日本人はそれを望んでいないと私は信じます。

ろくでなし子さんを糾弾したいのなら、検察はそういったことを理解して主張を展開するべきではないかと思うのです。

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