みなさんどうも、キアラたんこと釘/です。
最近ずっととこぷよをやっていて、先折りGTRの土台だけはある程度組めるようになってきました。連鎖尾のパターンがかなり多くてキツイのが難点ですね。
あとは土台の上、つまり多重折り返し/第2折り返しを組みつつ中盤戦をやっていく、という流れなのでしょうけれど、全くわかりません。第2折り返しはまだわかるのですが(GTR/L字座布団/なめくじetc.)、多重折り返しはどう組めばいいのか、そもそも中盤戦とかやったことない……という感じです。
まずは多重折り返しを組めるようになりたいのですが、土台部分とは違って土台上部は中盤戦用の空間でもあるので、多重折り返しと中盤戦には切っても切り離せない関係があります。
「中盤戦を知らぬ者、多重折り返しを組むべからず」みたいな。
そこで、今回のテーマは中盤戦です。
あまり新しいことは言えないと思いますが、お付き合いください。
~~中盤戦とは~~
ぷよぷよにおける中盤戦とは、土台上部において互いに催促/対応を打ち合う状況のことです(中盤戦の定義を検索したのですがよくわからなかったので勝手に定義しました)。
そもそも、なぜ中盤戦なる状況が発生するのかといえば、「本線後打ち有利」という法則が存在するからです。相手に先に本線を打たせることができれば、相手の連鎖中に本線を伸ばすことができ、相手よりも大きな連鎖を打つことができるのです。この法則により、相手に先に本線を打たせようと催促し、そして先に本線を打つまいと催促に対応していく、という状況が起こります。
もちろん、催促に対応できなければおじゃまぷよによって本線の発火点が埋まり、追い打ちされて潰されます。
具体例で言うと、先打ち10連鎖に後打ち11連鎖を被せられた場合、先打ち側はセカンド7連鎖が必要で、6連鎖止まりだとおじゃまぷよが4段近く降ってしまいます。
また、先打ち11連鎖に後打ち13連鎖を被せられた場合、先打ち側はセカンド9連鎖を打ってもギリギリ足りず、おじゃまぷよが5個程度降ってしまいます。
要するに、連鎖数が伸びるほど得点が指数関数的に増えていくということです。2階微分が正になるということです。収穫逓増(ry
おじゃまぷよ算についてはこちらをご覧ください。
~~中盤戦の基本~~
中盤戦における目標は、相手に先に本線を打たせることです。つまり、相手の本線の発火点を埋めようと小連鎖を打つことになります。これが催促です。
これに対して、相手も自身の本線の発火点を埋められたくはないので、とはいえ本線は打ちたくないので、小連鎖で応じることになります。これが対応です。
催促の適切な大きさは、時と場合によるとしか言えません。
左図では、おじゃまぷよが1段降るだけで本線が遠くなります。
右図では、おじゃまぷよが2段降っても発火点の赤が見えている状態です。
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個人的な感覚になりますが、おじゃまぷよで発火点を2段埋めれば割と安心して追い打ちして良さそうです。右図で言えば、おじゃまぷよがあと2段降れば掘りが相当難しくなるような気がします。
というわけで、代表的な催促とそれによるおじゃまぷよ数についてまとめた表がこちらです。落下ボーナスは含まれていません。
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ひとまずは、発火点を2段埋めることを基本目標として考えましょう。
2連鎖ダブル/3連鎖でおじゃまぷよが2段降ります。
相手の発火点が高い場合は、連結の2連鎖ダブル/連結の3連鎖で3段、3連鎖ダブル/2連鎖トリプルで4段、4連鎖/連結の3連鎖ダブルで5段埋まるということを考慮して催促するのが適切かと思われます。
ここまでは相手が対応しない体で話を進めてきましたが、実際には相手も催促/対応用の副砲を保持しているケースがほとんどです。つまり、相手の保持する副砲と同程度の威力の催促をしても、基本的には刺さりません(相手がツモに恵まれない場合を除く)。
有効な催促とは、相手の保持する副砲よりも威力の高い催促をすることです。さらに言えば、相手の副砲に相殺されてなお発火点を2段分埋められるだけの威力があれば完璧だと思います。
と、一見すると思いますが、それは相手も同じです。例えば、当初は2ダブを構えていても、凝視により相手が3ダブを構えているとわかれば、2ダブを連結3ダブに組み替えたり、新たに4連鎖を組んだります。さらにそれを凝視して、3ダブを5連鎖に組み換え、相手もそれを凝視して……、というようにしてメタゲームが続きます(理論上)。
しかし、このメタゲームもある時点で終焉を迎えます。大きすぎる催促はぷよの使いすぎになり、相手は副砲を本線に組み替えて見切り発火をします。
例えば、6連鎖催促を打たれた相手がぷよの使いすぎを咎めて本線12連鎖を打ったとします。それに対して、後打ち側も12連鎖が必要になります。6連鎖で発生するおじゃまぷよは124個、対して12連鎖では837個、その差は713個です。しかし、11連鎖では672個しか発生しないのです。6連鎖催促のあとにさらに本線12連鎖が必要になる、というのは非常に難しいと思います。この辺りのことについては次回詳しく見ていきたいと思います。
理論の欠陥/欠落等あればコメントでなんなりと。
今回はここまで。
最近ずっととこぷよをやっていて、先折りGTRの土台だけはある程度組めるようになってきました。連鎖尾のパターンがかなり多くてキツイのが難点ですね。
あとは土台の上、つまり多重折り返し/第2折り返しを組みつつ中盤戦をやっていく、という流れなのでしょうけれど、全くわかりません。第2折り返しはまだわかるのですが(GTR/L字座布団/なめくじetc.)、多重折り返しはどう組めばいいのか、そもそも中盤戦とかやったことない……という感じです。
まずは多重折り返しを組めるようになりたいのですが、土台部分とは違って土台上部は中盤戦用の空間でもあるので、多重折り返しと中盤戦には切っても切り離せない関係があります。
「中盤戦を知らぬ者、多重折り返しを組むべからず」みたいな。
そこで、今回のテーマは中盤戦です。
あまり新しいことは言えないと思いますが、お付き合いください。
~~中盤戦とは~~
ぷよぷよにおける中盤戦とは、土台上部において互いに催促/対応を打ち合う状況のことです(中盤戦の定義を検索したのですがよくわからなかったので勝手に定義しました)。
そもそも、なぜ中盤戦なる状況が発生するのかといえば、「本線後打ち有利」という法則が存在するからです。相手に先に本線を打たせることができれば、相手の連鎖中に本線を伸ばすことができ、相手よりも大きな連鎖を打つことができるのです。この法則により、相手に先に本線を打たせようと催促し、そして先に本線を打つまいと催促に対応していく、という状況が起こります。
もちろん、催促に対応できなければおじゃまぷよによって本線の発火点が埋まり、追い打ちされて潰されます。
具体例で言うと、先打ち10連鎖に後打ち11連鎖を被せられた場合、先打ち側はセカンド7連鎖が必要で、6連鎖止まりだとおじゃまぷよが4段近く降ってしまいます。
また、先打ち11連鎖に後打ち13連鎖を被せられた場合、先打ち側はセカンド9連鎖を打ってもギリギリ足りず、おじゃまぷよが5個程度降ってしまいます。
要するに、連鎖数が伸びるほど得点が指数関数的に増えていくということです。2階微分が正になるということです。収穫逓増(ry
おじゃまぷよ算についてはこちらをご覧ください。
~~中盤戦の基本~~
中盤戦における目標は、相手に先に本線を打たせることです。つまり、相手の本線の発火点を埋めようと小連鎖を打つことになります。これが催促です。
これに対して、相手も自身の本線の発火点を埋められたくはないので、とはいえ本線は打ちたくないので、小連鎖で応じることになります。これが対応です。
催促の適切な大きさは、時と場合によるとしか言えません。
左図では、おじゃまぷよが1段降るだけで本線が遠くなります。
右図では、おじゃまぷよが2段降っても発火点の赤が見えている状態です。
個人的な感覚になりますが、おじゃまぷよで発火点を2段埋めれば割と安心して追い打ちして良さそうです。右図で言えば、おじゃまぷよがあと2段降れば掘りが相当難しくなるような気がします。
というわけで、代表的な催促とそれによるおじゃまぷよ数についてまとめた表がこちらです。落下ボーナスは含まれていません。
ひとまずは、発火点を2段埋めることを基本目標として考えましょう。
2連鎖ダブル/3連鎖でおじゃまぷよが2段降ります。
相手の発火点が高い場合は、連結の2連鎖ダブル/連結の3連鎖で3段、3連鎖ダブル/2連鎖トリプルで4段、4連鎖/連結の3連鎖ダブルで5段埋まるということを考慮して催促するのが適切かと思われます。
ここまでは相手が対応しない体で話を進めてきましたが、実際には相手も催促/対応用の副砲を保持しているケースがほとんどです。つまり、相手の保持する副砲と同程度の威力の催促をしても、基本的には刺さりません(相手がツモに恵まれない場合を除く)。
有効な催促とは、相手の保持する副砲よりも威力の高い催促をすることです。さらに言えば、相手の副砲に相殺されてなお発火点を2段分埋められるだけの威力があれば完璧だと思います。
と、一見すると思いますが、それは相手も同じです。例えば、当初は2ダブを構えていても、凝視により相手が3ダブを構えているとわかれば、2ダブを連結3ダブに組み替えたり、新たに4連鎖を組んだります。さらにそれを凝視して、3ダブを5連鎖に組み換え、相手もそれを凝視して……、というようにしてメタゲームが続きます(理論上)。
しかし、このメタゲームもある時点で終焉を迎えます。大きすぎる催促はぷよの使いすぎになり、相手は副砲を本線に組み替えて見切り発火をします。
例えば、6連鎖催促を打たれた相手がぷよの使いすぎを咎めて本線12連鎖を打ったとします。それに対して、後打ち側も12連鎖が必要になります。6連鎖で発生するおじゃまぷよは124個、対して12連鎖では837個、その差は713個です。しかし、11連鎖では672個しか発生しないのです。6連鎖催促のあとにさらに本線12連鎖が必要になる、というのは非常に難しいと思います。この辺りのことについては次回詳しく見ていきたいと思います。
理論の欠陥/欠落等あればコメントでなんなりと。
今回はここまで。
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