「レ・ミゼラブル」雑感
・映画内でミュージカルをやるのを初めて観た。→予想以上に面白かった。
・ヨーロッパの不衛生や貧困の描写とかが凄まじくリアリティにあふれていた。半端無く凝って作っていると思った。
各人物の表情、服装、振る舞い全てにおいて、1830~40年のフランスっぽさが強烈。(もちろん実際なんて知らない)
・見るからに皆が皆、悲惨(ミゼラブル)。こんな国に住みたくない。
・革命とか暴動起きる理由は簡単→結構半端無く悲惨すぎるから。
・意識高い学生が暴動起こしたけど市民が参加しなくて結果惨敗し、全員フランス国軍に殺される。マリユスだけ生き残る。
・キリスト教的なイデオロギーがかなり強めに脚色されていて、俺にはちょっと原作改竄に思えた。
・サントラは買うかも。ファンティーヌの歌は本当に泣けるので買うかも。
「私は若いころ夢を見ていたけど、男に捨てられてシングルマザーになって今は地獄のような日々」
です。
これは本当現代にも当てはまるからファンティーヌは無視しちゃいけないキャラクター
女が、男というセーフティーネットから落ちるとどこまで悲惨になるかということが刻名に描写される。
・みんな演技がすごすぎてもうヤバイからこれは是非観てみた方がいい。
・バリケードの銃撃戦闘シーンが白熱しすぎてて俺的には超興奮した。
ミュージカルとか見たことない人も、好きな人も、レ・ミゼラブルが好きだ嫌いだは関係なく、この芸術作品には驚異的なパワーを感じる。
※一番原作に忠実な映画はジャン・ギャバン主演のやつらしいです。
やはり原作が神過ぎると映画化は無理だと思うけど、今回のヤツに関してはこういう映画も素晴らしいと思った。原作は原作、アレンジはアレンジ。
「Do you hear the people sing?」の歌はやはり演劇において盛り上がりますね。
・結論
「よし、革命だ!戦おう!!」とはならない。
「やっぱ、ゲリラ戦とか無理。日本じゃ無理。そもそも銃も無いし。あったとしても現代の訓練された軍隊と重火器には勝てないし、市民は内乱を支持しない。」