「悪事のついで」徒然草気まま読み#131
兼好
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販売期間 2021年05月06日 19:23 〜 2037年12月18日 00:00
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今回扱うのは、第二百九段。全文を紹介すると…人の田を論ずるもの、訟(うた)へにまけて嫉(ねた)さに、その田を刈りて取れとて、人をつかはしけるに、まづ道すがらの田をさへ刈りもて行くを、「これは論じ給ふ所にあらず。いかにかくは。」といひければ、刈るものども、「その所とても刈るべき理なけれども、僻事せむとてまかるものなれば、いづくをか刈らざらむ。」とぞいひける。ことわりいとをかしかりけり。田んぼの所有権をめぐる争いで訴訟を起こし、負けた男がその腹いせに、人を使ってその田の稲を刈り取ってしまおうとした。ところが命じられた者たちが、その道すがらにある無関係の田の稲まで刈り取ろうとしたので、それを止めようとしたら思わぬ「正論」で反論されてしまう。ちょっとした小噺みたいな滑稽味のある一段。しかもこの話には、一説には意外な解釈もあって…
配信期間
2021年05月06日 19:23 から
2038年01月01日 00:00 まで
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