
藤井聡教授より討論を終えて
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日本で公共投資が出来なくなってしまった背景には、相当根深い問題が横たわっている事がよくわかりました.....当方の誤解でなければ、一般に保守と呼ばれる方の中にも、
①「日本は家族である、だから死にかけた地方を助けねばならぬ」という同胞意識が欠落した精神、と、
②今、わたしたちが使わせてもらっている過去の投資の「全て」が「無駄」だと言ってのける精神、
が巣くっているように思いました。
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日下「(北海道の開発のために)わたしらはね、ただ取られたんだから、税金を。」
藤井「全く赤の他人だったら、そういう言い方になるかもしれませんけれども、北海道も同じ家族だとしたらですよ...」
日下「同じ家族じゃない、っていってるんですよ!あんな怠け者で、恩返しの気持なんて全くない。」
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藤井 「あなたは、(下河辺さんがした事は)全部無駄だとおっしゃったんです」
日下 「そうです」
(※ 一般の方はご存じないかもしれませんが、下河辺さんがしたこと、というのは、今の日本の経済と国民の暮らしを支える日本の数多くの道路、空港、鉄道、コンビナートを作った、という事です)
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今、日本で公共投資が進まない重要な精神的大衆性の根幹が、上のやりとりに明確に指し示されている、上の①、②の精神(日本を家族と思わない、先人の投資を無駄だという)です。
そして、僭越ながら「戦う」という言葉を使うとするなら、当方が戦っているのは、実は、諸外国でも、特定象徴でもマスメディアでもなくて、日本人の精神の巣くっているこの①、②の精神なのです。
(繰り返しますが、当方の間違いでなければ)まさか、その当方の最大の「敵」が、保守の御大とすらいわれる大物言論人の精神の中に明確に胚胎しているとは、思いもよりませんでした。
これでますます、絶望感が深まった次第ですが(笑)、とりあえず、出来ることだけでもやっておこうと思います。
以上、ご紹介まで!
〜藤井聡さんのFacebook 11/2 11:24 の記事よりご了解の上抜粋しました〜
藤井聡Facebook http://www.facebook.com/Prof.Satoshi.FUJII/
参照記事:http://www.facebook.com/Prof.Satoshi.FUJII/posts/456621004383508
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この時の模様は、12月当サイトにて公開いたします。
また、スカパー!シアター・テレビジョンでも放送いたします。
http://www.theatertv.co.jp/
藤井さんのいい分、日下さんのいい分、それぞれの立場、背景、歴史感など、よくよく考えながら見ますと、問題の根本が少しずつわかってくるのではないでしょうか。
私の感触としては、お互い国家を強靭しようという気持は同じなのだから、
もう少し突っ込んだ議論も出来るのではないか・・・という感覚です。
今回、下河辺淳氏、池田勇人氏、下村治氏など、番組内で名前が挙がりました。
藤井さんの新刊「維新・改革の正体」でも詳しく取り上げられているようですが、
シアター・テレビジョンとしても、今後とも番組のテーマで取り上げられると幸いです。
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