長年に渡り開発されてきたミュージカル版『キングコング』が、2018年にいよいよブロードウェイに上陸する。同ミュージカルは、ロンドンでヒットした舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の脚本を共同執筆した脚本家ジャック・ソーンを含め、一新されたクリエイティブチームにより制作される。
ロンドンの舞台監督兼振付師ドリュー・マコニー(『イン・ザ・ハイツ』『ダンシング・ヒーロー』)によりブロードウェイで上演されるミュージカル版『キングコング』は、当初は2104年にニューヨークに上陸するはずだったが、評価がわかれた2013年のメルボルン公演を受けて延期となった。オーストラリアのスペクタクル専門家集団グローバル・クリーチャーズとブロードウェイの常連であるロイ・ファーマン(『ハロー・ドーリー!』『カラーパープル』『巴里のアメリカ人』)がプロデュースを手掛け、2018年秋にブロードウェイの劇場に登場する。
ミュージカル版『キングコング』は、以前、マーシャ・ノーマン、クレイグ・ルーカス、ジェイソン・ロバート・ブラウンが制作に参加していたが、新たに、作曲家兼プロデューサーのマリウス・デ・ヴリーズ(『ラ・ラ・ランド』『ムーラン・ルージュ』)による音楽と、ミュージカル『ダンシング・ヒーロー』の音楽を担当し、映画『ビートルジュース』のミュージカル版を手掛けるオーストラリア人パフォーマーのエディ・パーフェクトが手掛ける楽曲が加わる。(『キングコング』の以前のバージョンは、サラ・マクラクランによる楽曲とマッシヴ・アタックの3Dが組み込まれた)
ソニー・ティルダースによる大規模で技術的に改善されたキングコングのデザインは別として、ブロードウェイ版『キングコング』のキャスティングはまだ設定されていない。グローバル・クリーチャーズは、アリーナでのショウ『ウォーキング ・ウィズ・ ダイナソーズ』と『ヒックとドラゴン』で巨大な人形を制作し、ミュージカル『ダンシング・ヒーロー』のプロデュースを手掛けた。
現在ブロードウェイの劇場は、トニー賞にノミネートされた『ミス・サイゴン』のリバイバル版ミュージカルが公演中で、同ミュージカルは2017年末に終演する。ミュージカル版『キングコング』の2018年の正確な開演日はまだ決まっていない。
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