スティーヴン・スピルバーグ、トム・ハンクス、メリル・ストリープが、ワシントン・ポストが1971年に出版したペンタゴン・ペーパーズを中心とする映画『The Post(原題)』でチームを組む。複数の情報筋が、本紙ヴァラエティに話した。
スピルバーグが監督し、ハンクスとストリープが出演する。昨秋、エイミー・パスカルが率いるパスカル・ピクチャーズがリズ・ハナーから企画を購入した。パスカルとスピルバーグ、クリスティ・マコスコ・クリーガーがプロデュースし、レイチェル・オコーナーがスター・スロワー・エンターテイメントのティム・ホワイトとトレヴァー・ホワイト、そしてアダム・ソムナーと共にエグゼクティブ・プロデューサーを務める。
米20世紀FOXとアンブリン・エンターテイメントが共同出資し、FOXが米国内、アンブリンが海外の配給を行う。
ペンタゴン・ペーパーズの発行に際しては、ワシントン・ポストの編集者であるベン・ブラッドリーと発行人ケイ・グラハムが記事掲載の権利について米国連邦政府と争い、メディアで大きく取り上げられた。
ハンクスはブラッドリー役、ストリープはグラハム役を演じる。2人はCAAと代理人契約を結んでいる。ストリープは映画『マダム・フローレンス!夢見るふたり』の演技でアカデミー賞に20度目のノミネーションを果たし、ハンクスも映画『ハドソン川の奇跡』で高い評価を受けている。
スピルバーグは現在、米ワーナー・ブラザースの映画『Ready Player One(原題)』でポスト・プロダクションを手掛けていると同時に、マーク・ライランスとオスカー・アイザックが出演する映画『The Kidnapping of Edgardo Mortara(原題)』のプリ・プロダクションに入っている。
このニュースはデッドライン・ハリウッドが最初に報じた。