ジャニーズJr.時代の人気との意外なデビューの差から不仲説が囁かれていた、櫻井翔(嵐)と滝沢秀明(タッキー&翼)が初めて2人きりで話すことに。櫻井は「(滝沢の活躍を)斜めに見てた」「後ろめたさがずっとあった」、滝沢も「滝沢ばっかりってファンもみんな敵みたいだった」と心の内を明かした。
2人の会話をほぼ全文紹介する。
7月14日放送のTBS『櫻井・有吉のTHE夜会』に滝沢が出演。同じジャニーズ事務所所属で半年滝沢が先輩という関係ながら、バラエティー番組での共演は実に13年ぶりだという2人。それを聞いた有吉が「ガチガチの不仲じゃん」といじる。番組では共演NGのウワサにも触れ、20年に及ぶ2人の確執として分析。
1995年にジャニーズ事務所に入所後すぐにドラマ『木曜の怪談』で主演に抜擢され、異例のエリートコースをたどった滝沢。当時V6のコンサートで滝沢のグッズが販売されていたことも櫻井が明かした。以来、滝沢は1990年代後半のジャニーズJr.がゴールデンに冠番組を3つ持っていた黄金期をリーダー的存在として活躍することになる。
圧倒的な人気を誇るも、1999年に嵐としてCDデビューしたのは櫻井。今回、あまり接点を持たなかった当時の心境を2人きりで語った。
去年の10月からやっと「タッキー」呼びに。接点がなかった2人
店を探している最中、スタッフだけに「今自然にタッキーって言ってるじゃん。あれ去年の10月からなんだ」と櫻井。先輩なので20年ずっと「滝沢くん」と呼んでおり、「(ロケ中)タッキーって言いながら向こうが『え?』ってならないか気にしていた」と告白。
2人きりのでのサシ飲みには、事務所の後輩メンバーから手紙が。
風間俊介から届いた手紙には「いくら思い返しても2人が談笑している景色が記憶にありません」と綴られており、当時、多くの後輩と行動を共にする兄貴的存在だった滝沢に対し、櫻井は同世代のJr.と仲良くしていて、あまり面識がない後輩Jr.とは話さない『一見さんお断りスタイル』。2人の接点はあまりなかったのではないか、と風間にも言われる。
その頃ちょうど活動するグループができ、「松潤とか相葉ちゃんとかニノたちのグループになった」という滝沢と、「翼翔組」として今井翼と一緒の組み合わせになることが多かった櫻井。活動するグループが別になってしまったため、接点がなくなったと分析する滝沢。
嵐デビュー、嬉しかった滝沢と戸惑った櫻井
当時、次のデビューは確実に滝沢だと誰もが思っていた中、デビューした嵐。「正直当然タッキーが……って空気の中で、俺らなの?みたいな戸惑いがあった」と櫻井。
一方、滝沢は嵐がデビューしたとき「むちゃくちゃ嬉しかった」と話す。そしてジャニーさんに「YOUはまだ(デビュー)させられないから」と直接言われたことも明かし、「だから嵐をジャニーさんが考えているときに話も聞いてたから、逆に自分としては全然衝撃もなく、ただ良かったなって」と当時の気持ちを語った。
さらに、「みんなで思いっきり送り出そうぜって話して……」の滝沢の言葉に「それ、知らない」と櫻井も驚きの表情をみせる。嵐がデビューしたとき、「当時はハングリー精神が多いJr.が多かったから、応援したいんだけど素直になれないJr.が多かったからね」と滝沢が言うように、自分が「入らなかった」、「デビューがまた遅れた」と思ったJr.はたくさんいた。
「自分が逆にデビューしたときにそういう風に思われて送り出されるのは自分だったら嫌でしょ? だったら思い切り喜んで送り出してやろうぜってみんなに話して。だから俺は(嵐がデビューしたのは)嬉しかったよ」と懐の広さを見せた滝沢に、知らなかった、と櫻井は衝撃を受けた。
反抗していた時代の櫻井を知らなかった滝沢
後輩・生田斗真からの手紙、「2人とは20年前からの仲ですが、滝沢くんと櫻井くんが2人で話しているのをほぼ見たことがないです。当時Jr.のリーダーだった滝沢くんはプロ意識が本当に高く、しっかり者でみんなのお兄さんでした。ですが、特に少し年が下の僕ら後輩世代は【部活の延長】くらいの軽い気持ちしか持っておらず、その中で最も【部活の延長】感を出していたのが櫻井翔という男です。必死にJr.を引っ張っていく滝沢くんとへそピアスとカラコンをしてジャージ姿でレッスンに来て、一番後ろの方から大人たちを睨み付けている櫻井翔。仲が良いわけがない!でしょ?」を読み上げ、意外な顔をする滝沢。
みんな同じような感じが「つまんねえな~みたいな感じだったんだよね、きっと」と少し反抗期とも言える当時を振り返る櫻井。そんな櫻井の当時の姿を「知らない」という滝沢。「だからその時だよ、一番距離があって繋がりがないのは」と櫻井が言うと、滝沢も驚きと納得の表情をみせる。ファンでも知っているような櫻井の変化を滝沢は知らなかったということが2人の距離を感じさせる。
別格の存在に「努力しても意味ない」と感じた櫻井、敵だらけだった滝沢
櫻井は、「ファンの人が仲が悪いんじゃないか?って思っていたのも俺はちょっと理解できるのね」と切り出すと、「たまたま活動するグループが違うから話さなかったよね」じゃなく、「俺はちょっとね、タッキーのことを斜めに見てたと思う。(自分から滝沢と)離れていったと思う」と本音を打ち明け、「タッキーが嫌な思いをしていなかったらいいけど、反省というか、謝りたいなとも思っていてさ……」胸に秘めていた思いを吐き出す。
「20年くらい経つから昔話として聞いてもらいたいんだけど、例えば『8時だJ』をやりますってときもヒロミさんと肩を並べて番組を進行する滝沢くんってのがあって、それでだんだん距離ができたんじゃないかなって思ってる」と、別格扱いされていた滝沢に「戦っても、これって戦う……努力する意味あるのかな?みたいに思っちゃってたの、当時ね。それをなるべく端っこの方にいて、なんだかな~って思いながら見てたんだと思う、(滝沢の)大変さを知らないで」と当時の心境を語る櫻井。
「だから正直ずっと後ろめたさみたいのはあったんだよね。大変さが大人になって分かるからこそさ。あの時になんかこう、大変さも知らずに変な感じになっちゃってたなっていうのは俺はあった」と、正直に本音をぶつけた。
滝沢も「でもそれは俺も勘付いてたかもしれない」と言いつつ、「あの時期はみんなが敵に見えちゃってたんだよね、俺。それこそJr.もそうだし、ファンの人とかも。俺が行くとこ行くとこ敵だらけみたいな。他のファンの人からすれば面白くないじゃん、たぶんね。滝沢ばっかりって。だからしんどかったよ、当時はね」と特別扱いを受けてきたスターならではの苦悩を告白した。
最後に、今も後輩とごはんに行ったりまめに面倒をみている滝沢に、「自分のことが手薄になっちゃったりしないの?」と問いかけた櫻井。滝沢は、「正直あるかもしれない。でもジャニーさんへの恩返しもしたいっていう自分もいて。せっかくジャニーさんが見つけた子たちだから何かしらの魅力もあるだろうし、もったいないじゃん?失敗したら。それでジャニーズって歴史を繋いでくっていう作業も1つの恩返しかなと思っていて」と語り、今でも変わらずJr.たちの兄貴的存在であることをうかがわせた。
嵐のデビュー当時、櫻井だけでなく他のメンバーとも不仲説が囁かれていた滝沢。正直な櫻井の気持ちと滝沢の応えに、ファンにとっても貴重な回になったのではいだろうか。
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