前回の準決勝に引き続き、オンライン麻雀maru-jan主催、優勝賞金500万円の全国麻雀選手権ファイナルを取材してきた。
今回決勝に残ったのはこの四名。
池田勝博さん。千葉からの参加。手役派かつ繊細な打ち筋を見せる打ち手。
斉藤将也さん。北海道からの参加。的確な読みで手を進めていく打ち手。
村畑茂さん。青森からの参加。19歳という若さと持ち前の攻撃力を武器とした打ち手。
伊井克史プロ。長崎からの参加。プロらしく常に最善手を探していく打ち手。
という、四名での決勝である。
半荘四回の総合点で争われる、優勝賞金の500万円だけでなく、二位200万円、三位100万円、四位50万円という夢のような対局だ。1位と2位で300万円も違う。。。人生で味わうことのできない緊張感のある対局だ。
参加人数を考えると、この四つの決勝の椅子の下に、それぞれ一万人の敗者がいることになる。解説のRMU所属、多井隆晴プロと最高位戦日本プロ麻雀協会所属、土田浩翔プロ、更にナレーターを務める小林未沙プロによるオープニングアクトの後、四万人の参加者の夢を乗せた対局が始まった。
一回戦、流局、流局の後に伊井プロの2900は3500の出和了から始まった。そして、途中村畑さんの積極的なリーチが功を奏し、頭ひとつ抜けるも、伊井プロがオーラスにまくってトップ。プロの力をまずは見せ付けた形になった。
二回戦、池田さんのあわや人和という局面もあったが、斉藤さんが南場で8000、18000と和了り、そのまま大トップ。
三回戦、村畑さんが安めで18000という混一を和了り、トップ。
三回戦で、ラス目の村畑さんがトップを取ったことで、なんと全四回戦を終えて、
村畑さん+28,2p
井伊プロ+4,7p
池田さん-12,8p
斉藤さん-20,1p
と、いう大接戦になってしまった。トップの加点もあるので、ほぼトップを取れば優勝という条件で並んだのだ。長い予選からの流れを思えば、最後の半荘がどれだけ白熱した半荘になるのか想像もつかない。
(勝てば500万円・・・)
各々の大きな思いを乗せて始まった四回戦だが、ここで大きな事件が起こる。
なんと!
なんと!
東一局で役満の和了が出たのだ!
大三元(8000 16000)をツモったのは斉藤さん。そのままトップを取り、優勝を決めた。
この今にもとろけそうな顔!!おめでとうございます!
劇的な結末となった第二回全国麻雀選手権。maru-janを運営するシグナルトークの栢さんも来年また大会を運営していきたいと語っていたので、来年がいまから楽しみだ。筆者も来年はmaru-janで開催される予選に参加して、この決勝の大会を目指したい。
決勝戦タイムシフトはこちら
マルジャン公式サイトは http://www.maru-jan.com/
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