入り口では早速「生きた化石」とも呼ばれる巨大なオオサンショウウオが出迎えてくれた。体長130㎝を超えるであろう世界最大の両生類がそこにいたのだ。と同時にFacebookにも投稿されていた”とある行動”をも目撃することとなる。
水槽端で折り重なる大型両生類の数々に思わず「うわ!」と声を上げる繚乱氏。その光景はまさにオオサンショウウオのミルフィーユだ。担当者の方にどうしてこのような現象が起こるのか伺ってみたところ「オオサンショウウオは夜行性の生き物で、暗い場所を求めて動きまわっているうちにあの形に辿りついた」とのことであった。息を吸いこむため、時折仲間をかき分けていく様子がまた可愛らしい。
なんともいえぬ不思議な魅力にとりつかれた繚乱氏。ここで突然「混ざりたい……」と口に出し、その場に寝そべり始めてしまい……
水槽の横でオオサンショウウオのポーズに。これで両生類の仲間入りだと悦に浸っている繚乱氏を尻目に、突然の奇行を目の当たりにしたオオサンショウウオ達には戸惑いの色を感じざるを得ない。人類として大変申し訳ない気持ちを抱くと共に、良い子は絶対に真似をしないでいただきたい。
京都水族館は公式のFacebookにて多数の企画を打ち出しているが、その中の一つ「ゴッドハンド河﨑の『手乗り』力」というものに目を奪われた。これは神の手を持つ男といわれるゴッドハンド河崎氏が世界に通用する日本発のアート「TENORI(手乗り)」の確立を目指し、サイズを問わず数々の水生生物を手の上に載せていくという奇抜かつ斬新な企画だ。
ちょうどこの日は新たな生物を乗せるということだったので我々も同行する。緊張の面持ちで河崎氏が水槽に入り、ゆっくりと進むその先には「海のギャング」と恐れられるウツボが待ち構えていた。するとどういうことだろう、あれよあれよという間にウツボを手の上に乗せてしまったのだ。無事ウツボの「TENORI」に成功したゴッドハンド河崎氏に改めてお話を伺うと「TENORIとは生き物と一つになること。いずれはこの水槽最大のコブダイを手に乗せたい」と更なる豊富を語って頂いた。なお、ゴッドハンド河崎氏の挑戦は日々京都水族館のFacebookにて知ることができる。
京都水族館の魅力はこれだけではない。他にもページ閲覧者の心をくすぐる投稿も多く、ここまでFacebookに力を入れている水族館も珍しいのではないだろうか?というボリューム感だ。普段の生活に疲れを感じている方がいれば、まずは京都水族館のFacebookにアクセスしてみて欲しい。そこで「いいね!」と思えば是非現地にも足を運び、ご自身の目でその魅力を味わって頂きたい。
<京都水族館>
所在地:〒600-8835京都市下京区観喜寺町35-1(梅小路公園内)
TEL:075-354-3130(9時~17時)
FACEBOOK https://www.facebook.com/Kyoto.aquarium.official
(一部画像は京都水族館公式Facebookより提供頂きました)
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