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スパイク・ジョーンズ監督4年ぶりの長編最新作として、6月28日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる『her/世界でひとつの彼女』。本作が、主人公の男性と最新型のAI(人工知能)型OSとの恋愛を描いた作品である事から、先日「“人工知能型OS”との恋物語から感じるのはド直球の愛!」という記事をご紹介したところ、「これってラブ○ラス?」「日本のオタクは昔からやっていた事」など、色々な反響がありました。

【関連記事】“人工知能型OS”との恋物語から感じるのはド直球の愛! 映画『her/世界でひとつの彼女』
http://otajo.jp/39715

本作の舞台であるそう遠くない未来のロサンゼルスでは、人々はスマートフォンよりもやや小さめサイズの携帯端末を持ち歩き、ワイヤレスのイヤホンを使用して電話や音楽を聞いたり、情報を得たりしています。PCにはキーボードがなく、現在でいうsiriのような自身が発する言葉をもとに作動するような機器に進化。主人公のセオドアは、他人に代わって家族や恋人へ手紙を書く“代筆ライターですが、その執筆方法は、PCに向かって話しかけるというもの。また、OSの“サマンサ”と恋に落ちてからは、セオドアはサマンサを携帯端末にインストールし、ポケットに入れて持ち歩きデートを楽しむ姿が描かれます。

劇中ではこのように機械を器用に使いこなすセオドアの姿が映し出されますが、セオドアを演じたホアキン・フェニックスの本来の姿はどうなのか?

ホアキンにまず、siriを使ったことはあるか尋ねると、「実は、使ってみたんだけど、まったく上手くいかなかったんだ。彼女の機嫌を損ねてしまったのかもしれないね。子供の頃にSF映画を見て、ビデオ電話が出て来た時に、あれが本当に誕生したら絶対に使うんだって思ったのを覚えているんだけど、現時点でFacetimeを使ったのは、数回しかないしね(笑)」と劇中の姿からは想像もつかないエピソードを披露。また、実生活では、最近家でインターネットが機能しなくなり、お姉さんと共にパニックに陥ったことを明かしています。

そんなホアキンも、「僕たち全員が毎日テクノロジーを使っていると思うけど、僕たち全員、完全にテクノロジーの世界に組み込まれているよね。僕たちは(パソコンが無かった時代)今までどうしていたのか。人の順応性の速さに驚いたよ」と語るように、テクノロジーの進化によって人と人との繋がり合いが変わってきたということは肌で感じている様子。そのテクノロジーが人々のつながりを変化させていると思うかとの質問に及ぶと、「もちろん!」と答えるものの「説明することはできないけれど……。ゴメン!」とやはり機械に対し、あまり得意ではない様子がうかがえました。

まさかの機械音痴? が発覚したホアキン・フェニックス。機械を器用に使いこなすホアキンの姿が見られるのは『her/世界でひとつの彼女』だけかも。

『her/世界でひとつの彼女』
監督&脚本:スパイク・ジョーンズ
出演:ホアキン・フェニックス エイミー・アダムス ルーニー・マーラ オリヴィア・ワイルド スカーレット・ヨハンソン
http://her.asmik-ace.co.jp

(C)Photo courtesy of Warner Bros. Pictures

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