パリで開催されている防衛とセキュリティー関連装備の国際展示会『ユーロサトリ』で、会場の視察に訪れた武田防衛副大臣が見せた銃の扱い方が物議を醸している。
『ユーロサトリ』は2年に一度パリ近郊で開催される世界最大級の武器見本市。今年は三菱重工や日立製作所など日本企業12社を集めた日本ブースが初出展している。新たに閣議決定した防衛装備移転三原則を踏まえ、輸送機や装甲車などの輸出が可能となるため、官民を挙げて日本の装備品をアピールする狙いがある。
16日には武田防衛副大臣も会場を視察し、日本ブースで各社の装備品を見て回った。この際、武田副大臣はリアルな形の「訓練用のゴム銃」を手にしたのだが、銃の扱い方があまりにも素人だったため批判が起こっている。
武田副大臣は、銃の引き金に指をかけたまま銃口を人に向け、「やめろ」とばかりに払いのけられていたのだ。
絶対に弾の発射されることのないオモチャとはいえ、リアルな形をした模型の銃口を向けられるのはあまり気分のいいものではない。ましてや本物の武器が展示されている会場でのことだ。オモチャの鉄砲を手にしてはしゃぐ子供と同じ態度でいられたのでは困る。
「標的以外に銃口を向けない」「発射する時以外は引き金に指をかけない」「銃床はしっかり肩につける」といった銃の扱いの基本も知らない人が防衛副大臣の椅子に座っていると思うと、やや心もとない気がするのだが、いかがだろう。
動画:世界最大の武器見本市に日本企業12社が参加(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=7P1lUasHUkU&feature=youtu.be
画像:『YouTube』より引用
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