本日6月13日、表参道にありそうでなかったApple Storeが新規開店。地下鉄表参道駅A2出口を出た目の前の一等地に、全面ガラス張りのぜいたくなつくりの建物が目を引きます。
地上1階・地下1階の店内には、ここでしか買えないアクセサリを含む230点もの商品を展示。世界で初めて採用されたガラス&スチール製のらせん階段、日本最大規模の無料サービス用スペース、プロ向けツールの講習が受けられるプロラボなどが設置され、ディレクターが「もっとも華やかなストア」と語る通り力の入った店舗となっています。
今日は朝から日が照りつける夏日となりましたが、1週間前から並んでいた学生を先頭に、10時の開店時にはおよそ1000人からなる行列が形成されました。
さて、Apple Storeの恒例行事といえば、店員と客との“ハイタッチ”。新規開店時や新製品の発売日に、行列するお客さんを店員がハイタッチで迎える“儀式”ですが、今回の表参道店では、総勢125名のスタッフによる一際にぎやかなハイタッチが行われていました。
開店の10分ほど前から、おそろいの青いTシャツを着た数十人の店員さんが、数百メートルにも及ぶ行列の後ろまで走りながら、「イエーイ!」「フゥー!」と掛け声をかけながらお客さん1人ひとりとハイタッチ。さらに「5・4・3・2・1・ゼロ!」のカウントダウンでオープンした後も、入り口で数十人の店員さんがハイタッチでお出迎え。その光景は、客というよりも、アップル製品を愛する同志を迎え入れるがごとし。みんな目をキラキラ輝かせながらハイタッチしています。
中には5000枚限定のTシャツをもらいに来ただけと思しき、少しテンション低めのお客さんも混ざっていましたが、「ハイハイハイハイハイハイハイハイ!」(だんだん早くなる)と掛け声と手拍子で気合いを入れる店員さんたちの熱意に取り込まれてしまったのか、結局「イエーイ!」とキラッキラなハイタッチを交わして入店していったのでした。
洗練されたデザイン、操作のしやすさといった製品自体の魅力に加え、たかが新店のオープンを参加型イベントにして、訪れた人をみんな同志にしてしまう。熱狂的なファンを獲得し続けるアップルの緻密な販売戦略を垣間見れた気がします。
Apple Store表参道公式サイト
http://www.apple.com/jp/retail/omotesando/
※この記事はガジェ通ウェブライターの「ろくす」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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